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イスラエルを非難するフランスのユダヤ人

 2006-08-15
イスラエルがレバノンを爆撃していた間に、フランスのユダヤ人たちの反応が画一的でないことを示す記事がありました。

記事の内容は、大体以下の通り。


フランスのユダヤ人コミュニティがレバノンに対するイスラエルの軍事行動を支持する傍ら、リベラシオン紙に「Nous, Juifs contre les frappes d'Israel(我々ユダヤ人はイスラエルの爆撃に反対する)」 という記事が、医学教授であるマルセル-フランシス・カーンを中心とした数名の連名により掲載されました。
この呼びかけに応じた医学界、文学界の人々や政治関係者ら177名が署名して同意を表明。彼らは、フランスユダヤ人団体代表評議会(CRIF)のような一定のコミュニティの声が「独占的」であることに抵抗を感じているようです。平和のためのフランスユダヤ人連合(UJFP)の名誉会長であるリシャール・ワグマンは「現在まで私たちが聞いてきた声はフランスのユダヤ人たちの声ではなく、CRIFの声である」と強調しています。
そして、このリベラシオン紙掲載の記事に名を連ねているレイモン・オブラックは、フランスのユダヤ人たちは「盲目的に」イスラエルを支持しているのではなく、「プロパガンダがそう信じさせている」と注意を喚起しています。彼は、「社会的平和がかかっている」のであり、ユダヤとムスリムという「二つの傷つきやすいコミュニティ」が、それぞれイスラエルとパレスチナまたはレバノンを擁護しようとして対立することを危惧しています。
しかし、これに対して、CRIFのロジェ・キュキルマン議長は、この署名者たちがユダヤ人コミュニティの中で「非常に少数派」であるとしています。
小説家のマレク・アルテは、彼らを「イスラエルを非難するために自分達の黄色い星を見せびらかす人たち」とみなしています。しかし、フランスユダヤ人学生連合(UEJF)の元議長であるヨナタン・アルフィによれば、イスラエルが危機に直面したとき「多くのユダヤ人は、イスラエルを批判するより沈黙を好む。この国を憎む人たちに諍いの種を与えないように」とのこと。


ところで、リベラシオン紙に掲載されたというこの宣言は、歴史家ピエール・ヴィダル-ナケについて触れています。そこでは、24年前の1982年、イスラエルがレバノンに侵攻した「ガリラヤ平和作戦」の際、ピエール・ヴィダル-ナケがこれに反対し、フランスのユダヤ人知識人たちにイスラエル非難を呼びかけたことが想起されています。最近でもピエール・ヴィダル-ナケは、先月のレバノン攻撃が始まって間もなく「Trop, c'est trop !」という連名の声明(「Assez !」というタイトルで7月27日付けリベラシオン紙に掲載)を出しています。(この声明はchaosmosさんが訳してくれています。)
しかし、ピエール・ヴィダル-ナケは、この声明が公表された数日後に亡くなりました。ご両親をナチスに虐殺されたユダヤ人ですが、それ以前に平和を願う確固とした信念があり、最期までその姿勢を貫いた人なのだな、と思います。
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コメント
難しい問題だけど、民間人が死んでいるのに国連が全然動かない状態・・・、アメリカの対応にムカつきます。だけど、そんなにユダヤ人と言うのは、アメリカの社会において力を持ってるのかね?
まあ、ひと言では、言いきれない問題ですが。
【2006/08/15 21:56】 | ヨシヒロ #- | [edit]
アメリカとフランスがなかなかかみ合わなくてイラつかされましたね。そのうえ、ヨーロッパ内でも各国がバラバラのことを主張してまとまらず、ヨーロッパとしての意見の統一が遅れたようです。

世界でユダヤ人人口の一番多い国がイスラエル、その次がアメリカだそうです。まあ、アメリカは国土も広いけど。アメリカで財閥とか経済的上位層にはユダヤ人が多いという話も耳にしますが(ロックフェラーとか)…どうなんでしょうかね。
【2006/08/15 23:09】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]
続けてコメント失礼します。

