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ル・ペンの署名集めをサルコジが応援

 2007-03-06
大統領選正式候補としての条件、500の推薦人署名を提出する期限(3月16日)がせまってきています。
UMPやPSといった大きな政党の候補者と違い、極右・極左の小政党はこの署名集めに一苦労。

特に毎選挙、署名集めが難航しているとメディアで取り沙汰されるのは、FNのジャン‐マリー・ル・ペン。今年も例外ではありません。極右政党の候補者に推薦署名を送るというのは、右派とはいえ中道ならば確かに二の足を踏みそう。
また、他政党候補者に推薦署名しないように上部からの圧力があるため、極左側候補者はPS所属者からの署名が得られないという噂。多数候補による左派分裂を招いた前回の轍を踏むことを危惧しているのでしょう。

先月の終わり頃、極右政党MPFのフィリップ・ド・ヴィリエが、「ジャン‐マリー・ル・ペンは署名が集まっていないと言うが、それはウソ。既にちゃんと揃っている。メディアを利用して宣伝しているだけ」というような発言をし、後にル・ペン氏が「ウソではない。名誉毀損で訴える」と応えるという小競り合いもありませした。ル・ペン氏は、署名が規定数に達していないことを強調し、「前回の選挙で、市民の支持を得て二次にまで選出された候補者が、署名が足りずに出馬できないなんておかしい」と言っていました。

070305212821.bu7139he0_nicolas-sarkozy-le-5-mars-2007-sur-le-site-d-airbub.jpgさて、今週月曜(5日)、ニコラ・サルコジが国営TV放送フランス3に出演し、いまだ署名数が足りないオリヴィエ・ブザンスノとジャン-マリー・ル・ペンが出馬できるよう「尽力する」と発言。曰く、ル・ペン氏の状況のみならず、ブザンスノ氏のことも鑑みての考え、とのこと。ブザンスノ氏が極左を代表する人であり、ポジションがサルコジ氏と全く異なるとはいえ、「ブザンスノのような人物が大統領選挙に参加できないというのは残念なことだと思う」とし、「私はル・ペン氏の考え方に対抗してきたが、ブザンスノ氏やル・ペン氏が自身の考え方を主張できるように尽力する」と述べています。また、「民主主義(デモクラシー)は、少数の人々によって独占されるべきではない」とも。
UMPは、特定政党に所属しない議員たちに、署名数が充分でない候補者たちの推薦人になるよう呼びかけました。例え小政党でも、国内で確かに存在してい政治的志向を代表する候補者が出馬できないのでは「民主主義」を傷つける、という考えらしい。

ところで、先週の金曜(2日)、日刊紙ル・フィガロに、「L'UMP veut donner un coup de pouce au FN(UMPがFNの後押しをしたがっている)」という記事が(リンク先無料購読期間は、いつものように限定されていると思われます)。これによると、ジャン‐マリー・ル・ペンが署名を集められず出馬できないとなると、ニコラ・サルコジに非常に不利になり、危険な状況になることが、多くの世論調査分析により指摘されているとのこと。
どうするつもりか、と訊かれて、サルコジ氏は「自問している。既に用意された解決策はない」と答えたそうです。ライバル候補者たちからつつかれるのを怖れて、UMP党員に大っぴらに「ル・ペン氏の推薦署名をしろ」とも言えないし、複数右派によるル・ペン署名運動を秘密裡に組織するのは危険すぎる。
一月末、サルコジ氏は、「世論の一傾向を代表する候補者」としてル・ペンが出馬することは「望ましい」と述べており、「民主主義のため」という面を強調しています。加えてUMPは「推薦署名することは、その候補者の政治傾向を支持することではない」という線を張り、ル・ペン氏への署名を推進。しかしUMP党内でこの論拠が功を奏したとは言い難く、ル・ペン氏へ推薦署名をする意志を表明したのはたったの二名。農村市町村長団体の代表、ジェラール・ペルティエは、「ボルドー市長、マルセイユ市長、ヌイイ市長(=ニコラ・サルコジ)が、ル・ペン氏の推薦署名をするという手本を見せてくれたら」自分もやるだろう、と皮肉っています。

というわけで、ル・ペン氏とブザンスノ氏の署名集めに協力したいという発言の裏には、先週のル・フィガロで記事になったような状況がある…ということ。これはどうやら、ジャン-マリー・ル・ペンが不出馬となると自分に不利になるので是非署名を集めてもらいたいが、尤もな理由がなければ手助けできないので、「民主主義」という大義名分を借りて呼びかけ、更に自分の打算を隠すためにル・ペン氏の対極にあるブザンスノ氏の名を出して釣り合いをとって体裁を整えた、という感じ。
デマゴジーもいいところです。
本当に「民主主義」云々の為だったら、署名が集まらず苦労している候補者は他にも多々いるわけで…例えば緑の党のドミニック・ヴォワネや、UMPと袂を分けたニコラ・デュポン-エニャン、極右政党のフィリップ・ド・ヴィリエなど、そういう候補者全部に対して尽力すべきなのでは?
ちなみに、フィリップ・ド・ヴィリエは「皆、ル・ペンやブザンスノを救うべきだと言っているが、私のことは誰も問題にしていない。私自身は、ヴィリエ候補を救うために尽力する」と述べたそうですが…皮肉まじりとはいえ、哀愁を感じますな…。

参照:
Yahoo Franceより

「Sarkozy "se battra" pour que Besancenot et Le Pen aient leurs parrainages」(AFP)
「Le Pen "sauve par le systeme", ironise Philippe de Villiers」(AFP)
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