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「サイバー戦争:悔恨と怒りの間のブログたち」

 2006-08-16
数日前のル・モンドで、中東関係の記事を拾い読みしていて面白いと思ったもの↓

個人的には、身近に感じるこういう話の方が入っていきやすいなーと思う。
イスラエルとヒズボラの紛争がネット領域に影響しているという話です。
それにしても、「メガフォン」というソフトはすごい(いやらしい)と思った。世論操作のネット戦略。

以下、短かったので訳してみました。
※( )は原文通り、〔 〕内は訳注です。

「サイバー戦争」:悔恨と怒りの間のブログたち

イスラエル軍の伍長、18歳のアンドレイ・ブリュドナーはレバノンで殺された。彼は、自身のブログ上で二週間前に公表した最後のページに、自分が前線へ送られたことを読者に告げていた。「もしかしたらメディアで僕のことが話題になるかもしれない。長くは続かないだろうけど、僕らはそれが長く続いても大丈夫なように充分な弾薬がある。幸運を祈ってください。」

アメリカのブロガー兵士たちがイラク又はアフガニスタンの戦闘で既に何人か死亡しているが、アンドレイ・ブリュドナーはイスラエルとヒズボラの紛争で死亡した初めてのブロガー兵士である。爆撃の彼方、インターネット上で戦争が広がっている。多くのサイトがツァル〔イスラエル軍隊〕の介入に反対する者たちに乗っ取られ、お返しにツァルは親ヒズボラのサイトを消去した。

イスラエル軍は「サイバー戦争」行為を増加させている。彼らは、レバノンでのインターネットアクセスを混乱させようとしつつ、南部から退去するよう、レバノン人たちの留守番電話にショートメッセージや伝言を送った。また、レバノンのラジオ局をいくつかと、三度にわたりヒズボラのテレビ局、アル-マナールを乗っ取ることに成功した。

こうした心理戦の標的になったのはレバノンだけではない。ユダヤ人学生世界連合(WUJS)は「メガフォン」というソフトの流通を始めた。それは、イスラエルを支持する人々に、世論に影響を与える可能性があったり、訂正するべきと判断された、ネット上の記事やアンケートを知らせるソフトである。

イスラエルのかなりの数のブログが、紛争に関するメディアのカモフラージュを告発している。そのうちの多くにとって、CNNはヒズボラに買収された「コミュニスト・ニュース・ネットワーク(Communist News Network)」であるらしい。彼らが槍玉にあげているのは次のようなものである。メディアで何度も繰り返し採用された、カナで亡くなった子供たちの映像が、ヒズボラによって利用されていたにちがいないこと。また、ロイター社自身が認めていることであるが、ベイルート爆撃の写真を修正した――煙を追加した――らしいということ。

胸をさすようなやり取り

レバノンのブロガーたちの方では、「ニュー・ヨーク・タイムス」の合成写真を取り上げている。ヒズボラの司令部のあるベイルート、現在は荒廃した街の、爆撃の前と後を示した衛星からの写真である。勿論、皆、ツァルの行為、市民の犠牲、封鎖による被害、レバノンの施設や建物の破壊を告発している。最も参考にされているレバノンのブログの一つ、「レバニーズ・ポリティカル・ジャーナル」をはじめとして、怒りと悔しさの間で揺れながら、すべての閲覧者たちに向けて自国の複雑な歴史を説明しようと試みるブロガーは数多い。

全体的な無力感を前にして、多くのレバノン人にとってヒズボラが唯一の希望を代表しているのは何故か、ある書き手が説明している。それでもなお、その書き手はシーア派組織を非難する人々に属し、イスラエルとの平和の実現を信じている。少しずつ維持するのが難しくなってきている立場だ。レバノン人たちとの糸を断ち切るまいとしているイスラエルのブロガーの一人、アミ・ベン-バッセはベイルートのとある知識人の言葉を伝えている。「もし私がヒズボラを批判すれば、売国奴とみなされるだろう。もし私がイスラエルを批判すれば、テロリストに共感する者として扱われるだろう。」

テル・アビブの出版社の編集長とベイルートの文化雑誌「タイム・アウト」の編集長の間でのEメールのやり取りもまた、胸をさすようなものである。それは、テル・アビブに住むジャーナリストでブロガーのリサ・ゴールドマンによって伝えられた。彼女は、自身が「お隣さん」と呼ぶレバノン人たちとコンタクトを保つためにインターネットを使っている。もしくは、ベイルートの即興音楽祭の主催者、マゼン・ケルバジのイラストも痛ましい。その日その日の戦争を描くために、彼はブログを始めた。彼の母親、ロール・ゴライェブがレバノン内戦のときそうしたように。マゼンは母親にもブログを立ち上げてあげた。彼女は再びイラストを描き始めた。
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