私もそれが今一番知りたいのですよー
何故、かくもアメリカはイスラエルを守るのか?イスラエル擁護をやめるとどのようなデメリットがあるのか?
いや、アメリカの中でユダヤ・ロビーが強大な力を持つということは知っています。大統領選挙の結果も左右するとか。
あと、建国の時に結局イスラエルに帰化しなかったユダヤ系移民の贖罪的意識とか。

ただ、国家レベルであえてそこまでイスラエル擁護を貫くのは何故なのかがわからない。対テロ戦争なんて言葉の遥か昔からずーっとですからね。。。
資源に関する利権?
中東のムスリム化を食い止めるため?

身近なアメリカ人は「歴史的に複雑な背景がある」とか言ってちゃんと答えてくれないのです(泣)。ていうか、当人もキッパリと答える言葉を持たないのかもしれないけど。
とにかく今のところ、それをズバッと言い切っているのを聞いたことがないので勉強中(頭に入ってないだけかもしれないので手持ちの本も再読しなければ)なんですが、誰もが知ってるようなことだったら教えていただけるとありがたいです。
【2006/08/16 09:18】 | imasaru #6ilpfs42 | [edit]
うーむ、なんでしょうねー。
やっぱり石油に絡んだことかな?とか、政治とつながった経済界でユダヤ人の力が強いのかな?とか、そんなところしか考えたことがなかったです。
ブッシュさんに聞いてみたい。
(お答えできなくてごめんなさい…。)
【2006/08/16 22:38】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]
以前から資金・武器供与とその見返り、という図式で損得勘定を考えると引き合わない気がして疑問だったのです。

上に書き込んだあともう少し考えてみたところ…
結局、軍需産業と深く結びついた政権にとって紛争をやめさせない方が得だから、そしてその構造は根深く複雑で簡単に断ち切れない、メディアも含めて全てユダヤマネー還流の構造に組み込まれ支配されているから告発もなされない、という具合にチョムスキー的なところに辿り着くのかな、と。
それだけじゃないでしょうけど。。。
【2006/08/17 01:20】 | imasaru #6ilpfs42 | [edit]
田中宇さんがこういうのについて何か書いてるかなーと思って久々にのぞいたら、「アメリカにつぶされるイスラエル」という記事がありました。
http://tanakanews.com/g0808israel.htm
で、ざっと流し読みしたら、イスラエル系ロビーに政界を牛耳られているのを面白く思わない「隠れ反イスラエル派」がいて、密かにイスラエルがつぶれればいいと思ってるんじゃないか、とか…。
ま、この見解が当たっているのかどうかはわかりませんが。
【2006/08/18 12:50】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]
田中宇さんの記事、ついついリンクを辿って読みふけってしまいました(全記事読んでしまいそうでやばかった→ヒマができるまでおあずけ)。

アメリカの同盟政策が終わりを告げイスラエルが現在の力(後ろ盾)を失う可能性よりも、逆に、操られて破滅することへの危機感からイスラエル側が自発的に変わってアメリカと決別する、という方が起こり得るとか?そんな楽観的シナリオはありえないか…
イスラエル内部にいるそういう立場の人はどうしたって少数派でしょうしね。

とにかく、参考になりました。ありがとうございますー。(なんか本記事の趣旨とずれた方向にいったみたいでごめんなさいね)
【2006/08/19 03:14】 | imasaru #6ilpfs42 | [edit]
imasaruさんのご興味の範囲内かしら?とちょっとわからなかったのですが、ストライクゾーンだったようでよかったです(笑)。

関係ないですが、サッカーのワールド・カップの地域区分で、イスラエルがヨーロッパに入っているのって、昔は地理的に考えて疑問に思っていましたが、今はある意味納得してたり…。中東の他の国と試合やったらやばそう…っていうか、やっぱり無理って感じ。
【2006/08/19 22:16】 | shiba #ni2T6odE | [edit]












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