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Beaujolais Nouveau 2006

 2006-11-16
11月の第3木曜日、言わずと知れたボジョレー・ヌーヴォー解禁日です。
お祭りは、零時をまわった時点から始まるそうですが、私の場合は近所でそんな気の利いたことをしているバーはないので、夜が明けて店頭に並ぶまで大人しく待ちます。(祭り好きな私としては、いつか参加してみたいとひそかに思っているのだが…。)

今年は英語で「It's Beaujolais Nouveau time」という世界統一の文句で宣伝。世界中で解禁日は一緒ですが、時差があるため、本国フランスより日本の方が一足早いのですよね。他にボジョレー・ヌーヴォーが輸出されて賑わうのは、ドイツとアメリカらしいです。最近は売上げの減少が深刻で、輸出に期待されているそうです。今後市場として注目されているのが中国。今年は上海と北京のチェーン店でボジョレー・ヌーヴォーの展開に力を入れたようです。
日本はというと、ボジョレー・ヌーヴォーにとって大のお得意さま。輸出量の約半分が日本向けだそうです。ちなみに、2005年の輸出量は、日本へは1200万本、ドイツへは330万本、アメリカに300万本。フランス・ワインに定評がある国といったらアメリカと日本、というイメージがあるのですが、果実味があってフレッシュなボジョレー・ヌーヴォーは日本人に特に好まれるのでしょうか?(じゃなくて、お祭り好きな人が多いからだろうか…。それとも単なる宣伝力のせい?)

数日前から、何かの機会で私が「16日はボジョレー・ヌーヴォーの解禁日だ~」と言うと、フランス人の数人に「あれは美味しくない」と言われてしまいました。まあね~、好みの問題が第一にあると思うのですが、それは美味しくないボジョレー・ヌーヴォーしか飲んでないからじゃないですか?とも思います。発酵が終わったばかりの寝かせていないワインだし、土地柄、普段のワインより安いという固定観念があるように思います。自分もそうでした。今朝見たTVのニュースでは、ボジョレー・ヌーヴォーの売れ行きが落ち込んでいるという話題で、バーの店主が「ボジョレー・ヌーヴォーの値段は上がっているけど、質が見合わないと感じる客が多くて、消費量が減っている」と話していました。たしかにね、「ボジョレー・ヌーヴォーは格別にうまいというものじゃない」「お祭りだから飲む」「今年の収穫の一番最初のワインだから飲む」のが前提だと思ってます。でも、やっぱり1~2ユーロのボルドー・ワインが美味しくないように(美味しいと感じるものもあるかもしれないけど、頭が痛くなることは確実)、いくらかは出さなきゃボジョレー・ヌーヴォーだって美味しくないだろ~と思いました。(以前にコメント欄で「お祭りだからそんなに高いのを買う必要はないと思う」という発言をしましたが撤回。というか、「お祭り気分を楽しむだけだったらそんなに高いのを買う必要はないと思う」に訂正。)

で、買ってきました。
20061116233454.jpg左から、Georges Descombes、Chateau Cambon、Domaine Foillard。(写真をクリックすると大きくなります。)
実は最初の二本を予約していたのですが、試飲したら美味しかったので三本目も買っちまいました。どうも去年、知らずとフォワイヤール(写真右)を買っていたらしいのですね。そのとき「今年のボジョレーは美味しいな~」と思ったのですが、今考えると「ボジョレー」の出来というよりドメーヌが良かったことが大きいかも。
さて、今日はおうちに帰ってシャトー・カンボン(写真中央)を開けました。これは、ボジョレーのナチュラル・ワイン醸造家として超有名なマルセル・ラピエールの手による葡萄から造られています。味も自然派。ガメイだ~。バナナっぽい甘さあり。試飲をさせてくれたLAVINIAのディレクターさんは「これは本当に天然ぶどう果汁ですよ」と、イチオシのようでした。
試飲したフォワイヤールは、もっと「ワインだな」という感じ。ディレクターさんは「こちらは構造的です」と。うんうん、なるほど。短期間でよくこれだけの出来のワインが造れるもんだな~と感心。そういえば昨年は夜7時頃お店に行ったのですが、残り3本とかで争うように買った覚えが。お店の人によると、フォワイヤールはファンも多いので、すぐ売れてしまうのだそうです。
それから同じく試飲のデコンブ(写真左)は、ディレクターさんに「もっとテロワール(土地の特色)の味がする」と言われたのですが、フォワイヤールの後でちょっと味がわからなくなってしまいました。別の日にゆっくり味わってみましょう。
ちなみにこの三本はどれも自然派ワイン。「不味い」「頭が痛くなる」という固定観念を覆すボジョレー・ヌーヴォーです。

