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エリック・ベッソン+アズズ・ベガグ=フランソワ・バイルー

 2007-04-28
今週の火曜、カナル・プリュスの「グラン・ジュルナル」に、エリック・ベッソンとアズズ・ベガグがゲストに迎えられていました。

エリック・ベッソンは、長年社会党ジョスパン派に属し、セゴレーヌ・ロワイヤルの選挙運動の幹部でしたが、この2月に離党、「誰がセゴレーヌを知っているか?」という暴露本を出版。更に、一次選直後、「左派だがサルコジ氏を支持する」と表明した人物。
また、アズズ・ベガグは、ついこの間までド・ヴィルパン内閣の機会均等担当大臣を務めていましたが、ニコラ・サルコジとの確執を暴露した「浴槽の中の羊」という本の出版を期に辞任。大統領選ではフランソワ・バイルー支持を表明していました。

ベッソン氏は、ロワイヤル候補の選挙運動、そして社会党から離れることになった経緯については、本に書いてあるとのことで、特に繰り返して主張しませんでしたが、サルコジ氏を支持した理由については明確に説明しようと試みていました。つまりは、彼自身、セゴレーヌ・ロワイヤルの経済政策案に同意できず、フラストレーションが溜まっていたようです。サルコジ氏が経済相だったときに、国民議会でベッソン氏が彼を追及している場面が流されると、本人も「たしかに、社会党に席を置いていた当時は、彼を批判していたし、こういう映像を流そうと思えばいくらでも見つかる」と認めつつ、「ニコラ・サルコジとは長年の友人」だそうで、社会党にいたときはUMPに対抗する立場をこなしていただけ、というようなことを言っていました。最近、サルコジ氏から電話を受け、直接会って話し合ったところ、彼の経済政策方針に同意し支持する気になった、とのこと。「セゴレーヌ・ロワイヤルよりもニコラ・サルコジの方が大統領に適している」と述べていましたが、どうも経済政策の点でそう言っているようでした。

続いてアズズ・ベガグのインタビューとなったのですが、実はエリック・ベッソンの本より売れているらしい。彼の話は、本の内容と重なる部分が多かったようです。
私はこの本の抜粋しか読んでいません。しかし、それを読んだとき、サルコジ氏がこの暴露本の内容の真偽を問われ、何故「アズズ・ベガグとは会ったことなどないはず」と答えたのか、謎が解けた気がします。抜粋部分によれば、ベガグ氏は、サルコジ氏との軋轢が始まって以来、ずっと彼と彼の取り巻きに存在を否定されつづけ、閣僚会議で顔を合わせても無視されるか「あれ、お前、まだいたの」と蔑まれるか、という日々が続いたのだそうです。また、マスコミにも、ベガグ氏のことには触れないようにお達しが回っていた、とのこと。つまり、サルコジ氏が「アズズ・ベガグと会ったことがない」と答えたのは、事実に関係なく、最後までその存在を否定するというベガグ氏本人への攻撃だったのではないか、と思われます。
さて、番組中、ベガグ氏はインタビュアーに「何故さっさと辞めなかったのか」と訊かれ、「彼らが期待していたのは、自分が辞めることだった」とし、それに屈したくなかったこと(殆んどいじめっこといじめられっこの闘いですな、コレ)、また、責任ある仕事を中途で放り出したくなかったことを説明していました。
別の質問で、「あなたはちょっと(世間知らずという意味での)ナイーブだったのではないですか?」とも訊かれていましたが、それに対して「私がナイーブだというのなら、政治家を信用したいと思っている何千万人ものフランス国民がナイーブですよ!」と返答。たしかに。それに、もし彼がナイーブだったというのなら、長く政治家をやってきて、社会党内の圧力を告発しつつ離党したエリック・ベッソンもナイーブだったといえるのでは。
アズズ・ベガグは、「死ぬまでアンチ・サルコジ」であることを宣言しており、二次選ではサルコジ氏に投票しないと断言。かといってロワイヤル女史に投票するかどうかは明言を避けました。この生放送があった日は、フランソワ・バイルーの記者会見前で、「もしバイルー氏がサルコジ候補への投票を呼びかけたらどうしますか?」という問いもありましたが、苦笑いしつつ「後戻りはしないと思う。フランソワ・バイルーはヒューマニストだし、私たちは確信を持っている」と答えていました。

このエリック・ベッソンのサルコジ候補支持表明とアズズ・ベガグのアンチ・サルコジ的態度の説明が、結局はフランソワ・バイルーが記者会見で発表した見解に一致するのではないかと思います。

でも、それならエリック・ベッソンはフランソワ・バイルーにつけばよかったのになあ…?
余談ですが、アズズ・ベガグの暴露本の抜粋によると、サルコジ氏の右腕、ブリス・オットフには、国民議会で同じ列に座ると露骨に「どけどけ、フィッサ、どけ!」と言われたそうです。「フィッサ」とはアラブ語で「急げ」「早く」の意味らしいのですが、ベガグ氏はこの言葉を聞いたとき「こいつはまだ植民地時代にいると勘違いしてるんじゃないか」と思ったとのことで、UMPは北アフリカ系移民のフランス人を入閣させたことをアピールしたけれど、結局、根強く残る差別を露呈したかたちになったと思います。

この国では、みんな「人種差別」について話すけれど、充分に話されることはない…とは、ある黒人の若者の言葉ですが、実感します。
「人権の国」と自負するフランスで、徐々にそれが損なわれているのではないかと自問するべきだし、ニコラ・サルコジのような人物を大統領に選ぶことがどれだけ恥なことかを、フランス人は考えてみるべきだ。
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