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セゴレンヌ・ロワイヤル、中国へ行く

 2007-01-10
年明け早々、社会党候補者セゴレンヌ・ロワイヤルは中国を訪問。自身の外交センスを印象付けるためのキャンペーンですね。訪中は1月6日から9日の4日間でした。

候補者になってからの海外訪問は二度目。一度目は、昨年12月初め、いきなり重要度の高い中東、レバノン~イスラエル訪問でした。レバノンでは、会談中、ヒスボラ議員がイスラエルをナチスになぞらえた発言をし、ロワイヤル女史がそれに対して身じろぎもしなかったことから、フランス国内で特に右派から批判が湧き上がりました。それについては、同席したジャーナリストたちとセゴレンヌ・ロワイヤルにそれぞれ別の通訳者がつき(つまり二人の通訳がいた)、両者に伝わった内容が微妙に違っていたことに原因がある、と説明されています。ロワイヤル女史自身は、一緒にいた外交官も無反応であったし、もしその場でナチスに言及されていたことがわかっていたらすぐに席を立っていた、と述べました。中東訪問中、この件が特に目立ち、結局は現地の争いごとよりもフランス国内での論争に影響を与えた、と揶揄されました。

今回の中国訪問もそんな感じ。というのは、胡錦涛国家主席との会見はなく、中国政府の要人たちとの会談もほとんどないという指摘、「外交訪問というよりただの旅行という様相」との批判がありました。実際は、セゴレンヌ・ロワイヤルは曽慶紅国家副主席、中国共産党の高官たちと会見。グローバリゼーションや人権、チベットについて話し合ったようです。また、フランスと中国の経済が相互発展の良い関係になるよう望む、と伝えたとのこと。
中国滞在中、UDF党首フランソワ・ベイルーから、はっきりした政治的意見を伝えていないと批判されましたが、セゴレンヌ・ロワイヤルは政治犯として扱われている反体制派の人権について言及した模様。しかしこの微妙な問題について、「説教者みたいな態度」をとりたくなかったとのことで、自らの意見を強い調子で主張したわけではなさそう。外交部報道局長の劉建超は、それに関する政府の反応については触れなかったものの、セゴレンヌ・ロワイヤルとの会談は好結果に終わったと発表しました。

さらに、過去に環境大臣、学校教育担当大臣、家族・子供担当大臣を務めた経験のあるセゴレンヌ・ロワイヤルは、政府高官以外にも環境保護団体や人権団体の代表と会見。

そして今回も、政治的行動以外の面で批判が集中(つーか、揚げ足取り?)。
070110142243.m148qf6r0_segol-ne-royal-sur-la-grande-muraille-de-chine-le-b.jpg初日、万里の長城を訪れたセゴレンヌ・ロワイヤルは「中国人が言うように、万里の長城に来ない者は勇者ではない、そして長城に来た者は『勇者さ』を獲得する」と発言。一応、「勇者さ」と訳してみましたが、原文は「bravitude(ブラヴィチュード)」。そんな単語は現在のフランス語辞書にはありません…。(ちなみに「勇者」が「brave」、「勇ましさ」は「bravoure」。)この新語発明に批判が上がりました。多くは「言い間違い」であり、教養の浅薄さとか軽薄さと受け取っているようです。
しかし、エドゥアール・バラデュールはレオポルド・セダール・サンゴールの「ネグリチュード(negritude)」に対比させて擁護。「レオポルド・セダール・サンゴールは、たしか、文学教授資格者となった初めてのアフリカ人で、セネガル大統領だったが、彼がネグリチュードを考え出したことを思い出して欲しい。そのとき、皆がそれを素晴らしいと感じた」と述べ、セゴレンヌ・ロワイヤルもサンゴールと同じように、将来はアカデミー・フランセーズ入りする運命なのかもしれない、とラジオ局RTLで述べました。
また、ウィキペディアに早速、この新語の項目が登録されました。しかし、わざわざ項目を立てるに相応しい言葉ではないという多くの反対意見があり、現在は議論中。15日か22日には、項目を削除するかどうか結果が出るようです。

