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処女性と結婚取り消し判決

 2008-06-01
ここ数日、メディアの一部をにぎわせているのが、結婚の取り消し判決。ある男性が、新妻が処女でなかったために結婚の取り消しを申し立て、リールの裁判所がこれを受け入れたもの。この判決は4月1日に出たものですが、5月22日に司法関係の雑誌の中でこの判例が取り上げられ、それをリベラシオン紙が5月29日に記事にし、それから全国的な話題になりました。

裁判所は、民法180条が定める「本質的な資質に問題があった場合、結婚の無効を求めることができる」という条項に基づいて、結婚の取り消しを認めました。

当事者であるカップルは、二人ともムスリム。彼らにとって花嫁の処女性は大事な問題でしょう。まあ、ムスリムでなくとも、処女性にこだわる人たちはいるのでしょうが(厳格なキリスト教徒とかどうなんだろう)。最近、この話題から派生して、処女膜再生手術の現象(実は新しいものではないのですが)なども取り上げられていたりするらしいです。

この判例に対する批判的な反応としては、大まかに分けて、ライシテ(政教分離)に関する点とフェミニズム的な点の二つがあるようです。

まず、カップルがムスリムであったことから、宗教的な価値観に基づいて結婚の無効性を主張し、裁判所がそれを受け入れたのは、ライシテの精神に反するのではないか、ということ。「この判決はコーランの法に従ったものだ」と言う声まで出ています。

また、この判決が処女性を「本質的な資質」と見なしたとして、女性蔑視、男女平等の理念に反するという批判も。「同様に男性が童貞でなかったからといって結婚の無効が認められるのか?処女性だけがこうした訴えの原因になりうる」との意見が上がっています。

まあ、男性の場合、童貞かどうか分からないだろうしなあ…とも思うのですが…。しかし、男性が性的不能だったために結婚の取り消しを許可された判例はあるそうです。処女性と性的不能は別もの(対にならないもの)ですけどね。

しかし、なんだか物議が一人歩きしてしまっている感じ。というのは、女性側の弁護士によると、「二人とも結婚の取り消しに合意しています。私の依頼人は、この辛い経験を早く忘れたいと思っているのです」とのこと。

この女性にとっても、結婚が無効になったことで離婚歴にならなかったのは良かったのかもしれませんし、なんともいえないなあと思います。

っつーか、私だったら「処女でなかったから結婚を無効にしろ」というような男なんか、こっちから願い下げだけどなー。
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