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「レバノン政治界におけるヒズボラ」その3

 2006-08-20
3ページ目です。


カリアイェヴ:ヒズボラはなぜ、少なくとも二箇所で抗争が起きているレバノンとシリアの境界をひく問題に専念しないのでしょうか?
ムゥナ・ナイム:
レバノンとシリアの国境が定められたことは一度もありません。両国の独立以来残っている問題です。国境は絶対になければならないし、現状でのシャバア農場の問題があるだけにますます深刻になっています。レバノンは1967年の中東戦争に参加しませんでした。そしてその戦争の間にイスラエル軍がシャバア農場を占領しました。そのとき、イスラエルはシリア、エジプト、ヨルダンと戦争していました。シリア兵たちはシャバアの土地に居留していました。だから、イスラエル軍にとって、また国連にとっては、この土地はレバノンにではなくシリアに返還するべきなのです。それでこの土地は安全保証理事会の242号決議に従っています。それはレバノンに全然関係ありません。ところが、シャバアの土地所有権は、シャバアと呼ばれる向かいの村に住んでいるレバノン人たちに帰されています。しかし1950年代にこの土地の所有者たちが、そこで行われていた密輸と闘うためにシリア軍に助けを求めました。それ以来、この土地の規定に異議が唱えられています。レバノン政権はシリアに、シャバアがたしかにレバノンの領地であると証明するために必要な書類を国連に提出するよう求めています。この土地の占領問題を解決できるようにです。今までのところ、シリア政権は口頭でレバノンの領地であると言うに留めていますが、国連での必要な手続きはしていません。ヒズボラは、2006年3月にレバノンで始まった国家会談の際、後に狭められるのは覚悟の上で、一度イスラエル軍がそこから撤退したら、国境がシャバア農場の辺りに決められるとする考えを受け入れました。これが現状です。

ヤ_ドゥグラ:もしヒズボラが軍隊に統合されたら、ナスララはどのような役割を負うでしょうか?
ムゥナ・ナイム:
ナスララは政治的リーダーです。ヒズボラという名の政党の書記長です。彼には、どんなかたちにせよ武装分枝団が軍に統合されるのを受け入れて、その勝利を政治的な利益とするか、それとも、政治的リーダーであると同時に戦争のリーダーでいつづけるか、という選択が残されています。

バンジャマン:強化されたUNIFILに対して、ヒズボラはどのような行動ができるでしょうか?
ムゥナ・ナイム:
ヒズボラは非常に規律化された集団です。もしナスララかシューラ――ヒズボラの協議会ですが――が戦士たちに「我々は南部に武装戦士の影を見たくない」とか「我々は南部に銃――プラスティックでも!――の影を見たくない」などと言ったら、文字通りに尊重されるだろうことは確信がもてます。しかし、領域内でどのように物事が進むかまだわかりません。だから、何らかの出来事のせいで、ヒズボラのメンバーたちが強化したUNIFILを責めることを許可されるかどうか、判断するのは非常に難しいところです。

カリアイェヴ:紛争の間に死亡したヒズボラの戦士の数について公式な数字がないのは何故ですか?
ムゥナ・ナイム:
わかりません。数日後か数週間後かに彼らから発表されるかもしれませんが、今のところ、公式の数字はありません。

アントワン:誰がこの戦争で勝ったのでしょう?
ムゥナ・ナイム:
誰々が、とは答えられません。答えはどうしても含みのあるものとなるでしょう。イスラエル軍の認めるところによれば、ヒズボラは議論の余地なく多大なる戦闘性があることを証明しましたし、彼らはそれを自慢できます。イスラエルは戦地で大した成果をあげられず、それはイスラエル軍にとって名誉なことではありません。逆に、イスラエルは外交面で、不確かなものとはいえ利益を得ました。そうした一切のなかで、レバノンそのものは今のところ多大な損害を非難しましたが、レバノンの様々なコミュニティは、それら全てから解放され得る――少なくとも中期の――決定的解決と、強力で中央集権的な国家の確立を望んでいます。

ハッサン:アラブ世界でのヒズボラのリーダーの人気上昇についてどう思いますか?
ムゥナ・ナイム:
私の意見は重要ではありません。確実なのは、アメリカ合衆国に政治的にも軍事的にも無条件に支持されており、不屈と思われていた軍隊への抵抗にヒズボラが成功したという事実が、アラブ世界の中でヒズボラの人気を強調することしかできなかったということです。一定の人々には気に入られないとしても、あることを理解しなければなりません。それは、イスラエルとアメリカ合衆国が行動様式を変えずに振舞えばそれだけ、言い換えれば彼らが粗暴で人命を奪うような抑圧の言語、ただ一つの言語に訴え続けながら行動すればするほど、アメリカ合衆国とイスラエルに対する嫌悪、憎悪までもが、アラブ世界の中で増大するということです。

カリアイェヴ:レバノンは、特にジュマイエルによって署名されたイスラエルとの和平条約を追認することによって、イスラエルとの和平プロセスへ立ち戻ることができると思いますか?
ムゥナ・ナイム:
レバノンは一方的にイスラエルとの和平プロセスに身を投じているのではありません。レバノンは、マドリッドで1991年に始まった、イスラエルに隣接する全ての国とユダヤ国家の間の和平プロセスに参与していました。レバノンにとって、イスラエルと一方通行の条約に署名することは問題外です。そしてまさにそのために、レバノン政府は、最近の危機が一度きちんと解決したら、1949年、つまりイスラエル創設の翌年に、イスラエルと締結された休戦の合意について再び話し合うことを要求しています。全てのアラブ国とユダヤ国家の間で和平が調印されるまで。
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