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ワインの広告とニコラ・サルコジ

 2007-02-27
以下、ワインに興味あるものとして注意をひかれた記事。

大統領選候補者ニコラ・サルコジが、ロワールのサンセール地方を訪れ、ワインの広告を許可する方針を示しました。

le-candidat---la-presidentielle-nicolas-sarkozy-bob.jpgサルコジ氏は、アルコールを全く飲まないそうで(公の場だけ?)、これまでは酒倉見学でも味見を断ってきたとのこと。今回は、生産者や地元議員らによって準備された試飲会で二口ほど飲んだそうです。

フランスでは、アルコール関係の広告に厳しい制限があります。1991年のエヴァン法によって、テレビと映画館でのアルコール商品の広告は一切禁止。また、若年層向けの雑誌、未成年が聞くラジオ番組での広告も禁止されています。その他、広告が認められている範囲でも、必ず警告文を添えなければいけません。
ワインについては、更に広告しにくい状況になっているらしい。地方特産としてはいいが、地方銘柄で広告してはいけない…ということなのですが、よくわかりません。ワインの地方銘柄が一般地理的呼称と違うことが関係しているのかな?

この法律は、国民の健康に関する議論から出てきたもの(なので、アルコールに限らずタバコに関する法でもあります)。特にアルコール中毒への対処を主眼とした法ですが、議論の中ではアルコール過剰摂取による病気、アルコール摂取後の運転による交通事故なども問題にされたようです。

その甲斐あってか?フランスの飲酒率は減っており、「食事には必ずワイン」という観念は(特に若者の間で)すたれてきています。
また、近年、ニューワールドのワイン、すなわちカリフォルニアや南米、オーストラリアのワインが市場を占める割合が増えてきており、フランスワインは低迷気味。
そんな状況の中、フランスのワイン生産者としては、宣伝することができればもうちょっと市場が広がるのでは、と考えるところでしょう。

サルコジ氏は「ワインはドラッグではない。ワインをタバコや薬物と混同するのは間違いだ」とワインを擁護。更に「ワイン用ぶどう栽培は、単に経済的活動ではなく、フランスの伝統、個性、技能である」とし、ワインの文化属性や、生産者の労働の成果としてのワインという面も強調。「節度あるものあれば、ワイン消費についての広告を認める」という立場を明らかにしました。

参照:
Yahoo Franceより

「Sarkozy fait les yeux doux aux viticulteurs」(AP)
Le Mondeより

ところで、フランスワインの低迷は本当に広告だけに焦点を絞るべきだろうか?
例えば、ニコラ・サルコジは「フランスのワイン用ぶどう生産者に同等の武器を備えさせなければ、全世界の生産者と競合させることはできない」と言っていますが、ニューワールドのワインに市場を食われつつあるとしても、それは広告効果と関係ないのでは。だって、他国ワインだってアルコールには変わりなく、「同等」にフランスで宣伝できないんだから。それとも他のことを言っているのかなあ。経済援助とか?
また、「フランスの生産者やぶどう栽培農家と同じだけのクオリティ」を求めないような「生産物に、フランス市場を開放するつもりはない」と述べていますが…それって、ニューワールドのワイン生産者に失礼だよなあ。
スーパーで売っている日常用フランスワインと、専門店で扱われているニューワールドのワインを飲み比べてみたらいい。フランスワインの質をどれだけ誇れるか、話はそれからだ。と言ってやりたいところですね。
まあ、実際にどういう文脈で言ったのかわからない部分が多いので、真意のほどは知れませんが。

前にも書いたかもしれませんが、フランスにおけるワイン産業のパラドックスは、日常用ワインの売上げが落ち込んでいる一方、ワインに興味のある人の数は上昇傾向にあるということ。市民文化センターのワイン講座なんてすぐに満席だし(出遅れて登録できなかった私)、プライベート施設でやっているワイン講座はかなりのお値段なのに盛況だという。消費者層が狭まっている割に、一人あたりの消費額が高くなっているんだろうな、という感想。
広告云々よりも、そういう市場傾向を考慮に入れて、もうちょっと違う観点から討論すべきなように思うのですが。

正直、美味しくない安ワインを無理して飲むことはない、と私は思います。以前は、日常飲みワインとして、ケチってスーパーの安ワインしか買ったことなくて、そんなに好きじゃなかったし、実際、全然飲まなかったのです。買うとしても一年に数本程度でした。やっぱり、そんなに「美味しい!」って思わなかったからじゃないかな。頭が痛くなったりするし。
大体、美味しくないものを喜んで飲食する気がしない、って普通じゃない?アルコール飲料は他にもあるんだし。
それに、正直言って、あんまり安ワインばっかり飲んでいると体を壊しそうな気もする…。
食習慣やワインの文化的価値におんぶして、どうでもいいようなワイン造りをしてたらやっぱりダメなんじゃないか、というのが個人的意見。
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コメント
支持率低下の囁かれるサルコが、エコロ系に疑問を抱くワイン製造者層を抱き込もうとしている、といったところでしょうか。

先日お宅にお邪魔した際にはワインをしこたまいただき、最後のほうはよくわからなくなってました。ごめんなさい。出していただいたお料理、死ぬほどおいしかったです。これに懲りず、また呼んでね。御同居人にもよろしく。

ワインぐらい飲まないと、人間大きくなれないよ、サルコ。(←自己弁護)
【2007/02/28 00:53】 | mikeko #- | [edit]
普段全然お酒を飲まないくせに、大統領選前になってちょっと飲んでみせる、なんて、パフォーマンス以外の何ものでもないな~と思いました。別に、「僕はアルコールがダメなので」と断って、「でもワイン産業を支援する」と約束することはできると思うんだけど。パフォーマンスってところが余計に白々しく、広告許可案もその場の思いつきって感じ。
この記事のル・モンドの読者コメントを読んでみたら、サルコ叩きばっかりでした。サルコ支持者でも、ちょっと失望した人もいるっぽい。
まあ、この国では、政治宣伝の成果あってか、アルコールに対する悪いイメージが定着していることもあるかもしれませんが…(そんなにアルコールを目の敵にしなくても、と思う反応が多々ある。アルコールそのもののせいじゃなくて、過剰に飲みすぎたり中毒になったり飲酒運転したりするせいで死を招いているのに…とお酒好きとしては残念に思う)。

この前、無事に帰れましたか?遅くまでお引止めしてごめんなさいねー。同居人もかなり酔っ払っておりました。私もちょっと飲み過ぎて、翌日を棒に振りました。反省。
今度は寒いうちにラクレットをしましょう。

最近、テレビでサルコジの演説の抜粋なんか聞いていると、器の小さいやつだなーまだまだだなーと思う今日この頃。
ワインっていうか、牛乳を飲んだ方が…背が……。

mikekoさんの落ち着いた雰囲気は、ワインのおかげなのかしら。
ちなみに私の場合、ワイン飲むと、人間というよりお腹が大きくなります。
【2007/02/28 22:48】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]












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