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Mon conseiller financier

 2005-07-19
数日前、郵便局から電話がありました。
私の普通預金口座の担当者(conseiller financier)のアシスタントからで、「あなたの担当者がこれからの計画について話し合うためにアポをとるよう勧めているのですがどうですか?」という内容でした。こういう電話がかかってくると、方便になる嘘が苦手、頭の回転が鈍い私はどうやって断ろうかと、いつもまごまごしていまします。どうしたものかと思いつつ、なぜか「もうひとつ口座を作りたいので、そのことをやってくれるなら…」と答えていました。あら、そんな気があったんだ、と自分でもびっくり。でも、普通預金口座(LivretA)より金利が良い低所得者向けの口座を作りたいと思っていた(かれこれ4年くらい)のは本当。まあいい機会です。

というわけで、今日がそのアポの日。
郵便局は私の住むアパートからかなり離れたところにあって、徒歩15分ほどかかる。やれやれ~と思いつつ約束の時間通りに到着。
ところが、担当者の部屋は鍵がかかっており、誰かと話している様子。前の人が長引いてるのかな?と思いつつ、不安だったのでドアをノック。すると、背の高い男性が出てきて「今ノックしたの誰?」と言う。上から見下ろされて威圧感、しかも怒っているような口ぶりにちょっとおびえつつ「私ですけど。14時に約束があるんです。」と答えたら「僕はもうすでに14時の約束の人と話している最中ですが。」と憮然として言われてしまった。はぁ?と思い、あまり機嫌の良くなかった私も憮然とした顔で見返してやった。ぶー。担当者は「今のアポはもうすぐ終わるから待っていてください」と言って部屋にひっこんだ。なんなんだよ、だったら別に今日じゃなくたって良かったし、口座だってどうでもいいよ、こんな遠くまで歩いてきてさ、頭もちょっと痛むし。と仏頂面で待つこと5分。前の人は本当にすぐに終わった。
部屋へ入ると、担当者は「約束が重複することが時々あるんですよ」と言い訳。あ、そう。いいけど別に。フランスだもの、ありがち。ってな感じで無関心に彼の前に座った。もう私のテンションはめちゃ低い。
「まず身分証明書を見せてください」と言うので、パスポートを出すと、彼の表情がちょっと変わった。にやっと笑ったようだった。「日本人ですか?」と言うので、なんでそんな顔をしてそんなことを聞くのだ、と訝しく思った。なんかいやだなあとも思った。私にはどうもこの担当者が冷たそうにみえ、あまりよい感じがしなかったので。
それから、口座を作りたい旨を伝えると、彼は「わかりました。でもまずあなたに聞きたいこと(demander)があるのですが」と言ってきた。また収入とか職業とか聞かれるんだな、と思っていたら「僕の名前を日本語で書いてもらえますか?」だと。はぁっ?
どうやら彼は日本にとっても興味があるらしい。彼は「アジア全般がなんとなく好きだけど、特に日本に興味があるんです。日本の哲学に惹かれるし、すごい歴史があるでしょ。」と説明。自分の家は日本風のオブジェをいっぱい飾っているとか。しかし、正直に言ってピンとこなかった。えー…哲学??西田幾多郎とか?と考えたが、「いや、そういう意味じゃないなあ、きっと…」と思いめぐらしつつ追究放棄。「すごい歴史」については、「他の全ての国と同じようにね」と答えてしまった。悪気はなかったんだけど、つい。
そして、淡々と仕事を進めながらも、途中で「これ、なんて書いてあるの?」と机の上にあった古銭に似せた置物を私に見せたり(裏には龍の絵が彫ってあったので中国ものっぽかったけど…)「バトル・ロワイヤルっていう映画、観ました?」と聞いてきたり…。それらの質問が結構唐突なので、なんか調子狂う。しかも最初からテンションの低い私。学生だと言うと、またありきたりに「学業の後はどうするの?」「フランスに残るの?」と聞かれ、今日は何故か「残りたいけど、現在の政治からするとわかりませんね、来年は新しい法律で退去させられるかも」とか答えてしまった。自分でも「なんでこんな要らんことを喋ってんだ」と思いつつ。同情してもらいたかったわけではなく、多分あてつけてみたかったのだと思う。
なんだか居心地の悪い面談となってしまった。彼はあまり気にしてなければ良いんだけど。

とにかく、口座は作れたけど、これにお金を振り込むため、また来週、郵便局に出向くことになりました。次回はもうちょっと明るい気持ちで出かけられますように…。
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コメント
日本最高の「哲学書」はどうも「正法眼蔵」ということになっているらしいです。ただしとてつもなく難しいらしい。それにしてもプラトンやアリストテレスの思考に馴染んできた頭には仏教、とりわけ中国を経由して日本に根をおろした日本の仏教はほんとにへんてこなものにみえる。「南無阿弥陀仏」と唱えるだけで極楽浄土にいけるなんて話はばかばかしくて読む気にもならん、とむかしは思っていたのですが、最近どうもそういうものではないということがぼんやりとわかってきたような……。これもトシのせいなのでしょうか。
【2005/07/20 03:24】 | pianoman in Matsudo #- | [edit]
こんにちは。おととい韓国料理をご一緒したmikekoです。
shibaさんがブログをしてると聞いて、さっそくのぞきに来ました。

わたしはCLに口座を持っていますが、ありますねー、約1年に1回の意味なしアポ。電話がかかってきて、半ば強制的にアポを取らされ、いらぬ口座でも作らされるんじゃないかとどきどきしながら行くのですが、ほとんど世間話だけして終わってしまう・・・。彼らの義務なのかな? 意味のないことに労働時間をさいているようにしか思えないんだけど。いや、やって来た貧乏そうな外国人学生を前にして、この人にマネープランだとか紹介してもしょうがないと思われるのかな? 
そういえば、何年か前の話だけど。若い女性の銀行員に、やはり「学業の後はどうするの? フランスに残るの?」と訊かれ、「自分の国に帰ります。フランス人と結婚でもしないと、正規の仕事を見つけるのは難しいから」と言ったら、「わたしの友達を紹介するわよ!」と息巻いてきたのには、正直マイッタ。

長文失礼しました。これからもちょくちょくのぞきに来ますね!
【2005/07/20 19:29】 | mikeko #- | [edit]
>pianomanさん
あ~「正法眼蔵」ですか。って読んだことないんですけど。何故かうちにあるな(岩波文庫の青)。
そのうち読みます、そのうち…(と言い続けて未読本がたまる。)
【2005/07/20 22:37】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]
>mikekoさん
早速のコメント、ありがとうございます!
韓国料理、美味しかったですね~!
でもやっぱり、conseiller financierと密室会談、私ってすごくにんにくくさいだろうな~~と気になって、それもあってすごく居心地が悪かったです。
こういう電話がかかってくると、同居人はいつもキッパリ「Ca m'interesse pas」と断っています。そういう度胸がうらやましい…。
友達紹介してくれるのって、もしかしてCLにplan de mariage blancとかいうマネープランがあったりして(笑)。
【2005/07/20 23:03】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]












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