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ニコラ・サルコジにまつわるいくつかのニュースのその後

 2007-02-12
先日お伝えした「ニコラ・サルコジにまつわるいくつかのニュース」について、その後、サルコジ氏につきまとう疑惑を晴らすニュースが。

h_4_ill_865443_thomas_hollande.jpgサルコジJr.のスクーター盗難事件で犯人の断定にDNA鑑定を行ったことから、社会党やUDFから「警察は内相のためにあるのではない」といった非難の声が上がっていました。が、実はそれより以前の2003年11月、社会党書記長のフランソワ・オランドと大統領選社会党候補のセゴレーヌ・ロワイヤルの息子、トマ君のスクーターも盗難にあい、容疑者断定のためにDNA鑑定が用いられていたそうです。そのうえ、普段は殺人や銀行強盗などの事件の捜査をしているパリ警察の一チームが、この盗難の解決に当てられたとのこと。しかし、サルコジ氏の息子の場合と違い、それでもスクーターは見つからなかったそうです。

この件について、最初、ル・モンドがロイター通信から伝えた記事を読み(多分手を加えていないと思われ)、それから読者の反応をうかがっていると、「盗まれたスクーターが見つかっていないのに、なんでDNA鑑定ができるのか?」というコメントがあり、「うーん、たしかに…」と考えさせられました。DNA鑑定って、犯人が残した毛髪とか唾液から行われるんですよね?スクーターがあった場所に、容疑者のものと断定できるようなDNA鑑定可能な形跡があったんだろうか?路上ならそれは難しいような…。それに、容疑者が捕まっていないんだったら、DNA検査をしても仕方ないんじゃないのか?

で、ル・フィガロを読んで納得(アナログ版とWEB版では記事が若干違いますが、私が読んだのは前者。でも、一応、すぐに切れそうなWEB版リンクを下に貼っておきます)。それによると、トマ・オランドは、パリ11区で、とめてあった自分のスクーターに乗ろうとしたところを若者グループに襲われ、スクーターをもっていかれてしまったのだそう。呆然とした彼はお父さんに伴われて警察に行き、手続きをとったとのこと。
それならば、犯人が被害者を襲ったときに何かDNA鑑定可能なものを残していったと考えらるので納得できます。それにWEB版には書いてないけれど、容疑者と思われる何人かとガラス越しに対面したトマ君はそのうちの一人に見覚えがあると言い、警察が捜査を続けたものの、その容疑者が持っていたバイクのキーはトマ君のスクーターのものではなく、結局、スクーターも犯人も見つからなかったらしい。

そういうわけで、「スクーター盗難事件にDNA鑑定」というのも、サルコジ内相の家族だけ特別ってわけではなかったようです。
ル・フィガロの記事の最後のところに書いてあるのですが、政治家や歌手、俳優、大企業の社長といった人たちの家族に関しては、こうした大捜査がよく行われているそうです。じゃ、やっぱり、一般市民の盗難事件にここまでやってくれるわけじゃないってことで、UDF党首のフランソワ・バイルーが「この国には不平等がある」ともらした不満は正しいわけね。

さて、もうひとつ、公開討論番組について。
大統領選に向けてTF1で始まった公開討論番組が、ラファラン前首相の側近だったドミニク・アンビエルとニコラ・サルコジのコミュニケーション顧問であるフランク・タピロによって準備されたものとカナール・アンシェネ紙が報じたことから、フランソワ・バイルーは驚きを表明するとと共に番組出演を断る可能性を示唆しました。
ル・モンドによると、アンビエル氏はタピロ氏との協同によって番組を準備したとする報道を否定。アンビエル氏は、内閣から離れて以来ニコラ・サルコジとの関係があまり良くないうえに、彼の会社は単に番組の製作に携わっているだけで、編集の権利はTF1にある、と説明しています。
結局、アンビエル氏と電話で会談したバイルー候補は、26日の出演を承諾。

一方、フランソワ・バイルーは、独自に調査も進めた様子。ニコラ・サルコジの回に参加したフレデリック・ポワトゥさんに電話し、直接話を聞いたらしい。物真似芸人ジェラール・ダアンによる冗談かと思いきや本物のフランソワ・バイルーからの電話に、ポワトゥ氏は「ニコラ・サルコジは本当に、私たちが質問しようとしていた内容について知らなかったと思う」と正直に答えたそうです。ある質問者の職業についてサルコジ氏が知っていたことについては、「何も不思議なことはないですよ、ちょうどサルコジ氏の目の前にあったモニターに質問者の職業名が出ていたんですから!」とのこと。

この番組に参加した一般市民の質問者は拘束時間が長く、地方から来た人はホテルに一時カンヅメ状態だったらしい。それも質問内容や政治指向などが他にもれないため、という注意からだったと思われます。

TF1報道責任者のロベール・ナミアによると、第一回目のゲストがニコラ・サルコジになったのも、セゴレーヌ・ロワイヤルとどちらかくじ引きで当った方を一回目に呼ぶつもりでいたところ、ロワイヤル女史が2月後半の方がいいと言ったので、とのこと。

しかし、ニコラ・サルコジとセゴレーヌ・ロワイヤルは、一人で一回放送分を受け持たせてもらえるのに(サルコジ氏は2時間近く出演)、ジャン-マリー・ル・ペンとマリー-ジョルジュ・ビュッフェとフィリップ・ド・ヴィリエとオリヴィエ・ブザンスノは4人で一回だけ、一人約30分…ってのは、やっぱり不平等なのではありませんか?たしか、以前フランソワ・バイルーがメディアは二大政党だけをクローズ・アップしていて不公平と抗議したとき、TF1とPPDAは「各候補者に同じ発言時間を与える討論番組をやる」と答えたはずなんだけど…?

参照:
Le Figaroより

「Les grands moyens aussi pour le scooter du fils Hollande」
Le Mondeより



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