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La canicule 2006 ~2006年の猛暑~

 2006-08-06
短い旅行の記録をたらたらと書き綴ってきましたが、この旅行を終えてパリに戻った夜(7月26日)、同時に嵐が到着。傘を持っていなかったので、大粒の雨、夕立の中、家路を急ぐ。すっかりびしょぬれ。帰り着くなりシャワーを浴びました。はぁ~やっぱりおうちが一番。とか言ってしまう旅行後。

そして、この嵐がパリの猛暑の終わりを告げてくれました。フランスのほぼ全土(南東地方を除く)が、27日以降、厳しい暑さから解放され、それからは涼しい毎日。最高気温が10℃は下がりました。

フランスの猛暑といえば、2003年の8月。それまで経験したことのない暑さ、またヴァカンス時期真っ只中だったこともあり、多くの一人暮らしのお年寄りが犠牲に。15000人が亡くなりました。内閣の人々も休暇でどっかいっちゃってて対応が遅れたり、病院も人手不足だったり…扇風機は売り切れたし…てんやわんやだったなあ。

今年の7月後半は、その暑さを彷彿とさせるほどの厳しさでした。しかし、2003年は本当に無風状態だったけど、今年は風があったので助かった。あと、今年の方が長く続いたような気がしました。
統計によると、2006年の猛暑は2003年に比べ、6日間長かったそうです。(フランス気象庁の22の観測所で、平均気温24℃が記録されたのは、7月10日から28日の19日間。2003年8月では13日間。)
しかし、今年の猛暑は最高気温が39度だったのに対し、2003年は40~44℃にまで達していたそうです。また、今回は最低気温は19~23℃でしたが、2003年は23~25℃。

そして、衛生監視研究所(l'Institut de veille sanitaire)の発表によると、今年7月の猛暑による死亡者は112人。半数以上の66人が、75歳から99歳のお年寄りで、すでに病気だった人。他に、暑さの中(工事現場や厨房など)で働いていた人が12人、スポーツ(トレッキング、サイクリング)をしていた人が4人、ホームレスが3人、75歳以下で病気持ち(癌、超肥満、糖尿病など)だった人が26人、15ヶ月の赤ちゃんが1人。
2003年に比べると、被害数がかなり抑えられたようです。前回の経験から、事前に気象庁から警報を出すようにしたことや、水分補給を心がけるなどの猛暑対策が人々の間に浸透したことが、功を奏したのかもしれません。

とはいえ、水の飲みすぎも良くないそうですね。汗と共に流出してしまう塩分を摂取しないと、体内のミネラルバランスが崩れるとか。そのため、水よりもスポーツドリンクが良いそうです。というのは、日本では常識なのかもしれませんが、フランスではあまり知られておらず、今回、注意喚起されていました。また、老人介護施設では一時間おきに水を飲ませていたそうですが、ご老人は汗をかきにくく、多量の水で体内の塩分ミネラルが薄まってしまったり、腎臓機能に障害が出るケースもあったそうです。水を飲ませるより、ぬるめのシャワーを頻繁に浴びさせるようにした方がいい、とのこと。

でも、日本のスポーツドリンクみたいなのってフランスにないよな~。(ゲータレードは見かけたことあるかな。)
スポーツ用品店に行ってみたら、とりあえず目についたのは、ただビタミン強化しただけのミネラル・ウォーターばっかり。その中で、水以外に「スポーツする人のための飲み物」と書いてあるものを発見、飲んでみたら、ただビタミン強化しただけのオレンジジュース…って感じでした。
ところが、水に塩と砂糖とレモン汁を加えて、スポーツドリンクと同様のものを自分で作れるらしいですね。ネットで調べたら、配分は人によってまちまち(水1リットルに塩2g・砂糖20~30グラム、とか、水1リットルに塩小さじ半分・砂糖小さじ4とか)。クエン酸を入れる場合もあるみたい。
私は炭酸水を愛飲してました。よくわかんないけど、とりあえずナトリウムとカルシウムとマグネシウムがいっぱい入ってるやつ。炭酸水は疲れが多少とれるらしいです。

