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Peut-on croire en Arno Klarsfeld ? ~アルノー・クラルスフェルドは信頼できるか?~

 2006-07-04
フランスではもう夏休みが始まりました。
サルコジ内相の通達により、この夏休みの間に、現在非合法滞在の家族で学校に通う未成年の子供がいる場合は、正規滞在許可証が給付される可能性があり、8月13日まで警察署に申請することができます。
サルコジ内相は、この件には自ら直接関わらず、アルノー・クラルスフェルドを仲介役に任命。国が書類を審査するのではなく各地方自治体が処理するので、クラルスフェルド氏は自治体間で不平等が起らないよう調整する役割を負います。

サルコジ内相は学年末まで国外強制退去を保留にする通達を出していましたが、これが6月30日で期限切れ。7月1日から夏休みに入り、「子供を追い立てる」夏が始まった、と人権連合(La Ligue des droits de l'homme、通称LDH)や国境なき教育網(Le Reseau education sans frontieres、通称RESF)らが、国外強制退去への警戒を強めています。
このニ団体は、仲介役となったアルノー・クラルスフェルドに懐疑的。彼は、先週の金曜日、「夏の間に退去は行われないだろう」とラジオ(sud radio)で明言。それに対して、LDHは、この発言が「勝手な思いつき」であり、彼は関連事項に全くの能力も経験もない、と批判しています。また、RESFのスポークスマン、リシャール・モワヤンは「クラルスフェルド氏は、矛盾しており不安にさせるような声明で、彼の仲介に対する信頼を崩すのに必要な全てのことをやっている」と、彼に対する不信を露わにしています。

klarsfeld.jpg金曜日、クラルスフェルド氏は、先の発言と同時に、「書類審査されていない限り、退去はない」「但し、子供たちがフランスに強い結びつきがないと判断された場合には(…)、彼らの家族は、夏の間にも国外退去させられるかもしれない」と付け加えています。
そして週明けの月曜、別のラジオ(France-Inter)で、「書類審査の末、正規滞在許可証が交付されない家族の場合には」夏の間にも国外退去の措置がとられうると述べました。
よく聞けば矛盾してないわけではないけれど…一言だけとれば裏腹な印象が否めない。彼の発言には不用意さ、不器用さが感じられます。本当に弁護士か?それともわざとやってんの?はたまたメディアが仕掛けているのか?

月曜日、クラルスフェルド氏は同じくラジオで「新学期に空席はないだろう」と述べています。彼が見た限りでは滞在の正規化が可能なケースばかりであり、「殆んど全ての子供たちが、滞在の正規化を受けるだろう」としています。但し、国にとっての問題は、大量に正規滞在許可証の交付を行うと、未成年の子供を学校へ通わせればいいと考える不法入国者が増える危険があることだとも言っており、これはサルコジ内相の主張をそのまま受けています。
そして火曜日、クラルスフェルド氏はまた別のラジオ放送(RTL)で、「滞在許可証の自動的な交付はない」と再確認。今回、審査には基準があり、それを満たしていなければならないことを強調しました。

今回、書類審査の基準は以下の6つ。
・少なくとも、両親のうち一人はフランスに2年以上居住していること。
・少なくとも、子供のうちの一人は2005年9月以降、就学していること。
・対象となる子供がフランスで生まれたか、13歳以前からフランスに滞在していること。
・対象となる子供が、母国と関係をもっていないこと。
・両親が子供の教育と生活維持に実質的に貢献していること。
・家族が「フランス語の習得と子供の教育監督に代表されるような」同化の意志を証明できること。

申請している非合法滞在家族の殆んどが、本当にこれらの基準を全て満たしているとみなされうるのかどうか、ちょっと疑問ではありますが…。(特に下3つ。具体的にどう証明すればいいのか??そしてそれを満たしているかどうかの判断は恣意的になされる可能性がある基準だと思います。)

滞在許可証に関しては、自分自身の不安という個人的な心情や、身近な人の体験談などもあり、私自身、懐疑的です。まあ、不条理なことばかりでもなく、なんとか収まることも多々ありますが…それはやっぱり助けてくれるフランス人がいるから。
今回、非合法滞在家族をサポートしている団体の力は大きいと思います。

いや、もしかして、クラルスフェルド氏は子供たちに同情的で、なるべく多くの家族に正規滞在許可証を交付してあげたいけれど、国家的にはそうもいかず…という板ばさみだったりするのかも?とも考えてみたり。

ところで、アルノー・クラルスフェルドがメディアで頑張っている間、土曜日にフランス各地で「子供狩り」開始に反対するデモが行われました。RESF、使い捨て移民法反対連合(Uni(e)s contre une immigration jetable、通称UCIJ)が呼びかけ、極左LCRとLOの代表、PSの政治家らが参加。
クラルスフェルド氏は、「子供狩りなどない」のに、そのような用語を使うのは、各団体からのデマゴジーだ、と非難。

とにかく、夏休み明け、子供たちが仲良しの友達の顔を再び見つけられますように…。

参照:
Yahoo Franceより

「Scepticisme apres les annonces du mediateur sur les sans-papiers」(Reuters)
「Sans-papiers: les associations ne croient pas a la mediation de Klarsfeld」 (AFP)
「Les expulsions d'eleves etrangers seront "possibles" selon Arno Klarsfeld」(AP)
「Arno Klarsfeld : "On ne peut regulariser automatiquement" les sans-papiers」(AFP)
「Manifestations en France contre "l'ouverture" de la "chasse a l'enfant"」 (AP)
Le Mondeより


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