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TV討論番組「A vous de juger」

 2006-05-02
サルコジ内相がTVインタビューに出演したのと同じ4月27日、木曜日夜のTV討論番組(A vous de juger)は、2007年大統領選がテーマでした。まだ各党の大統領選候補者が明確でないため、党首や代表者が出席。議題となったのは、やはり移民問題、そして雇用問題など。
上記リンク先で、放映分をビデオで見られます。ただし、約2時間半と長い。

ところで、どちらかといえば少数派政党であるMPFから、党首のド・ヴィリエ氏がスタジオに招かれていたのにはちょっとびっくり。やはりサルコジ発言の影響もあったのでしょうか。TVでフィリップ・ド・ヴィリエがこんなに画面に映ったのは初めて見たような…。そして、同席する参加者が彼に反対意見を言おうとして彼を名指しすると、なんだか嬉しそうにしていました。しかし、彼が何か言うたび、FNから出席していたマリンヌ・ル・ペン(党首ジャン-マリー・ル・ペンの息女)がげらげら笑い転げていました。彼女にしてみれば、殆どがFNのアイデアのコピーだということのようです。
UMPから出席したフランソワ・フィヨンは、先立っての内閣再編成のとき、何も役職をもらえず内閣からはずされたため、それを恨んでシラク派からサルコジ派に移ったと言われていますが、やっぱりサルコジ支持の立場で発言していた様子。先のCPE騒動について、ド・ヴィルパン首相の態度に批判的なことを言っちゃってました。
UDF党首のフランソワ・バイルーの発言は、相変わらず到ってまとも。さすが「中道」、というまともさ。そして同時に、中道であるだけにいまいち目立たない。また、中道は中道でも「中道右派」なはずのUDFですが、UMPに対抗するという位置に立つと、どうも左寄りになってくるようです。それとも、サルコジ率いるUMPの中身が更に右へ、極右の方へずれてきているからそう見えるのか。なんとなく、UDFが分水嶺を越えてしまったような印象を受けました。
PSのジャック・ラングは、ローラン・ファビウスと同じく、不法滞在移民の正規化手続きを一挙にやるべき、との意見。不法移民は、収入を得るために働くにしても闇労働しかないわけで、雇用側に足元をみられて搾取される危険があることを指摘。そして、サルコジ内相の提案する移民法改正案が議会を通過したら、不法移民が更に増加するだろう、と危惧。しかし、彼の話し振りに、同居人は「もっと具体的にはっきり言えよ!」とイライラ。昔ながらの政治家の話術というやつでしょうか。

感想はそんなところ。

ところで、移民問題というけれど、その何が具体的に問題なのかという討論を聞いていると、本当の問題は移民ではないんじゃないの?と疑問。そこのところは、緑の党の代表、セシール・ドュフロが言っていたことに同感。移民を問題にするのは「見せかけだけの議論(faux debat)」であるということ。様々な問題(失業問題、住宅問題、財政赤字問題etc.)について考えるとき、それら問題に関わる要素として移民を引っ張りだして、さもそれが一番重大かつ緊急に着手しなければならない原因であるかのように取り上げられる。でも、それぞれの問題の解決の鍵が、本当に移民にあるのだろうか?実は、そのように移民を引き合いに出すのはナンセンスなんじゃないか、と思う。

とはいえ、実際に移民法改正案が提出されて議会承認(または不承認)までのプロセスが始まってしまっているわけだから、しばらく目が離せません。
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