さて、さすがにこれだけ暑くなると、冷房がないのはしんどかった。ちょうど猛暑が始まった7月の2週目、仕事先のエアコンが壊れてしまい、環境劣悪。風通しをよくするためドアを開け放していたのですが、排気ガスがすごい!一日で棚の上がホコリだらけ。咽喉が痛くなり鼻の調子がおかしくなった人が、私を含めて3人。最初は風邪ひいたかな?と思っていたのですが、医者に行った同僚は「大気汚染のせい」と診断され、ドクターストップの病欠。そういえば、昔、空調設備の悪いところで働いていたとき、ハウスダストのアレルギー反応が出たのですが、今回それと同じような症状(咳、肌のかゆみ)が出ていました。暑さはなんとか持ちこたえられる私ですが(「暑いのによく涼しい顔してられるね~」と言われたことが何度か。っていうか、無表情なだけ?)、空気の悪さだけは耐えられない。(それで旅行に出たというわけです。)
更に、この異常な暑さのときに限って一年中つけているエアコンが動かないとなっては、同僚の間でも不平不満続出。フランスの労働法では、猛暑のとき、「従業員1人につき1日3リットルのミネラルウォーターを支給しなければいけない(水道水ではダメ)」「冷房設備のある休憩室を用意しなければいけない」「休憩時間を多くとらせなければいけない」などの規則があるらしく(未確認)、あの暑さがもっと続いていてエアコンが修理されなかったら、雇用者と全面戦争になっていたかも…。(ちなみに、いまだに未修理。だめだなー、エアコンは日本のメーカーなのに。)

しかし、咽喉もと過ぎれば…じゃないけれど、8月に入ったばかりだというのにこの涼しさはちょっと悲しい。空の色もすっかり秋という風情。夏至以降ちょっとずつ日が短くなっているので、今は夜の10時になるともう暗い。あぁ、もうフランスの夏は終わりなのかな~?

参照:
Yahoo Franceより

「Canicule 2006, moins intense mais plus longue qu'en 2003」(AFP)
「La canicule a provoque la mort de 112 personnes en France」(AFP)
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コメント
雇用者と全面戦争・・・それだけは避けたいですね。(^_^;)
それにエアコンの件はRDVどおりに修理に来ない業者にも問題有!ですよ。
【2006/08/09 08:33】 | kaori #- | [edit]
ほんと、エアコンの修理屋にはまいりましたね~。
でも、そこで当初の問題が解決されないどころか他の問題が浮上したわけで、それへの対処の姿勢が見られなかったので、従業員の不満が余計に噴出したと思うんですよねー。雇用者は努力したのかもしれないけど、だったらアピールして従業員の理解を請わないとダメでしょう。もしかしたら、雇用者側は、従業員側の不平不満がわかっていなかったのかもしれませんが。

っていうか、話し合いのない会社だなー。どうしたらいいんですかねー。

結局、文句を言わずに淡々と働いていた板ばさみの人が一番大変だったでしょうね。(^_^;)

(めちゃめちゃ内輪話になってしまった。)
【2006/08/09 21:33】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]
なるほど。。。雇用者は従業員の不平不満はちゃんとわかっていたと思いますよ。本人だって暑さで体調管理が大変だったでしょうし。(笑)
ただ、従業員に対する配慮の言葉が足りないのでしょうね。そういう気遣いは“板ばさみの人”もしないといけないのかもしれません。(^_^;)
【2006/08/11 08:47】 | kaori #- | [edit]
いやあ、いつも板ばさみで仲介役をやらされていたら疲れますよね。
ヴァカンス明けに、みんな心機一転しているといいのですが。
【2006/08/12 21:51】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]












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