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Une serie de violences a Clichy-sous-Bois ~パリ郊外における連夜の暴動~

 2005-11-03
この一週間にわたりメディアを騒がせているパリ郊外の暴力。

発端は、10月27日夕方、若者3人がEDF(フランス電力公社)の変圧所にて感電、うち2人が死亡したことに始まりました。この3人は警察の追走を逃れようとしてEDFの敷地内に入り込んだとの情報があり、地元Clichy-sous-Bois(クリシー・スー・ボワ)の若者達が警察に対して反発、その日の夜、数台の車に火を放ちました。
20051104000546.jpgその後、10月29日(土曜日)には沈黙のうちに抗議デモが行われましたが、他方、暴徒と化した若者が警察とにらみ合い、衝突。機動隊も出動するという、かなり危険な様子です。
国家保安部隊と若者の抗争は飛び火し、Clichy-sous-Bois以外の同県内他地区、また他県でも車が焼かれる被害、ショッピングセンターが襲われショーウィンドーが壊される被害などが相次いでいます。
1週間経った今日、サルコジ内相、ド・ピルパン首相、シラク大統領らの呼びかけもむなしく事態は未だ沈静化せず。

こうした事件は内相の管轄。まずサルコジ内相が解決に乗り出す姿勢をみせましたが、「感電死した少年らを警察が追跡したという事実はない」と発言、今回の暴動を続ける若者達を「racaille(ごろつき)」と呼び、批判を惹起。また、遺族はサルコジ内相との面会を拒否、ド・ピルパン首相との会談を要求。首相はこれを果たし、事件の解明を約束しました。
また、事態を重くみたド・ピルパン首相は予定されていたカナダへの外遊を延期。関係閣僚を集めて会議し、シラク大統領から1ヶ月の間に解決するようにとの任を受け、具体的な計画を発表する予定。

さて、一連の流れのなかで、急にその存在が目立ったのはアズズ・ベガグ機会均等相。そんな省があるのも知らなかったんだけども。この人を知ったのはアメリカ入国の際に不審人物と間違われ尋問を受けたというニュースで、でした。ベガグ氏は現内閣の中では唯一人のアルジェリア生まれ、ローヌ川域の貧民街で育った人だそうです。ド・ヴィルパン派。20051104013214.jpgそしてサルコジ氏の「ごろつき」発言を国営放送FRANCE2にて間接的に批判。郊外の若者達の感情を逆撫でするということをベガグ氏は憂慮していたのではないでしょうか。しかしそれに対し、サルコジ氏は「普通にフランス語で使う表現を用いただけ」と返答。何も悪いことはないということらしいです。実際、11月2日のLe Mondeインターネット読者アンケートによりますと、サルコジ発言に対してのベガグ氏の批判に対して正当性を感じる人は52%、感じない人は45.2%(無回答2.8%)。フランス語表現としてそれほど侮蔑的ではないということなのか、それとも侮蔑的であるが今回の暴徒に与えるに相応しい言葉であるということなのか。

また、今回、遺族がサルコジ内相との面会を拒否した事に対して、内相は「遺族は、フランソワ・オランド(社会党書記長)と親しいジャン・ピエール・ミニャール弁護士の道具にされているだけ」とコメント。
事実はどうなのかわかりませんが、サルコジ内相が効果をあげられず悪い印象を与えた分、後から出番となったド・ヴィルパン首相が好印象を与えたのは確実。一時、サルコジ氏の孤立が報道されていました。

それにしても今回、左派があまり目立って内閣を批判しないのが不思議。特に社会党管轄の地区で問題が起こっているからかな?

