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「昨日の敵は今日の友」、または「昨日の敵は今日も敵」

 2007-03-14
一時期、シラク派とサルコジ派の分裂が著しかったUMP。シラク大統領が引退宣言した翌日、早速「最後のシラク派」ドミニク・ド・ヴィルパンがニコラ・サルコジ支持を表明。スタンドプレー的言動が目立つ内相と内閣のまとめ役であるべき首相の、ちぐはぐな印象を与えた二人三脚や、クリアストリーム事件での両者間のもめごとなど、信頼関係を築いているとは思えない二人。今までもUMP唯一の候補者であるサルコジ氏に対し、支持する意向を見せつつあまり積極的な様子ではなかったヴィルパン氏が、ここへきてはっきりと支持表明したことにちょっと驚きました。「昨日の敵は今日の友」?
シラク大統領もサルコジ氏を応援するだろう、というのが大方の見方だし。

070308200612.pmwmgoel0_l-ex-ministre-centriste-simone-veil-et-le-candidatb.jpgまた、先週の8日、国際女性週間の初日に、シモーヌ・ヴェイユがニコラ・サルコジ支持を発表。彼女はジスカール・デスタン大統領下で3度の大臣経験があり、特に中絶法を認めさせたことで有名。つまり、フェミニズムの人たちからも評価がある人。そのシモーヌ・ヴェイユがその日にサルコジ支持を表明したことは、多少なりとも世に象徴的インパクトを与えたかも。更に、彼女は、強制収容所から生還したユダヤ人としても知られています。フェミニズムに関わらず国民にも人気があり、フランス人が好む人物の中で25番目だそう(ちなみに1番は相変わらずジネディン・ジダン)。
ところで、シモーヌ・ヴェイユは、もともと中道右派UDF所属の人。では、何故UDF党首のフランソワ・バイルーの後援につかないのか?実は、1989年のヨーロッパ議会選挙で、ヴェイユ候補の選挙運動を担っていたのがフランソワ・バイルー。彼女はこの選挙で大敗し、以来、バイルー氏との関係が悪いらしい。また、1993年にバラデュール内閣で大臣を務め、1995年の選挙ではバラデュール候補を支持しており、そのときからニコラ・サルコジとは仲が良かったようです。
ただし、シモーヌ・ヴェイユ本人によれば、友情だけで彼を支持するわけではないそう。サルコジ氏の「優しさ」「多大な理解力」「仕事能力」などを認めており、「中道派」に属していると自負するヴェイユ女史にとっては、サルコジ氏こそがUMP内の真の中道派なのだそうです。
そして、バイルー氏支持を考えたことがあるかと聞かれ、「全然!」との答え。彼女によればバイルー氏は「中道派の代表などでは全くない」そうで、「彼は自分自身を表現しているにすぎない。彼と行動を共にしている人たちを御覧なさい、かつてUDFにいたような人たちではないのですから」とのこと。

この話を聞いたときには、ジャック・シラクとニコラ・サルコジの関係にしろ、選挙運動にまつわる経験は根が深いのかしら…と思ってしまいました。
「昨日の敵はやっぱり今日も敵」?

070313151154.vjrwu36r0_le-ministre-delegue---la-promotion-de-l-egalite-deb.jpg同じく「根に持つタイプ」らしいのは、アズズ・ベガグ機会均等相。彼はこの1年半、ニコラ・サルコジと口をきいていないらしい。1年半とは、2005年11月に世間を騒がせた郊外暴動の際、サルコジ氏の発言を批判して以来ということ。あの事件が続いた間、その批判に対するサルコジ内相の非難の激しさに驚いたと述べており、サルコジ候補に投票しない意向を明らかにしました。
かといって左派セゴレーヌ・ロワイヤル候補に投票する気もないらしい。曰く、「1981年に社会党が勝利をおさめたとき、人種多様性を尊重する国家を築くと約束したのに、現在の共産党所属、社会党所属の国民議会議員にアラブ人も黒人もいない」、25年に及ぶ虚言に「もううんざり!」とのこと。「私は恨み深いし、絶対に忘れない」人だそう。
というわけで、「消去法でいったら誰に票を投じるつもりかわかるでしょう」と、フランソワ・バイルー支持を暗示。

政治界も色々ありますなあ。

参照:
Yahoo Franceより

「Simone Veil officialise son soutien a Sarkozy et attaque Bayrou」(AP)
「Le ministre Azouz Begag laisse entendre qu'il soutiendra Bayrou」(AFP)
Le Nouvel Observateurより
「A peine ralliee a Nicolas Sarkozy,Simone Veil tape sur Francois Bayrou」
Le Mondeより

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