参照:
Yahoo Franceより

「Segolene Royal acheve sa visite en Chine sur les relations commerciales et les droits de l'Homme」(AP)
「Balladur rapproche la "bravitude" de Royal de la "negritude" de Senghor」(AFP)
「La "bravitude" de Royal tente une entree contestee dans Wikipedia」(AFP)
Le Mondeより
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コメント
お久しぶりッ子のEmmausです。
「勇者さを獲得」とは”勇気ある者のような美徳を身につける”とでも言うのでしょうか。

かのサン=テグジュペリの「夜間飛行」序で、アンドレ・ジッドがサン=テグジュペリの文を引用しています。
・・・「プラトンが(否、アリストテレスかもしれませんが)、勇気をなぜ美徳の最下位においたかということです。勇気というやつは、大した感情から出来ていません」とか述べておりますね。つまり憤怒が少々、虚栄心少々、強情がたっぷり、それにありふれたスポーツ的楽しさとは・・・「今後僕は勇気があるというだけの男なら絶対に尊敬はしないつもり」・・・とも言っています。まあ一つの美徳の洞察ってことでしょうか。
【2007/01/13 05:46】 | Emmaus #9enIUaYc | [edit]
どうも、お久しぶりです。コメント、ありがとうございます。

まったく、セゴレンヌ・ロワイヤルが何を言いたかったのか、よくわからないんですけれどね。感動して、その広大さに勇ましくなった気分になっただけちゃうん?という気も…。

その美徳の洞察に、「正義感」ってやつのことも思い出してしまいました。
【2007/01/13 17:54】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]
shibaさん お久しぶり~
ノエルも正月も挨拶のタイミングを外しまくっておりましたので今更ですが、今年もよろしくお願いします。

セゴレンちゃんの真知子巻き(『君の名は』)可愛いじゃん、と思ってニュース写真を見ていましたが、中身はどうなのでしょうか、日本では今ひとつよくわかりません。
私は(あくまでもイメージで)「フランスの田中真紀子」と密かに呼んでいます。

日本から訪れた首相とも会談してましたね。単に野党(左派)の次期大統領候補というだけでは会わないんじゃないかと思うけど、それだけ有力視されている=そのように日本側にも目されている、ということか。
【2007/01/15 00:07】 | imasaru #6ilpfs42 | [edit]
imasaruさん、こちらこそどうぞよろしく。

あ、そっか、真知子巻きですね。気づきませんでした。なんとなくフードを被っているように思ってました。
それにしても、いかにも「旅行の記念写真」ってところが、それはそれでまた微笑ましい、と思ったり。

安倍首相の訪仏写真は、シラク大統領と握手してるのと、サルコジ内相と並んでるやつくらいしか見てないのですが、ロワイヤルさんとも会談したんですね。先を見越して、サルコジとロワイヤルのどっちが大統領になってもいいように、両方会っておいたんでしょうか。
ちなみに、安倍&サルコジのツーショットは、なんか濃かったです。
【2007/01/15 01:09】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]
AFPニュースで「日本式お辞儀をして見せているのか上半身を思いっきり屈伸しているサルコとその頭頂部を凝視しているアベ」というけったいな写真も見ました。
濃いと言うか、胸やけしそう。

誰が次のフランス大統領になっても次の会見までには日本側が交代してるかも。
(すみません、個人的願望です)
あと、上に私が書込んだコメントの最後の文章ちょこっと訂正しました。
【2007/01/15 05:54】 | imasaru #6ilpfs42 | [edit]
ヤフー・フランスでニュース検索してみました。
セゴレンヌ・ロワイヤルとは原子力関係のことを話したりしたみたいですね。

imasaruさんの見たというお辞儀写真、これですね↓
http://fr.news.yahoo.com/13012007/74/photo/french-interior-minister-nicolas-sarkozy-left-bends-as-he-salutes.html
サルコジのお手々が…微妙に不自然。で、笑ってしまいました。
ちなみに、私が見たのはこちら↓
http://fr.news.yahoo.com/13012007/74/photo/french-interior-minister-nicolas-sarkozy-right-shakes-hand-with-japanese.html
そうそう、「胸やけ」、胸の辺りがなんとなくもやもやムカムカという感じです。「濃いと言うか、胸やけしそう」、まさに!
【2007/01/15 18:16】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]












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