参照:Le Monde
「Azouz Begag, principal opposant a Nicolas Sarkozy」
「Depuis les violences urbaines de Clichy-sous-Bois」

追記:調べによると、塀を乗り越えてEDF敷地内に入っていく若者2名を見たという通報が無線記録に残っていたそうです。しかし警察は「はっきり見たわけではなく、そのような様子があった」と曖昧なコメント。その後、別の場所(近隣の墓地)で警察が2名を補導したとのことで、同じ人物と考えて危険地帯への侵入を確認しなかったのかどうか、など、まだ不明な点は残っています。
参照:Le Monde
「Clichy-sous-Bois : un policier aurait signale que des adolescents penetraient sur le site EDF」
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コメント
ニュースは日本にも伝わっていますが、いまひとつ事件の背景がよくわかりません。暴動は突発的なものなのか、それともしかるべき背景のもとで、若者の感電死が引き金となって引き起こされたのか。
いま昼休みに秋葉原にいってきました(中古のベルイマンDVD-BOXとゴダールの『軽蔑』を購入)が、秋葉の若者(最近ではAボーイなどと呼ばれています)はどうみても暴動など起こしそうにないのですが、その不気味さには名状しがたいものがあります。
【2005/11/04 05:15】 | pianoman in Matsudo #- | [edit]
ううむ、今回の暴動の起因について、長年の間に少しずつ積もり積もった問題が背後にあると考えるのが自然だと思いますが、どうでしょうか。
色々な面で混乱している現状を伝える報道の中に、フランスの乗り越え難い大きな問題を垣間見る思いです。

秋葉の青少年たちはメイドカフェで癒されているんだし、暴動を起こすような鬱憤もたまらないでしょうねえ。
日本の風俗って犯罪防止に一役かっているのかな。
【2005/11/04 23:14】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]
・メディアの役割が気にかかります。年末にストラスブール郊外で車が焼かれるといったことは定期的に起こっているけれど、今回のようにメディアが実況中継のように報道されたのは初めてでしょう。TVをほとんど見ない私にはさして目新しい出来事ではないけれど、TVニュースしか見ない一般人には大きなショックだと思います。また、サルコジに反感を抱く、あるいはくすぶっていた対政府感が郊外の若い連中がTVの映像をきっかけに騒ぎ出した可能性もありますね。もちろんサルコとヴィルパンの権力闘争がバックにある。

・日本のTVと過激なマーケティングおよび過激な消費形態はたしかに、若い人たちから何かを奪っていると思います。フランスの子供が日本でこちら風の悪態をついてる、あるいはちょっとしたプレゼントでもすぐ喜ぶなんてのを見て、日本の中高年齢者が昔の子供のようでかわいい、と言った。消費文化では日本は世界のトップです。

・サルコジに関してネタ。ネブロに書いたサルコのDartyでの土曜の午後のお買い物。約一時間で160 000ユーロ使ったそうです。(家の掃除機、ホースに穴開いててガムテープで塞いでんすが、、、関係ないけど) 人目につきたくなかったらネットで買うとかなんとかすりゃいいし、別にDartyが一番安いから行ったとも思えないんすよね、、、不思議な人です。
【2005/11/05 00:13】 | 猫屋 #UkTYPFGQ | [edit]
ごめんなさい。コメントダブっておまけに変なボタン押してしまったようです。削除希望いたします。編集はこっちから出来ないみたい。
【2005/11/05 00:27】 | 猫屋 #UkTYPFGQ | [edit]
はい、一個削除しましたです。

メディアが報道すれするほど若者たちが調子に乗って暴れているのではないかと思いました。
ああいうのって一種の集団ヒステリーみたいなもの?

日本の購買意欲の煽りかたってすごいですよね。フランスに来たとき、肩の力が抜けたというか、気持ちがちょっと楽になりました。
経済的にだけじゃなく、エネルギーも消費させられていて、ある意味去勢されているような気がしますね。

>人目につきたくなかったらネットで買うとかなんとかすりゃいいし
うーん、たしかに…。やっぱり目立ちたがりやのサガ?
新しい恋人とお買い物って、やっぱりネットじゃあんまり楽しくないんじゃないですかねー。
ああああ160000ユーロ!?何を買ったんだあーー。しかも1時間で!?「あれとこれとそれと」って後ろから追っかける店員に指で差しながら次々買っちゃうのかな。そんな買い物してみたいっ。
あっ、うちの掃除機のホースもガムテープでつないであります。しかも譲ってくれた友人の代から。かれこれ6年くらいそのまま使用してますが無問題です。
【2005/11/05 01:09】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]












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【2005/11/09 05:48】
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