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Caricatures : la reaction de CFCM et le sondage sur les journaux ~諷刺画:フランス・イスラム評議会の反応と、新聞についての世論調査~

 2006-02-10
今日、キオスクに寄ったら今週のシャルリー・エブドがまだ沢山ありました。かなり増刷したのかな?

ムハマンドが泣いているイラストを一面に掲げ、デンマークの12の諷刺画を掲載したシャルシー・エブドに対して、とうとうCFCM(フランス・イスラム評議会)が告訴することを決めました。しかし苦渋の決断といった様相。
同じくデンマークの諷刺画を情報の一環として掲載したものの独自の諷刺画は加えなかったフランス・ソワールとリベラシオンは、今のところ告訴の対象となっていないとのこと。

2006年2月8日にCSAが行った電話による世論調査(18歳以上の1000人対象)では、54%が「モハメット預言者の諷刺画を掲載した新聞は間違っている、何故なら無益な挑発のもととなったから」と答えたそうです。対して、三割強(38%)が「表現の自由の名のもとに」イラストを掲載したのは正しいと答えています。
また、35%のフランス人がムスリムの間に起こった怒りに対して全く理解できないと答え、「どちらかというと理解できない」(18%)と総合すると半数以上(53%)がムスリムたちと感情を異にしています。理解を示したのは36%(うち「どちらかというと理解できる」が22%、「全く理解できる」が14%)。
さらに、78%の人が、数カ国で起こっている暴動の展開について、非常に不安を感じると答えています。
まあ、理解できないと余計に不安かもしれないけど…一体どういう不安なのか。その内容が気になります。

参照:
Yahoo Franceより

「Caricatures: le CFCM porte plainte contre Charlie Hebdo」(Reuters)
「Sondage: les journaux ont eu tort de publier des caricatures de Mahomet, estime une majorite de Francais」(AP)
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コメント
日本では、風刺に関する報道はあっても風刺画自体を掲載してるとこはないみたいですよ。怖いのかなって思っちゃいます。
【2006/02/11 17:57】 | Saku #- | [edit]
見ようと思えばインターネットで検索かければ見られるし、怒りの矛先を日本に向けるタネを与える必要はないでしょうね。
【2006/02/12 23:24】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]
フランスにいると見えないのかもしれませんが、日本でもムスリムの方は生活しているわけですし、世界で一番ムスリム人口を抱えているのはインドネシアですね。アジア人たるわれわれにとっても、下らない「自由」の度胸試しではなく、いまそこにいる他人との共生が問われているのでは。
【2006/02/14 02:22】 | 骰子一擲 #- | [edit]
日本での他人との共生は、日本以外のアジア人との共生がずっと前から問われていると思いますが。
【2006/02/14 11:40】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]
そんなことはもちろんのことですよ。ただし在日や沖縄の人たちの存在を考えたならば、「日本以外のアジア人」という言い方が妥当なのか、やや注意が必要かと思います。学校や職場で、日常的に彼らと接したことはありませんか?
そうしたことをわきまえているのであれば、「風刺画」(風刺画ではなく単なる人種差別だという意見もあります。あるいは『オリエンタリズム』を読んでいれば、それがどのような効果を生み出すかに無邪気ではいられないでしょう)を載せないことが「怖いのかなって思っちゃいます」などとは言ってられないでしょう。
「暴動」に寄せてある在日の作家の方が、他人事とは思えないと書いていましたが、わたしが「いまそこにいる他人との共生」と書いたのは、「日本以外のアジア人」ではなく、むしろもっと具体的な友人・知人の顔が念頭に浮かんだからです。彼らに対しても、「自由」を口実にやりたい放題の「風刺」がされたらかなわない。そこには「自由」以前に、マジョリティーの日本人との位階的な力関係が厳然としてあるわけですから。
【2006/02/14 14:29】 | 骰子一擲 #- | [edit]
>ただし在日や沖縄の人たちの存在を考えたならば
それはそうですね。しかしヨーロッパとイスラムの話が下敷きになっており、更に私は今回の騒動を国際的な関係の問題ととらえておりますので、どちらかというと国というカテゴリーで、日本という国に住まう人とそれ以外の国の人という対置が頭に浮かびました。
ところで、先の骰子一擲さんのコメントの内の「いま」が「問われている」にかかっていると解釈していましたが、「そこにいる」にかかっていたのですね。

私の意見として強調しておきたいのは、今回の諷刺画の件に関して、ヨーロッパ対イスラムという国際的な構図と、フランス社会の問題をわけてから議論するべきだと思うことです。(そのことについて、現在下書き中です。仕上げてアップできるかどうかわかりませんが…。)国際的な抗議運動における政治的煽動を考えれば、単純に全ムスリムの抗議運動だといえないと思います。
もちろん、フランス内のムスリムの立場については議論されるべきですが、フランス・ムスリムの最初の反応は静かなものでしたし、フランス国内に議論さえ成立しないフランス対ムスリムの対立があるとは思いません。勿論、フランス・ムスリム評議会が告訴に踏み切る契機となったシャルリー・エブドには同意できないところがありますが。

