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「Dead man」 追記

 2005-08-02
観てから時間が経っちゃいましたが、「デッド・マン」再考・追記です。

ジム・ジャームッシュの映画、考えたらあんまり観ていない。でも思い起こすと、なんとなくヴィム・ヴェンダースに近いものを感じます。と思ったら、ジャームッシュはヴェンダースの助手を務めていたらしい。
何が近いかというと、「異邦人」感。主人公たちが、なんとなくその土地、周囲に馴染んでいない、どこか浮いているような存在。ヴェンダースはフランスに留学して映画を勉強していたときに異邦人体験をしていると思うのですが、ジャームッシュは??アメリカ生まれのアメリカ育ち、学校もニューヨークですよね。まあアメリカっていってもめっちゃ広いわけだから、ニューヨークで異邦人体験をしたのかも?
そうでなくても、多分、生まれながらにして、どこか世間と馴染めない、なんとなく自分は周囲から浮いている、と感じる人はいると思います。それが性格や気質のせいだったり、家族の歴史のせい(移民家族であるとか)だったりするかもしれませんが。
私は、そういう異邦人感のある作品って結構好きみたいです。他に?と聞かれるとぱっと思い出せませんが…。そういえば大好きなジョン・アーヴィング、小説家ですが、オーストリアだったかドイツだったかに留学した体験が作家としての自分に大きな影響を与えたと言っていました。(「ホテル・ニューハンプシャー」ではウィーンに行くし、「ウォーター・メソッド・マン」でもたしかそっちの方へ行く。そして乗るのはルフトハンザ。)

そしてもうひとり、「デッド・マン」を観ていて思い出したのがアキ・カウリスマキ。なんかユーモアセンスがすごく似てる気がしました。たしか「ナイト・オン・ザ・プラネット」では、ヘルシンキ編でアキ・カウリスマキが出ているのではなかったっけ。なんとなく気が合いそうな二人。


deadman3.jpgところで、私の時計もDead manなのデス。

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コメント
そうですね。ジャームッシュとヴェンダースは似ている部分もあるけど、なんというかジャームッシュの映画のほうが乾いたかんじがしますね。
まあアメリカ人にとってもアメリカにいることは異邦人体験なのかもね。でもレヴィナスのような思想家がアメリカからでないのが不思議。
それに対してシモンも亡くなったいまやフランスの文学は、クンデラをはじめとする異邦人たちによって担われつつあるようですね。日本の某批評家はクンデラなんてクズだといってますけど。
【2005/08/03 01:58】 | pianoman in Matsudo #- | [edit]
えーそうですか?私としてはどちらかというとヴェンダースの方が乾いた雰囲気という印象。
フランス文学については全く無知なのですが、今年、アシア・ジェバールというアルジェリア人女性がアカデミー・フランセ-ズの会員に選ばれたそうです。アルジェリア人では初めてじゃなかったかな?
【2005/08/03 21:09】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]
映画は観るひとによって印象がだいぶちがうね。でも「ベルリン…」みたいな映画はぜったいジャームッシュには撮れない気がする。あれはやはりヨーロッパ人の感性じゃないでしょうか。逆にヴェンダースに「ストレンジャー…」は撮れない気もするし…。やはりじつは全然違うタイプの映画監督ということなのかな。
アルジェリア人のアカデミー・フランセーズ会員ですか。なんとも感慨深いですね。デュラスなんかもある意味ではインドシナの作家ともいえるわけですが、旧植民地から続々と作家が登場する情景をみるにつけ、ポスコロの影響の大きさがあらためて認識されます。
【2005/08/04 11:04】 | pianoman in Matsudo #- | [edit]
あ~、私は逆に「パリ・テキサス」「都会のアリス」「アメリカの友人」などでアメリカの乾いた空気を感じたんですけどねー。たしかに「ベルリン・天使の詩」は…ニック・ケイヴがあの雰囲気にはまりすぎ。
ジャームッシュの「ストレンジャー・ザン・パラダイス」は「アメリカ」というより「ニューヨーク」という感じ。ジャームッシュは都会のよそ者、でしょうか。乾いた埃、砂塵が似合わない気がします。
もちろん、ジャームッシュとヴェンダース、それぞれに個性がはありますが、共通点を感じるなあということで。
【2005/08/04 15:13】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]












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