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Pour les enfants sans papiers ~正規滞在許可証のない子供のために~

 2006-06-29
フランスの小中学校は、そろそろ夏休み。今週一杯で今年度は終了です。

以前からちょこっと触れていますが、サルコジ内相は、今年度(2005年9月から2006年7月まで)フランス国内の学校に通学している未成年者がいる家族は、非合法滞在でも退去させないことを特約していました。
しかし、その期限が明日で切れます。
現在、夏休みの間に子供とその家族が強制的に帰国させられることを危惧した教師や生徒の親たち、更に政治関係者などが、ヴァカンス突入前に抗議運動を展開しています。

サルコジ内相は、6月半ば、2005年9月に学校へ登録している子供とその家族に正規滞在許可証を発給するよう考慮する、と通達。この情報を得た多くの非合法滞在移民が、自らの滞在が公的に正式化されることを期待しつつ、移民局に連日長蛇の列を作っているそうです。
サルコジ内相は、この措置は全ての人に当てはまるわけではないこと、大量発給はないことを強調しています。
これに対し、左派の政治家や労働組合の代表などが人権連盟の署名運動に参加し、発給基準が非論理的であり不平等であると抗議の声をあげています。
一方、自国へ帰ることを自発的に希望した人には4000ユーロ、その配偶者に3000ユーロ、更に子供3人まで、一人につき2000ユーロが支給されることも、内相により発表されています。

長い夏休みを前に、RESF(le Reseau education sans frontiere:国境なき教育網)は、逮捕されたり退去させられそうになった場合に連絡を取れるよう、直通電話を設置。これで強制退去が秘密裡に行われることはないだろう、とRESFのモワヤン氏。代父母縁組の宣誓も急速に増加しています(代父母縁組についてはこちらが詳しいです)。

こうした非合法滞在家族とその子供たちの問題は、少し前から取り上げられており、先週には、トゥールーズの学校で「人間の鎖」行動が行われていました。これは、強制退去させられそうになった、ある生徒の母親を守るためで、約200人が集まったとのこと。その後も、トゥールーズではデモが行われています。
ちょうどこのニュースがあった日、私が通っていた太極拳のレッスンが最終日だったのですが、レッスン仲間のフランス人女性が「あなたは大丈夫?」と心配そうに話し掛けてきました。実際どうなるかなんて確信ないし、「うーん、多分大丈夫ですよー」なんて答えていたら、「もしサルコジと問題があったら私に言いなさい、協力するから」と、電話番号をくれました。身近にそんなことを言ってくれる人がいて有難い。そして彼女は、「サルコジは大統領になれませんよ」と怒っている様子で私に訴えてきました。

ところで、サルコジ内相は仲介交渉人として、弁護士のアルノー・クラルスフェルドを任命。彼はどうやらサルコジ内相のお気に入り。人の話を聞かず、ヒステリックで、やたら挑発的な彼が、私はどうも好きになれません。っていうか、仲介役って具体的にどういうことをするのかよくわからないんですけど。ただ「基準」によって滞在許可証発給家族を「選別」するだけなのかな?

なんとなく、今回の通達(滞在の正規化を考慮するという通達)って「釣り」じゃないだろうね?と疑いたくなってしまう今日この頃…。

参照:
Yahoo Franceより

「Sans-papiers: la mobilisation s'intensifie」(AFP)
「Sans-papiers: J-2 avant la fin du sursis, RESF lance une veille pour l'ete」(AFP)

Nouvel Observateurより
「Toulouse: une chaine humaine autour d'une ecole pour dire non a l'expulsion d'une mere d'eleve」


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