「やりたい放題の風刺」とは、表現の自由を節度をわきまえずに強調している人たちに対する危惧でしょうが、そのことに関しては、私の個人的な意見はすでに述べてあります。
それから自由はフランスの共和国原理でもありますし、自由に関する議論は必要であると思います。例え「度胸試し」にみえても、そこで非難してただ自由を却下して終わるのではなく、自由について議論するべきだと思います。

それからSakuさんがどこにお住まいか存じ上げないので、「フランスにいると見えないかもしれない」という出だしは私に向けて言われたことだと思いますが、その後のコメントでSakuさんの言葉を引いてきて「『怖いのかなって思っちゃいます』などとは言ってられないでしょう」と、私とSakuさんを同一視されているようですが、(というか最初から混同されていたのかもしれませんが)、そのせいでちょっと焦点がわかりづらくなっているように思います。
【2006/02/14 17:59】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]
このコメントは管理人のみ閲覧できます
【2006/02/14 21:32】 | # | [edit]
横レスなり。
フランスのムスリム内でもアルジェリア系とモロッコ系の意見の違いがあったりするし、モロッコ系ユダヤ系フランス人はどうなるの、、とかって話しになっちゃうんだよね。あと日本でのアイデンティティ危機も国内では“マジョリティ”である日本人もいつかは中国人に越されるという危惧がバックにあるし、では個人としてはどうなのよ、ってなことにもなるよね。ひとりの個人にも国籍(多国籍とかもある)、エスニック・宗教・金の有無・出身地・性・学歴・思想、、、と属性は限りなくあって、その複合性をたった一つの属性で括るのは不可能だとも思います。
【2006/02/15 01:49】 | 猫屋 #- | [edit]
「モロッコ系ユダヤ系フランス人」の母親と無神論者のイラン人亡命者の父親のカップルの子供でシアンスポに通うライシテ派の学生はとか...shiba さんの引用したCSA+La Croix の統計で、「この問題でのイスラム教徒の憤激を理解できるか」という質問に対し、自分の宗教をイスラムと答えたグループで、ややなども加えた「理解できる」が69%、「(あまり)理解できない」が25%。shibaさんが訳しているオリヴィエ・ロワの記事が指摘するようにUOIF系のサイトでさえイケイケではないというのが私も以外でした。そしてタリク・ラマダンいたってはフランスの政治家よりも言論の自由へのアピールのほうに力点がある(これはかなりおどろきました)。次の記事でまとまった問題点としてを切り出したいのですが、今まだやっと先週の積み残し部分を補充中。
【2006/02/15 02:15】 | fenestrae #S1xi4FKw | [edit]
二枚舌の証拠レポートをTVでみて以来、タリック・ラマダンはいまいち信用できないんですが…。
【2006/02/15 22:18】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]
>タリク・ラマダン
これはコメント欄なので、ちょっと舌足らずだったかも。フランス在住者観測としてその二枚舌性というのはデフォルトですが、ヴェールのときにはこれほどはっきりした態度をとらなかった。ワッチャーではないけど、どうもロンドンのテロあたりから、スタンスが、微妙に欧州よりに変化したような気がします。ドイツの新聞の分析では顧客がバンリウの若者でなく、ふつうの中産階級になっているとか。
【2006/02/15 23:54】 | fenestrae #S1xi4FKw | [edit]
あ、スカーフ禁止法(という言い方は、語弊があるように思いますが…。じゃあ自分はなぜそんな言い方を採用してるんだろう。無意識だろうか。どう呼んだらポリティカリー・コレクト(笑)なんでしょうね?)のときって、はっきりしていなかったのですね。

いや、多分その問題で議論されていた頃だと思いますが、実際の二重ディスクールを聞いたとき、印象がすごく強くて、それ以来怖くてあんまり近寄る気がしないのです。今回の件でのラマダンの発言はチェックしていませんが、たしかにサイトで名前を見かけました。とりあえず視野に入ったものの見てみぬふりしてしまった。

共和国原則寄りのことを言えば言うほど、コミュニティのもっと閉じた空間でなんか別のことを言っているのじゃないかと思ってしまったりして。彼に対しては、なんだか不信感いっぱいになってしまってます。ほとんどトラウマですね、これは。
【2006/02/17 00:01】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]












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    復活した猫屋氏。カナールの記事。 http://neshiki.typepad.jp/nekoyanagi/2006/02/caricatuerie__c3f1.html shiba 氏。フランスの世論調査など。http://hibinoawa.blog10.fc2.com/blog-date-20060210.html eirene 氏。イスラーム関連。http://d.hatena.ne.jp/eirene/
【2006/02/13 23:50】
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