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セゴレンヌ・ロワイヤル、物真似芸人に騙される

 2007-01-26
今週月曜日(22日)、訪仏したケベック党のアンドレ・ボアクレア党首と会談したセゴレンヌ・ロワイヤルが、ケベック独立への賛同をにおわせる発言をし、カナダから批判を浴びました。

セゴレンヌ・ロワイヤルはボアクレア氏との会談後、記者にケベックとの「親近感」は何かと問われて「それは私たちに共通の価値、つまりケベックの主権と自由です」と返答。
ところで、彼女はケベックに一度も足を踏み入れたことがないらしいのですが…。

独立派のボアクレア氏は、この発言はフランス人がケベック独立派のメッセージを「ちゃんと把握した」ことの証だと思う、と述べています。
しかし、カナダの首相、ステファン・ハーパーは、内政干渉として非難。「経験が教えてくれていますが、外国の指導者が他国の民主主義的事柄に干渉するのは全く不適切」とのこと。

この一件は、マスコミ上にあまり長く残らなかったような印象があります…が、今日また再燃。
水曜日(24日)の夜、ロワイヤル女史はケベック州首相のジャン・シャレから電話を受け、会談したと発表しました。ところが、実はこの電話の主は偽者だったことがわかりました。仕掛けたのは、物真似芸人のジェラール・ダアン。

070126160604.4nv4qozv1_l-humoriste-gerald-dahan-s-exprime--le-01-septembrb.jpgラジオ局RTLでジェラール・ダアン本人が明かしたところによると、彼はシャレ氏の本物の声を知らず、ただケベック訛りを習得しただけとのこと。そして、電話での会話の抜粋を放送。その中で、偽ケベック州首相がロワイヤル女史の発言が引き起こしたカナダ側の批判について「我々が『コルシカは独立するべきだ』と言ったようなもの」と話すと、「しかもフランス人はそれに反対ではないようですよ」とセゴレンヌ・ロワイヤルが笑いながら答えていたそうです。「このことは口外しないでくださいね。またもめごとになりますから、フランスではこうした発言が。秘密ね」と言った後に、また笑い声。

今のところ、アンティル諸島を訪問しているロワイヤル女史の陣営からの反応は出ていないようです。
が、敵陣にとっては打撃を与える良い機会。ニコラ・サルコジは、コルシカは「冗談のネタではない」とし、セゴレンヌ・ロワイヤルの発言について「無知か無能」と非難。

ジェラール・ダアンにひっかかったのはセゴレンヌ・ロワイヤルが初めてではありません。2005年9月に、シラク大統領の物真似でフランス代表サッカー・チームに電話をかけ、ドメニク監督とジネジン・ジダンを騙しています。このときは、偽シラク大統領が試合前の国家斉唱で胸に手をあててくれと頼み、まんまとひっかかったチーム全員がその通りにしたということがありました。

それにしても、セゴレンヌ・ロワイヤルはニコラ・サルコジに負けず劣らず危うい発言をする人だなあ…。

参照:
Yahoo Franceより

「Segolene Royal dit avoir des affinites avec "la souverainete" du Quebec」(AP)
「L'imitateur Gerald Dahan affirme avoir piege Segolene Royal sur le Québec et la Corse」(AFP)
ちなみに、ル・モンドの同記事における読者の反応を見ると、ロワイヤル派もいて、「彼女自身がコルシカ独立に賛成とは言っていない、フランス人がそう思っているらしいと言っているだけ」という意見も。まあ、たしかにそうだ。

それにしても物真似でここまでやるというのは…どうなのでしょうか。上述の読者の反応を見ると、フランス人でもやっぱり「悪趣味」と思う人が多いようですが。

以前、娯楽バラエティー番組で、ジェラール・ダアンが色々な人を騙すというのをやっていたのですが、かなり成功率が高いようです。例えば、ジェラール・ドパルデューの物真似をして「姪っ子がパーティーに行くから」と電話し、有名美容室でタダで髪型をセットしてもらったり、高級ブランドのドレスを無料で借りたり。それくらいだったら大して害がないだろうけれど、「これはひどい」と思ったのは、共謀者にわざと交通違反をさせ、捕まったところで共謀者が携帯電話からジェラール・ダアンに電話をかけ、ダアンが「あー、こちらニコラ・サルコジだけど、君が捕まえたのは僕の甥っ子なんだよね」と物真似で警官に告げるというもので、これを聞いた警官の声音は一変、こわばって「何もなかったことにします」と返答。この場合は冗談が過ぎるとか悪趣味というより、警官の態度がひどい。往々にしてあることなのだろうけれど。
どちらにしても「人を騙す」ものばかりだったので、うんざりしてしまって、この番組は見つづけられませんでした。
でも、「往々にしてある」不徳が、こうして公にばれるということは悪くないかもしれない。そう考えると、今回のセゴレンヌ・ロワイヤルの一件は、彼女のある種の軽率さを国民の前に露呈させたということで、イメージ操作が批判されている昨今、悪いことではなかったかも?

※1月27日追記:ジェラール・ダアンは2005年にUMP党集会で司会などを務めたことがあるそうで、ニコラ・サルコジに近い人らしい。ロワイヤル支持派のオート・コルス県の議員は、ダアンがサルコジの選挙運動のために一役買ったのは明らか、と非難しています(ル・フィガロの紙版で読みました)。
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