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キャンデロロ語録(2007年ヨーロッパ選手権編)

 2007-01-28
22日から今日まで、ポーランドのワルシャワにてフィギュアスケートのヨーロッパ選手権が行われていました。

TV中継はあったようですが、ケーブルTV局での放送がほとんどだったようで、うちでは見られませんでした。
delobel-shoenfelder.jpgただ、週末は国営放送フランス2でも放送していて、金曜夜のアイスダンスの最終日(フリー演技)だけ見物。フランスのデロベル・ショーンフェルダー組が前日まで首位にたっており、後から追っている強敵ロシアペア、ドブニナ・シャバリン組に抜かれずに優勝できるか?というハラハラドキドキの緊張中継でした。

実況中継は、おなじみ、ネルソン・モンフォールとアニック・デュモン、そしてフィリップ・キャンデロロ。
いやあ~、ほんといいキャラ出してますよ、このトリオは。

キャンデロロの相変わらずのコメントに、思わず吹き出すことしばしば。手を支えに使わないリフトを見て「あっ、これは、自分のうちでも試してみると面白いでしょう、素敵な奥さんと」とか。一瞬、ぽかーんと口を開け放してしまった。

でも、職場で話していたら、同僚二人は「キャンデロロは控え目になったみたい」「キャンデロロが大人しくなってちょっとつまらなかった」という意見。やっぱり昨年のトリノ五輪で荒川選手に対するコメントが侮辱的だという抗議があったりして問題になったせい?
そう言われてみると、今回は、キャンデロロのコメントよりも、アニック・デュモンの突っ込みが面白かったかも。

annaeluca01g.jpgイタリアのカッペリーニ・ラノッテ組の演技の途中、アンナ・カッペリーニの衣装がほつれたらしく、それに気づいたキャンデロロが「紐が腿に垂れてますね、これはくすぐったいですよ」とコメント。「集中力が乱されて演技に影響する」ということを言いたかったらしいのだけど、なにせキャンデロロ。アニック・デュモンがすぐさま「彼は女の子のスカートの専門家。よく見てるわね」と突っ込み。
それから、ネルソンがロシアペアにインタビューしに行き、「英語はダメ、フランス語ならちょっとだけ」とキュートに笑って断るオクサナ・ドムニナとやりとりしている間、「あぁ、ネルソン、あんまりそこにくっついてちゃダメだよ」と羨ましそうなキャンデロロ。そのすぐ後、「でも僕もここでいい思いをしてるよー、アニックがいるからね」とフォローを入れたものの、アニックに「あらまあ、あなたもずいぶん進歩したわね」とまたも突っ込まれ…。

skates.jpg結果のほうは、フリーだけの点数ではドブニナ・シャバリン組が100.39という高得点をマークして1位、デロベル・ショーンフェルダー組は99.19で2位。しかし、総合点でフランスペアが199.47を獲得、199.16だったロシアペアから僅差で逃げ切り、見事初優勝。世界チャンピオンのブルガリアペア、デンコワ・スタヴィスキー組は3位。

このフランスペアは、トリノ五輪で4位に終わり、とっても悔しそうでした。昨年のヨーロッパ選手権でも4位だったとか。「呪われた4位」からの脱出、と解説者たちも大喜び。

見ていないのですが、男子シングルもフランス人のブライアン・ジュベールが優勝したそうだし、フランスもなかなかフィギュアスケートが強いですね。

ところで、トリノ五輪のキャンデロロ発言ですが、自分の書いた間違いに後から気づきました。でもそのままにしていました。ここでお詫びと訂正を(非常に遅ればせながら)しておきたいと思います。

キャンデロロが言ったのは「Elle merite un bol de bon riz」ではなく「Elle merite un bon bol de riz」で、「美味しいご飯を食べる価値がある」ではなく「ご飯をいっぱい食べる価値がある」という意味でした。ごめんなさい。

それでもやっぱり私はこのコメントが特に差別的・侮蔑的と思わないのですが…。そこで、フランス人にとってはどうなんだろう?と思い、友人の意見を聞いてみたことがあります。
その人の意見では、「日本人」は「ご飯が好き」というステレオタイプに当てはめていることが差別的と見られる、とのこと。それも「充分に」「いっぱい」食べる価値があるというところが、ちょっとバカにしているみたい、と。

でも、納得いかないのは、日本食には白飯がつきもので、和食といったら「白飯+おかず」、白飯が主食と言われていて、日本人はご飯を食べる、それは事実であり一般的であり日本人にとっては当たり前のことなのに、何故それが「ステレオタイプ」という表層的で一面的なイメージだと言われるのだろうか?ということ。
逆に、ご飯に対する日本人の観念が結局は理解されていないから「差別的」といわれるのではないか、と思ってしまいました。

更に邪推すれば、フランスではお米に対する価値観があまりよくないこともあるような気がします。フランスではお米を副菜として食べますが、市場価格はあまり高くありません。昔、語学学校に行っていたとき、授業で使った資料に失業による貧困にあえぐ現代家庭の描写があり、その中で家族が食べていたのはパンではなくパスタやお米で、先生が「その方が安い」と説明していました。それは全く持って事実であり、もしかしたらフランス人にとってお米を主食とすることは貧乏のイメージと結びついているのかも。ところで、お米が食事の中心となる国は世界中にありますが、多くはアフリカやアジアであり、フランス人からすると「お米を主食として食べる国は貧しい」という「ステレオタイプ」的観念がどこかで形成されているような気がします。

金メダルをとった日本人選手に対して述べられた「ご飯をいっぱい食べる価値がある」というコメントがフランス人にとっては差別的・侮蔑的に感じられるということは、逆にそれを抗議している人の根底にある差別的ステレオタイプが浮き彫りにされたように私には感じられ、そっちの方がショックでした。日本人の多くの人が、キャンデロロ発言の何が問題なのか不思議に思われたようですが、それはこの辺りの観念のギャップに原因があったのではないでしょうか。
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