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太田記念美術館名品展

 2005-08-14
もう一週間前のことになりますが、先週の日曜日は月の第一日曜日。
ということで、パリの美術館は無料でした。
20050815000723.jpgよい機会なので、地下鉄でポスターを見かけて、前から行きたいと思っていたギメ美術館の太田記念美術館名品展を観に出かけました。
きっとすごく混んでるよ~、ということで、ちょっと寝坊したものの、同居人にせかされ正午過ぎにはギメ美術館に到着。200メートルくらいの列ができていましたが、進むのが早く、すぐに入れました。

    ↓美術館の前の展覧会立て看板
20050815001236.jpg

  ↓展覧会入場券
20050815003653.jpg浮世絵は小さいので、かなり近寄らないと見えず、前の人が動くのを待って行列になって一つ一つの絵の前に立って凝視。ま、でも、あまり興味のない絵をじーっと観ていてもつまらないので、順序関係なく、空いているところをぐるぐるとまわってみました。結構な数の絵がありました。
有名な葛飾北斎、広重、喜多川歌麿、写楽、などの他、歌舞伎堂艶鏡、鈴木春信など。美人画、役者絵など人物画が多く、風景画はやはり北斎と広重といった感じでしょうか。
私はどちらかというと景色絵のほうが好きです。なぜかというと、構図が面白いからです。
今回の展覧会ではないのですが、以前、他の美術館(どこだったかは失念)で浮世絵展をやるということで地下鉄にポスターが貼ってあり、その広重の絵に度肝を抜かれました。そして、よくよくみると構図がとても計算されている。とにかくすごい!と思いました。(でもその展覧会は行かなかったんですよねえ…。ほんと、行動力に欠ける。)
で、今回の展覧会、広重がたくさん観られて面白かったです。広重の大胆な構図、幾何学的でありながら躍動感があり。有名な「東海道五拾三次」の「庄野・白雨」や、「名所江戸百景」の「大はし安宅の夕立」など、突然の雨に走る人たちを景色の中に描いた絵からは、さあさあと降る雨の音が聞こえてきそうです。

展覧会の一画ではNHKハイビジョン(と宣伝したあった)で映像による浮世絵の簡単な紹介。人が多くてよく見えませんでしたが、はっとしたのは、ゴッホが広重の絵を模写しているということ。

さて、今回、広重の絵はすべて「安藤広重」と名前がついていましたが、ネット検索したところ、どうやら歌川広重というのが正式名称のようです。「安藤」は初代広重の本名の姓。その後を継いだ弟子たちが名前も継ぎ、それぞれ広重と名乗ったそうで、四代目までいたらしいです。
知人に聞いた話なのですが、二代目は初代の娘婿だったのがおとうと弟子に嫁を寝とられ、離縁して、そのおとうと弟子が三代目広重になったそうです。二代目はこつこつとひとりで絵を続け、海外へ輸出する茶箱に自作の浮世絵を貼り付けていたそうで、そこから「茶箱広重」と呼ばれているとか。輸出先では当時の美術コレクターの目をひき、茶箱からはがして保管する人もいたらしいです。意外とそのようなところから西欧に浮世絵が知られていったのかなあ、と思ってしまいました。

印象派は浮世絵に影響を受けたと言われていますが、遠近法や色の濃淡以外に、庶民を描くというテーマの選択にも影響があったのではないかなあ…と勝手に想像。浮世絵に描かれる人物って役者とか芸者で、当時のヨーロッパの肖像画のモデルとは全然違うし。まあ、そう言ったら浮世絵とヨーロッパ絵画の目的からして全く違うわけですが。
まあ美術に明るいわけではないので戯言として。

ネット検索していたら、ここで私が地下鉄の駅でガーンと霹靂に打たれた絵を見つけました。
「名所江戸百景」の「水道橋駿河台」でした。
う~~~ん、やっぱ、すげーーー!

ちなみにこの展覧会、明日(15日)までです…。もうちょっと早く記事をアップすればよかったのですが。行きたくなったけど間に合わないじゃあないかあ!という方がいたらごめんなさいです。
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コメント
15日までということで、「もう終わっちゃう~」と、一昨日の金曜日にわたしも駆け込みで行ってきたところです。
詳しくもなんともないのですが、実はわたし浮世絵がけっこう好きで、こういう機会があると足を運んでいます。お気に入りは鈴木春信。あの男だか女だかわからないなよっとした身体の曲線に、日本独自のエロティシズム(?)を感じます。
こういうものを観ていると、自分の中に知らずに根付いている日本的な美意識を再認識したりしてしまいます。

ちなみに広重展をやっていたのは、それが2~3ヶ月前の話なら、共通の知人が以前働いていたところだと思います。わたしはどちらかというと人物が描かれているほうが好きなのですが、shibaさんもご指摘の、あの広重の大胆な構図の風景画を何枚も一挙に観るのは、なかなか圧巻でしたよ。
【2005/08/15 01:45】 | mikeko #- | [edit]
それにしても、浮世絵が日本で美術として認められなかったことは不思議ですね。ギリシアで壷絵が美術として認められなかったことを思い合わせると、美術かそうでないかの基準はどうもそれを生み出す人と享受する人の階層によって決定されているようにおもわれます。となると美術も文学と同じようにすぐれて政治的なものといえるのかもしれません。
【2005/08/15 02:36】 | pianoman in Matsudo #- | [edit]
>mikekoさん
鈴木春信、いいですよね。私も浮世絵は線が細い方が好きです。
年のせいなのか、日本から離れているせいなのか、私も日本的なものをいいなあと思う自分に気付いてあれっと思うことがあります。
うう、あれって浮世絵展じゃなくて広重そのものの展覧会だったのでしたっけ。行けばよかった!

>pianomanさん
たしかに、階層で美術かそうでないかが決まるというのはあったかも、ですね。ふと思ったのですが、浮世絵って漫画の源流でしょうかね。庶民的で娯楽。(お殿様に献上する浮世絵もあったようですが。)
【2005/08/16 07:09】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]
私もとりあえず見に行こうと思いつつ、行けませんでした・・・。残念。また次の機会を待つことにします。
それから、今更ですがリンクさせていただきました。リンクの仕方がわからなくて時間がかかってしまいました。(^_^;)
【2005/08/16 10:40】 | kaori #- | [edit]
>kaoriさん
行けなかったのですか~。でも浮世絵展が続いているので、またどこかでやるかもしれませんね。
リンク、ありがとうございます。こちらからもリンクを貼ってよろしいでしょうか。
【2005/08/17 22:32】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]
もちろんです!よろしくお願いします。
【2005/08/18 18:57】 | kaori #- | [edit]
リンクさせていただきました~。
愉快なうさぎ生活ブログ、写真とコメントが絶妙でいつも楽しみにしてますよ~。
【2005/08/18 22:39】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]












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