スポンサーサイト

 --------
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ :スポンサー広告 トラックバック(-) コメント(-)

肉を食え!

 2005-07-03
以前、友達と「人類最後の日、晩餐に何を食べたいか」という話をしたことがあります。「大根おろしとしらすと白飯」とか「自分で作ったこだわりカレー」とか…あとなんだったかなあ、そんなメニューが出る中、私は躊躇せず「焼肉」。私は肉食です。

arielledombasle02.jpgアリエル・ドンバルというべっぴんさんがいるのですが。ベルナール・アンリ・レヴィという”ヌーヴォー・フィロゾフ”哲学者の妻。この人、肉は食べないそうです。「Tout le monde en parle」という ティエリー・アルディッソンのトーク番組にでたとき、「動物達は屠殺されるとき、涙を流すんですよ」という理由で肉を食べない、と言っていました。知り合いにこの話をしたら「じゃあ魚は食べるんだろうね。水の中で涙を流してるのは見られないだろうし」と笑ってました。まあ魚はね、屠殺されないしね。放置されるかそうまま冷凍だしね。
余談ですが、「On ne peut pas plaire a tout le monde」というTV番組でブリジッド・バルドーが出たとき、アリエル・ドンバルが「ハーレー・ダヴィッドソン」を歌いました。BBは「私の後継者にぴったり」と喜んでいましたが、二人の気が合うのはわかる気がする…。それにしても、アリエル・ドンバルが好き!っていう人に会ったことない。

先日、知り合いのフランス人青年が「メタフィジックな質問をしたい」と言ってきた。なんだなんだっ、物理学は苦手だしメタ物理学はもっと苦手よっ。って、形而上学のことでしょ。わかってるけどさ。「いやだ」と即答したんですけどね。構わずに話されましたよ。で、どこが形而上学的なのかわからなかったんですけど。というか、形而上学って何なのか未だによくわからないので形而上学的だったのかどうかわからなかくて当然といえばそうなんですけど。要旨はこうです。最近、敬虔なカトリック信者の友達から「アダムとイブは何も食べていなかった、人間が食物を必要とし始めたのは原罪以降だ」と聞いたそうです。それ以来、人間は何故空気だけで生きていけないのか、お腹が空くという生理的欲求が心理や行動に影響を及ぼしたり、食料として他の生命を犠牲にしたりする、このあるがままの世界が暴力的ではないだろうか、と自問してやまなくなった。どう思う?という質問。
なんかね、コレ聞いてムラムラッときました。あ、ヘンな意味じゃないです。怒りの炎です。
人間も動物でしょ。「犠牲」って何さ。ナイーーーフ。食べたい欲求を否定するなよ、と。

この質問には後日談があって、その知人は「父ありき」という古い小津安二郎の映画を観て、日本の社会が父権社会であり、一家の長に押さえつけられていた厳しい制度の社会だということを感じたというのですね。で、それがまた「暴力的だ」と。世界は暴力的だ、暴力とは拘束、束縛のことじゃないのか、と。
つか、何年前の話やねん、その日本社会!

彼とはゆっくり話す時間がなくてそれきりで、なんだか要領を得なかったのですが、つまりこういうことだと思います。欲求をもつこと、それに拘束される状態それ自体が暴力的であるし、またそれによって他者に関わる仕方が暴力的なことがある、と。
しかしね、暴力的であるかどうかは誰が判断するのだろうか。それを言い出したら彼の質問のたて方(生理的欲求と社会的制度を一緒くたにする辺り)それ自体が暴力的だなあと思うのですがね。というかナイーフに過ぎるというか。「食べたい」という欲求をもつことが暴力的ならば、生きることそれ自体が暴力である。しかし、他の動物に「暴力」という観念があるのかどうか。彼らにとって在るのは「力」の関係だけはないだろうか。「暴力」とは人間だけがもつ観念なのではないかと思います。

とにかくねえ、私は言いたい。
欲求を否定するな!生きることは闘争である。世界との関わりは係争的である。
肉を食え!
スポンサーサイト
コメント
神は死んだなどといってみてもフランスはしょせんカソリックの国ですよ。彼らの無意識に培われた原罪意識が百年や二百年で払拭されるとはとても思えませんねえ。その一方で肉食を積極的に肯定する貴女もなんと日本人的なことでしょう。親鸞上人の精神が隔世遺伝したかのようです。
【2005/07/05 03:07】 | pianoman in Matsudo #- | [edit]
あはは、pianomanさん、ちは。
コメント、ありがとうございます。
(わざわざin Matsudoつけてるし!)

まあね、カトリックの教えは無意識に根付いているのでしょう。色んな意味で。
しかし今のフランス社会をみてると、それは忘れてしまいますね。ああ、この国ってやっぱりカトリックなんだと思うのは、クリスマスのミサをTVでやるときと、ローマ法王の死去を一面で扱っているときくらいですかね。
【2005/07/05 12:08】 | shiba #h/1ZVhMA | [edit]












管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
トラックバックURL:
http://hibinoawa.blog10.fc2.com/tb.php/107-b68b61f4
  • アリエル・ドンバル【読書を巡る旅】
    私の好きな女優さんは日本のTVであんまりお目にかかれません。江黒真理衣も高校の頃から好きで化粧品は一時期全部アンテリージェだったというのに。いつのまにかTV出なくなってしまいました。ううう。中学の頃から好きな女優さんでもう一人、フランス人のアリエル・ドン
【2005/12/29 21:53】
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。