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牙を研ぐセゴレーヌ

 2007-06-23
国民議会選挙の二次選の夜、セゴレーヌ・ロワイヤルとフランソワ・オランド離縁の予期せぬ報道。実はこれ、翌日(月曜)朝のラジオ番組まで公表されないはずだったらしい。といっても、土曜日に既に収録されていて、そこでセゴレーヌ・ロワイヤルがフランソワと別居していることを明かしたそうだけど。

070622223602.zsrphxcd0_l-ancienne-candidate-socialiste---la-presidentiellb.jpg月曜の夜、TV討論番組を見ていたら、この離縁報道についてル・フィガロの編集長が、「セゴレーヌ・ロワイヤルは発表の時期、また発表すること自体を政治的に計算していたのではないか」と述べていました。つまり、総選挙で社会党の大敗が予想されていわけで、その責任は書記長のフランソワ・オランドにあるはずなので、総選挙直後、彼の立場が衰えたところで離縁を発表することで、彼を押しのけて自分が社会党のトップに立つために有利になる、という計算だ…と。また、大統領選中のカップルの動向を暴露した「運命の女」を書いたル・モンド記者は、「『フランソワ・オランドにうちを出て行ってくれと頼んだ』という文章の形式は、まるで大統領が首相に向かって言うもののようだ」と指摘していました。うーむ、政治家の語彙とか文章形式って、インタビューとなったら、内容がプライベートのことでも自然と政治領域のそれになるのかなーとも思うし、そこまで計算していたとは思えないのだが…。確かに、「運命の女」で提示されているテーゼ(それまでロワイヤル女史はオランド氏に遠慮気味だったが、オランド氏が浮気して、二人の関係にひびが入ったため、ロワイヤル女史が大統領選立候補を決意した)によれば、セゴレーヌ・ロワイヤルがフランソワ・オランドと別れることで、今後、彼女がトップに向かって突進する可能性はあると思います。そして、ル・フィガロの人が言うように、彼女が本当にそこまで計算高かったのだとしたら、それだけ政治能力があるということで、これからまだまだのし上がれるような。

で、その後、段々と、やっぱり計算ずくのことだったのかな~という気がしてきました。

昨夜、テレビに向かって「はあ!?」と聞き返してしまったニュースが。セゴレーヌ・ロワイヤルがインタビューで、大統領選の政策要綱に挙げた「35時間制の拡大」と「月収1500ユーロまでのSMIC(スライド制最低賃金)引き上げ」について、「信憑性がなかった」と述べた、とのこと。

今頃になってそりゃあないんじゃないの、思ってても言わないでよ、自分の掲げる政策要綱に疑いを持ちながら選挙してたらそりゃあ負けるわ、あなた…と思いました。

とはいえ、私も「今更」ですが、「35時間制の拡大」には実は賛成できなかった。大体、セゴレーヌ・ロワイヤルは、社会党の中で、中小企業のためにも35時間制を緩和させるべきだという立場にあったはずなのに、大統領選になって反対のことを言い出したのでヘンだなあとは思っていたの。一次選と決選投票の間のフランソワ・バイルーとの討論でも、バイルーに「あなたは35時間制を見直すべきだと言っていたじゃないの」と突っ込まれていた覚えが…(しかし、それには「今でも35時間以上働くことは法的に可能だ」と切り替えして、それ以上は突っ込ませなかったような)。
それと、SMICは上げるべきだと個人的には思うけれど、一気にあげられないのが現実だと思っていました。5年後に1500ユーロを目標…というのを聞いたときは、「譲歩したかな」という印象を受けました。このSMIC引き上げも後から付け足しみたいに言われ始めた案。最初はあまり乗り気じゃなかったというか、特に数字についての明言を避けている雰囲気だったと思います。結局、「左の左」を納得させるための案という感じだったなあ。
でもとにかく、SMIC引き上げ案のおかげで、「左派」という刻印を浮き出させた気はします。

で、セゴレーヌ・ロワイヤルが言うには、その「信憑性のない政策案」は、ローラン・ファビウスの看板だったそう。

ん~~~、これはオランド後の書記長の座争いに入ってる?
オランド書記長は、予め決まっている通り、2008年の総会まで辞任しないと言っていますが、次のトップと噂されているのは、大統領選候補と同様、セゴレーヌ・ロワイヤルかドミニク・ストロス-カーンかローラン・ファビウスか、といったところ。というわけで、まずはファビウス落しでしょうか。
それから、大統領戦からこっち、左派の緊急課題として「左派の現代化」というのが挙げられていますが、もともと中道寄りのロワイヤル女史は、彼女のアイデアが経済面で従来の左派的観念にとわれていない、とアピールしたいのでは。

世論調査によると、社会党のトップになって欲しい政治家として、ドミニク・ストロス-カーンが1位、セゴレーヌ・ロワイヤルが2位。調査対象が社会党支持者に限られると、順位が入れ替わります。

しかし、今、牙を研ぎ始めたセゴレーヌ。もし時機をうまくつかむことができたら、本当に党のトップに立つかもしれません。

参照:
Le Mondeより

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