ちょっと前に、ル・モンドWEB版で、世界ソムリエ・コンクールで優勝(だったかな?)したことのあるフランス人ソムリエとのチャットがあり、そのレジュメを読んだのですが、その中で、「新世界(オセアニアや南米、カリフォルニア)のワインが勢いを伸ばしていますが、将来、フランス・ワインに打撃を与えるのではないでしょうか?」という質問がありました。そこで、ソムリエの方は「テロワールをワインに反映させようと努力している人たちには問題がないだろう」と答えていました。
フランスで葡萄を栽培したい場合、栽培農家の数に限度があるため国の許可が必要だそうです。それを知ったときには、「そんなに沢山葡萄が作られているのか~!さすがワイン王国」と思いましたが、同時に、量産型というか、機械的に葡萄を栽培し、工業的にワインを醸造している農家もものすごく沢山あるのだろうな、と思いました(というか殆んどがそうなのでしょうが)。フランスでのワイン業界の危機が叫ばれる一方で、海外で一躍有名になってそのワインの値段が釣り上がる醸造家もいる昨今、何の疑問をもたずに機械的・工業的にワインをつくり続けている大多数が自分達の首を締めているのかも…と思ってしまいました。

参照:
Nouvel Observateurより

「Le beaujolais nouveau attendu a minuit」
Yahoo Franceより
「Le Beaujolais nouveau 2006, un bon cru mais la crise demeure」(AFP)
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コメント
はじめまして。Googleブログ検索で、ボジョレー・ヌーヴォーで検索していたら、このブログにぶつかりました。ぼくのブログ本文を読んでいただければ分かると思うのですが、カリフォルニアのブシャールはどうもラベルが日本のものとは違うっぽいんです。本場フランスはどうなのかなーと思い、コメントをさせていただく次第です。
【2006/11/17 11:01】 | taka-mojito #FYVdx.pU | [edit]
お久し振りでぇす!
おいしい??
飲みたいーーと体は疼いているのにまだ飲んでないのです。。
書いてある名前をきっちり!メモしたので明日買いに行ってきます!
【2006/11/17 13:53】 | yuko #- | [edit]
今年は白にしてみました。
いつも会社帰りに買って帰宅するのですが、今年は試飲コーナーも控えめだったように感じました。
去年は雰囲気を醸し出すためにアコーディオン弾いていたおじさんがいたのに、今年はそれもなく…

年に一度のお祭り。
クリスマス時期の売上に比べれば少ないかもしれないけど、
それでも年末需要に向けた前哨戦であるはず。
『飲酒運転が問題になっている中で、イベント仕立てにして販売するのはいかがなもの? 』っていう理由で試飲の縮小&イベント見送りせざるを得なかったのかな…。
 
【2006/11/17 16:01】 | まおたん #- | [edit]
>taka-mojitoさん
はじめまして。私が行ったワイン屋さんにはブシャールのボジョレー・ヌーヴォーはなくて、他のところも2件ほど見てみましたが置いていませんでした。イメージ検索もかけてみましたが、やっぱりよくわからないですね。taka-mojitoさんのブログで拝見したカリフォルニアのブシャールのラベルと(多分)同じものが、2005年のボジョレー・ヌーヴォーのラベルとして出てきましたが、写真元のサイトはアメリカと台湾だったみたいで…フランスではどのようなラベルなのか、私も結局わかりませんでした。お役に立てず申し訳ないです。

>yukoさん
飲みすぎないようにね~!

>まおたんさん
白ですか!ボジョレーの白ってあることはあるけど、なかなか見かけないですよね。ヌーヴォーでも出ているなんて知りませんでした!
そうそう、飲酒運転撲滅キャンペーン(?)で、お酒の宣伝や試飲が控え目になってるらしいですね。何かで読みました。
ネット通販のサイトを見ていて気がついたのですが、ボジョレー・ヌーヴォーって日本では割高ですね。こちらで15ユーロくらいのものが普段は大体3000円前後で売られているのですが、私が今回7.8ユーロで買ったフォワイヤールが3560円(だったかな?)でした。やはり、通常は船便で輸入しているのに、ヌーヴォーになるとどうしても空輸になるから、その分高いのでしょうか。逆にこの価格の高さが、日本人に「ヌーヴォーは価値のあるもの」と思わせてしまうのかも?と考えてみたりしました。
それにしても、宣伝が控え目だったり、価格も割高だったりするにも関わらず、日本への輸入量が一番っていうのはすごいな~と感心してしまいました。ボジョレーのワイン生産者にとっては日本万歳!ですね。
【2006/11/19 17:21】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]












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