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Derreier les emeutiers ? ~暴徒たちの背後に組織があるかどうか~

 2005-11-04
パリ郊外の暴動騒ぎは全く収まる気配をみせません。

屋外車庫で市バスが数台焼かれたり、乗客を乗せていたバスが襲われたり…。
店の窓ガラスが割られたり、倉庫が放火されたり…。

一部では、これが自然発生的なものではなく組織的なものではないかという見方があります。サルコジ内相もこうした見解に触れており、「誰に、どのように組織されているのか調査している」とのこと。

これがイスラム原理教組織と関係があるのではないかという人も。
もともとは信仰のない若者を改宗させ、イラクへ戦士として送り込んだイスラム原理教組織がパリ市内で見つかっており、政府はこれを危険視しているという背景があります。特に今回問題の起きている地区は移民家族が多く、ムスリムも多い。そういった環境にある若者たちを潜在的ジハード戦士候補者として組織が狙っている可能性は高い。なので、今回の暴動とイスラム原理教組織を結びつけるという考えは、それほど突飛なこととは言えません。
実際、現場でイスラム教信者の容貌をした人物を目撃したという情報もあるようです。
しかし、実はこうした人物は、状況を鎮めるため暴徒と国家保安部隊との仲介役を果たしているのだそうです。
また、2・3日前に読んだ記事の中では、「ムスリムはこのような暴力を許していないということを説得する」と地元の男性が話していたと書かれていました。
一連の暴動をイスラム教と結びつけたり何らかの組織があると考えることは仮定の域をでず、断定するには早すぎるようです。
今後、補導された少年たちからの事情聴取によって実際のところが明らかになるのでは、と待たれています。

参照:Le Mondeより
「L'hypothese d'emeutes "organisees" parait peu vraisemblable」
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コメント
なんだかパリ郊外だけでなく、パリ市内、そして地方都市まで恐ろしいことになってきていますねえ。
まだ死者は出ていないと言うことですが、時間の問題でしょうね。
でもほんとにこれが組織で動いてるとしたらますます恐ろしいことです。
その辺のお馬鹿さんたちがこの騒動でさらに手を広げていると言うことももちろんあるのでしょうが、今後、フランスはどうなるのか心配です。
外国人移民に対してこれからますます厳しくなるでしょうね。
【2005/11/06 10:19】 | Nori #- | [edit]
日本のいとこから大丈夫かというメールが入りました。TVで見たらしい。猫屋の界隈は警官の数がやたら多いだけが異常です。

TVの扱いと警官の数が、よけい若い衆の神経を高ぶらせる。自分がゲットーの人間だったら、自分達が“野獣”のように監視されるのには我慢がならないだろう。根っこには一定地区の失業率は50パーセントを越え、バスもなし娯楽施設もなしといった環境があるでしょう。

アメリカのハリケーン被災地を見ても同様な印象を受ける。グローバリーゼーションと生産性の向上は豊かなはずの国内部に“第三世界”の発生を促した。そこには一般的サーヴィス(図書館・映画館・交通機関・市民教育施設・医者・一般店舗・キャフェ)がないかあっても非常に少ない。企業は撤退する。したがって仕事は見つからない。そういった悪循環が断ち切れないと、ますます“金”社会化するなかで、金を持たない若者が金以外の“価値”を見出すのは難しいでしょう。彼らの多くは自分達の“ゲットー”から出ることはほとんどない。

実際にはここでの“暴動”さわぎより、イラクやパキスタンやアフリカ各地で起きていることの方がよっぽど重大です。

同時に、一週間にひとつ、あるいは一日にひとつの大事/カタストロフを必要とするかのようなメディア(特にTV)の体質と影響についてはもっと語られていいと思います。

他の国はわかりませんが、日本もフランスも大卒者の就職率は50パーセントとか。日本ではまだ、ニートする金銭的余裕があるのかもしれません。でも若い人のうちにある絶望感は似ていると思います。
【2005/11/07 01:35】 | 猫屋 #UkTYPFGQ | [edit]
うーん、やはり人種・宗教問題がからんでいるようですね。
日本ではたった一人の女子高生が世間を騒がせています。彼女はグレアム・ヤングという連続毒殺犯を真似て母親を毒殺しようと試み、その一部始終をブログで公開していたようです。日本の若者の暴力はどうも他者とのあいだにではなく、他者感覚のなさ(丸山真男)から発生しているようです。昨日テレビにでていた精神科医はこの種の事件が昨今の若者特有の身体感覚に由来することを指摘していました。
過剰な他者意識のなかで培われた身体感覚と他者意識の欠けた身体感覚は暴力という場面において、その差異を露呈しているのかもしれません。
【2005/11/07 08:51】 | pianoman in Matsudo #- | [edit]
>Noriさん
裏に組織があったほうが、対処しなければならない政府としては都合がよいのではないかと思います。だってそれを取り締まればいいんだもの。
また、暴動の原因を実体としてつかめないために対処が遅れているというのはあると思います。いや、ぼんやりとつかめてはいるが、即対処できるような問題ではない、ということかもしれませんが…。

これがすぐに移民に対する法的な規制につながるとは思いませんが、世間の風当たりが強くなる可能性は大きいですね。
【2005/11/07 11:52】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]
>猫屋さん
うちも父から「大丈夫か?」とメールがきました。日本でもだいぶ報道されているようですね。
電話したら母が出て「なんにも言ってこないから大丈夫でしょって言ってたのよ」。あっけらかんな母…。

自分は何もしてない「innocent」と思っているのに、やたらと疑いの目を向けられたら傷つくし、ぐれたりもするでしょうね。
市バスで郊外を通ったことがありますが、本当に「何もない」。住宅しかない、それも味も素っ気もない団地ばかりだったりして、「こういうところに住む若者は娯楽がないし、やることがないんだろうな」と感じました。無気力とフラストレーションがたまるのも無理のないことだと思います。あの風景は、どんな晴れた日だったとしても暗い印象で残っています。
【2005/11/07 12:14】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]
>pianomanさん
ああ、その事件。
親殺しって、必ず世間を震撼させるけれども、実はそういう欲望って人間にはあるんだろうな、と、それ自体は不可解ではないと思ってしまいます。
でも計画性があるというところがやばいですよね。明確な意志が持続してあるということですもんね。
「他者感覚のなさ」、同感です。それはこちらにきてものすごく実感しました。「他人も自分と同じ」って無意識に信じている人、日本人には多いですね。そしてそれが子供であれば、他人と自分の境がわからない、という現象が起こってもおかしくないと思います。
【2005/11/07 12:24】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]












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