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パリ市長選まであと半年

 2007-08-29
昨日今日と、にわかに新聞紙上で再燃してきた、UMPのパリ市長選挙候補争い。2002年の大統領選に続き、2007年も候補が乱立した左派に「またか」と思ったけれど、次のパリ市長選では右派が2001年と同じ轍を踏みそうな気配。

2001年までは、右派がトップの座をまもってきたパリ市。架空雇用疑惑などもあり、それだけで右派のイメージダウンだった(と思うけど、パリ市民は案外無関心だったようだ)、加えて同じ党(RPR)から二人(チベリ前市長とセガン)も候補が出てしまい、票割れ。これぞ漁夫の利というか、社会党のベルトラン・ドラノエがその間をぬって当選しました。ま、左派の他党の票をうまくまとめたということもありましたが。

市長の座についてから、緑の党、共産党らと連合し、特に環境保護や二酸化炭素排出規制などに力を入れてきたベルトラン・ドラノエ。彼の推進してきた都市改革は、市民の間で評価が二分しているようです。

歓迎されているのは、大成功をおさめて毎年恒例となったパリ・プラージュ。もともとは、夏の間、交通量が減るパリ市内で、特にセーヌ河岸の自動車専用道路を閉鎖することから始められました。ドラノエ市長の最初の年は、ただ閉鎖しただけで歩行者天国にしたのですが、付近の飲食店などから「客足が遠のいた」と不満が出ました。そこで、二年目に、閉鎖した道路へ砂を輸送し、パリに浜辺を出現させることに。これがヒットとなって、それ以来、毎年恒例の夏の行事になりました。年々、このイベントは広がりをみせ、今年は、19区のヴィレット運河沿いでも開催されました。

それから、今年始まったヴェリブ。自動車ではなく自転車を利用してもらうことで、二酸化炭素排出量を減らそうという目的。ただし、ヴェリブの利用者は、もともと地下鉄やバスに乗っていた人が多いような気がします。それよりも、自転車利用者が大量に増えることで、ドライバーが道路を共有する他の利用者にもっと注意を払うようになったり、運転マナーが向上したりという二次的な効果は得られそうです。

反面、路面電車やバスレーン、自転車道路の拡張などのため、いたるところで工事が多発。そのせいで渋滞があるようです。また、もともと、駐車場を見つけるのには苦労するパリ。マイカーを路上駐車している人は少なくないのですが、その路上駐車区域が減らされているとかで、不満を持つ住民も。

しかし、その他にニュイ・ブランシュという文化的イベントを始めるなど(ドラノエさん、最初の年にパリ市庁舎の中で襲われて刺されたんだっけなあ…)、ドラノエ市長の人気は高い。

で、今のところ、ドラノエ市長再選と目されています。

panafieu.jpgそこを巻き返して、パリを取り戻したい右派。UMPは、過去から学んで、早めに候補者選びをしています。昨年、党内選挙で選ばれたのはフランソワーズ・ド・パナフュー。

でも、今回はちょっと早すぎたか?最近、噂になったのが、環境(とかその他諸々)相のジャン-ルイ・ボルローが市長選を狙っているというもの。UMPの中で、パナフューに候補を取り下げるように訴えている人たちがいるという話です。

今日のル・フィガロによると、ボルローを候補に望んでいる人たちが党内にいるようですが、あまりはっきりしていないらしい。また、本人は出馬への意志を否定しているとのこと。

ところで、昨日のル・フィガロには、パナフューのインタビューが載っていて、これから市長選に向けて選挙運動に本腰を入れる構えを見せています。他方、同日のリベラシオンでは、16区の議員、ベルナール・ドゥブレがパナフュー候補に異議を申し立てています。

というわけで、仲間割れの気配。

また、ドラノエ市長と組んできた緑の党も、選挙となったらライバル。以前、環境面での改革計画を支えてきた緑の党の補佐官が辞職したこともありましたが、緑の党にしてみれば、社会党の環境保護計画はまだまだ甘いというところなのでしょうか。建物に断熱材を入れることを提案しているものの、市長がこれに積極的でないことを批判しているようです。

どちらにしても、次の市長選では、環境問題が一番の目玉になりそう。パリ市民の環境問題に対する意識が高いことは、フランソワーズ・ド・パナフューも感じとっているらしく、ル・フィガロのインタビューの中でも、やたら「パリを環境都市に」と強調しています。

市長選まであと半年。ちなみに、ル・モンドに左派奮起の記事を書くなど、ドラノエさんも頑張ってる感じ。

参照:
Le Mondeより





Liberationより
「Paris, peine perdue pour la droite ?」

Le Figaroより
「Panafieu: «Je veux faire de Paris une eco-capitale »」
ところで、今日のル・フィガロの意見欄に載っていた、某団体による「ドラノエは見かけよりも弱い」とかいう記事。パリの地価が高くてもう誰も住みたがっていないとか、ドラノエ支持してるのはboboだとか、「はあ??」ってところがあって、頭の中が時々瞬間湯沸し状態に。どういう団体なのコレ?と思って検索したら、どうも右派系らしい。しかし、その団体のHPにあったヴェリブについての愚痴などを読んでいたら、なんかアホらしくてやってられんくなった。RIBを送らなくちゃいけないことがわかんなかったって……「わかりやすく書いてなかったからいけない」って!?いい大人が、信じられん。申請したのに返事がこないとかは、まあこの国じゃあよくあることだし、同情を感じないでもないけどね。たしかに、色々不具合あるし、私も今日はヴェリブに乗って帰ってきたら、うちの最寄スタンドが満車で、結局遠くまで置きにいくハメになって、20分もロスしたわよ。でも、このシステムも始まったばっかりだし、スタンドも増える予定だし、そういうのってまだこれから調整されるだろうし、評価を下すのにはまだ早すぎると思うんだけどなあ。(JCドコーさん、頼みます。)それとも、ただ愚痴りたいだけなのか?

こんなんでドラノエが負けたら、ほんとにヤダなあ。
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