スポンサーサイト

 --------
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ :スポンサー広告 トラックバック(-) コメント(-)

総選挙について、ではないことについて

 2005-09-15
日曜から日本の総選挙のことが大変話題になっているようですね。(っていうかもう終わった?)
敢えてまったく触れないでおこうと思いつつ、やっぱり世間に流された。というか。何故書かないかについて書いておこうと思いました。

日本の総選挙、小泉さんのことはLe Mondeの記事にもなっていたので、それを要約してみるのもいいかな、と考えたのですが、時間がなかったのと、正直言って読むのが面倒くさくて、やりませんでした。

面倒くさいというか、読む気がしない。読みたいと思わない。
総選挙についての意見や分析を書いているブログは沢山あって、いくつか参照させていただいたけれど、なんというか…「そうなのか」という感じで。
どういった見解が的確なのかという判断もできない。

とりあえず、内田樹氏の「勝者の非情・弱者の瀰漫」と、Le Monde支局長、フィリップ・ポンス氏のチャット録を読むと、弱い者はどんどん見捨てられていく社会になっていくようだ。
それから、日本のTVはお笑いと食べ物ネタばっかりで政治家は上手く利用していないと思っていたけど、全く間違い。郵政民営化賛成の有権者票獲得プロパガンダは広告代理店と手を組んで広くメディアを通じて行われていた?(猫屋さんのところで見つけた。Le Mondeの記事一部翻訳もあり。助かります。)
小泉首相の実体のない人気だけで自民党が圧勝したというのは本当らしい。
それ以上の難しいことはわからず。分析するだけの知識も能力も欠如。


ところで、この興味のなさは、自分が日本に現在住んでいないということを考慮にいれても不当ではないかな、と思っている。
勿論、日本の政治や社会状況のニュースを追ってこなかった怠慢と無関心さの結果でもある。

無関心というか、何か日本の政治が理解できないもののような気がしている。
たまにフランスの文化を知っている日本人がそれを知らない日本人に、フランスでは八百屋のおじちゃんも政治の話をする、とか言うのを聞く。でも、それって八百屋のおじちゃんに失礼じゃん。八百屋は野菜だけ売ってろっていうのか。八百屋も国民だぜ。税金払ってるんだぜ。選挙権もあるんだぜ。
税金を払って市民権を得ていると、色んな面で国と関わる(当然だけど)。社会の傾向で法律が変わり、法律が変わると社会の現象に影響する(当然だけど)。政治の動きに関わって生活している。政治をやるのは政治家だけじゃない。政治家が提案し、決めたことは、自分に跳ね返ってくる(当然だけど)。
でも、日本で、そんなふうに実感したことがない気がする。それは私が鈍感だったからか。
しかし、八百屋の親父が政治の話をするということが会話の構成要素となるということは、その事実はわざわざ伝える価値がある、ということだろう。ということは、日本の人にとってはその事実の内容は多少なりともなじみのないものであるということではないか。
日本の政治は一部の人だけでやっている気がしてしまう。法案を出して、それでどうしたいのかが明示されていないような気がする。
(フランス人も政治に全く無関心な人、多いけどね。)

いやいや、それは自分の中で作り上げた、日本人の政治に対する態度のステレオタイプ像のせい。
他人のせいにしてはいけない。

例えインターネットの発達で情報の入手が簡単で速くなったといっても、自分が生活する社会は自分の身体をもっている場所にしかない。ひとの考え方とか、ある社会の習慣とか、そういうものは情報として文字にして伝達することはできる。それでも、経験やその実感でしか理解できない何かってあると思う。日本の社会の情報を見聞きしても、自分が生活しているのはそこではない。

社会のタイプは無意識の体系によって決まるとレヴィ=ストロースは言っていた。無意識とは、本人は知りえないものであって、それは外部の者でなければ解釈することができない。(フロイトが「無意識を発見した」と言われ、精神分析学がやっているのはそういうこと。)
私はフランス社会の無意識に少しずつ入り込み、日本社会の無意識から少しずつ離脱していると思う。自分では知らないうちに。だから、今のところ、私にとって、日本の情報はそれを知ることだけで目的を果たし、せいぜいが主観的に分析する対象にしかならない。
それでも、心身にしみこんでいるものはなかなか変わらないわけで、いつまでもフランス社会にも違和感を覚え続けるわけだけれど。
(でも異邦人でいいかなと思っている。スピノザだっけ、どこへいっても外人と感じるのは成熟した者であると言ったのは?あれ、そんなこと言ってない??)

結局、今のところ自分の身にふりかかってきそうな、理論的ではない実践的問題にしか興味がないということ。郵政改革反対派の民主党が惨敗したことより、サルコジの動向の方が問題。自分の生活がかかってるもの。
うーん、日本に帰る気があんまりないのかもしれんね。

ま、このようなことを言っても、結局言い訳でしかないですね。恥の上塗りか。


でも、宿題が終わったら、もうちょっと真面目に日本の政治状況についても勉強しよう…かな………。

更なる追記:
日本のニュースにズレを感じるというか、なんか空恐ろしいものを感じて、あまり理解したくないという、無意識の抑圧というか防衛機能が働いているかもしれない。ということをメモすることを逃していた。
スポンサーサイト
コメント
金曜夜のネット夜警をしていてたどり着きました。お久しぶりです。
たまたま日本で選挙前のドタバタを眼にして、こっちの選挙との違いに驚かされました。結果にはそんなに差はないのかも知れませんね。かの広告代理店へのペイは一億五千万だったという話もネットで読みました。
なんかため息が出るばかりです。なお、猫屋は日本では見事に異邦人っぽかったですよ。ま、その方が楽ですし。>昭和無責任男。
【2005/09/16 01:13】 | 猫屋 #- | [edit]
自民党大勝のあまり比例名簿の下の方で絶対に当選しないだろうと思われていた人々(自民党幹事長のボーリングサークルの後輩でスーパーの社長をしてるおじさんとか、フリーターの青年とか)まで当選してしまうという始末です。民主政治が絶対でないことをあらためて思い知らされます。ご承知のようにヒトラーも正規の選挙によって首相の座につきましたしね。
【2005/09/16 06:54】 | pianoman in Matsudo #- | [edit]
>猫屋さん
わざわざコメントを残していただき、ありがとうございました。
ネット夜警…ちょっとコワイ…。いえ、お疲れ様です。
広告屋の話、あれは本当なのでしょうか。なんか素直に信じてしまいました。全然ありえない話じゃないなと。そう思ってしまう自分もどこかおかしいのかも…。

>pianomanさん
アテネの愚衆政治の時代から、人類ってあまり学習してないのかもしれませんね。
【2005/09/17 00:06】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://hibinoawa.blog10.fc2.com/tb.php/171-3ad2bc54
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。