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最近のニコラ ~Nicolas, phenomenal (comme d'habitude)~

 2008-02-24
最近のニコラったら、どうも調子が悪いみたい。週末に発表された支持率が、またもや落下、なんと38%に。それどころか、せっかく自分より目立たないフィヨンを首相にしたのに、彼に人気の点で追い抜かれる始末。もっと悪いことには、フィヨンとの差が19ポイント。首相に人気を奪われた大統領は他にもいますが(2期目のミッテラン、同じく2期目のシラクなど)、これだけ差をつけられるのは稀。過去にミッテランが、コアビタシオン(大統領の反対政党が内閣を形成すること)の時代、バラデュール首相の人気に22ポイントも差をつけられたことがあったそうですが・・・今回は二人とも同政党。本当に珍しい現象のようです。

サルコジの見事なまでの支持率急降下については、私生活をさらけだしすぎていることが真っ先に挙げられています。その上、離婚から間もなく新しい恋人発覚、そしてスピード再婚という恋愛サイクルに国民が共感できないという見方も。また、国民の一番の関心事である「購買力向上」への政策がちっとも見えてこない(そのくせプライベートの幸せそうな報道ばっかり)ため、国民が「見捨てられた」と感じて不信感をつのらせた、とも言われています。

                    ***

さて、そのニコラ、こんなに人気が下がっていることを意識しているのかいないのか…またもや暴言。そのシーンは、WEBニュースなどが取り上げたため、瞬く間にインターネットで広まってしまいました。

casse-toi-alors-pauvre-con.jpg問題のシーンは、ル・パリジャンのサイトにアップされました(こちらのページで見られます)。同新聞の記者が土曜日から始まった農業見本市を取材、そこを訪れたサルコジを撮影しました。サルコジは、見本市に入場すると、沢山の人に囲まれ、握手を求められて上機嫌。そして挨拶を交わしながら進む。しかし、人の波に身動きがとれなかったのか、サルコジの行く手にいた一般市民がふいに現れたサルコジに「俺に触るな(ah non, touche-moi pas)」と反応。サルコジは咄嗟に「じゃあどけよ(Casse-toi, alors)」。市民は続けて「けがわらしい(Tu me salis)」と言ったところ、サルコジも負けじと「じゃあどけよ、このド阿呆が(Casse-toi alors, pauvre con)」と答えました。

このビデオは、日曜午後6時の時点(おそらくアップされてから24時間たつかたたないかくらいの時点)で65万回もリプレイされたそうです。

これで思い起こされるのが、漁師のストに出向いたサルコジが、罵声を浴びせられて「お前、降りてこいっ!」とケンカを売った(?)こと(詳しくはこちらの過去記事で)。この人ったら一度ならず二度までも。

で、前回もそうでしたが、いきなりtutoyerっていうのはねえ…。なれなれしい。(注:フランス語のtutoyerとvouvoyerの違いは、前者がいわゆるタメ語なのに対し後者は丁寧語であることです。)まあ一般市民も彼に向かってtutoyerしてるっていえばそうなんですが。警察に口を酸っぱくして「一般市民にvouvoyerで話すように」指示していると公言していた内相って誰だっけ??

                    ***

さて、この「ド阿呆」事件ほどは知られていないようですが、今週末、またしてもメディアの検閲問題が報道されています。
今回は新聞・雑誌ではなく、広告屋さんによる検閲。問題の事例は二つあり、そのうちの一つは検閲というか、拒否にあったもの。もう一つは、これは検閲と言っていいと思います。

Courrier international couverture問題になったのは、クーリエ・アンタルナショナルの今週号。バラク・オバマの特集なので彼の戯画が大きく表紙になっているのですが、その上の帯の部分に注目。ここには、「マドリッドからの視点:サルコジ、このビョーキなヒト」と書いてあります。(画像をクリックするとやや大きくなります。)

Affichecourriersarko1.jpgそして、最初に問題になったのは、この号のポスター。メトロビュスというバスや地下鉄の広告を引き受けている広告屋が、クーリエ・アンタルナショナルから依頼されたポスター(→)の掲示を拒否。
ポスターの右肩に、表紙の帯の文句がそのまま採用されています。(画像をクリックするとやや大きくなります。)

Affichecourriersarko2.jpgその後、クーリエ・アンタルナショナルはポスターに手を加えて一部変更し、再度メトロビュスに新しいヴァージョン(→)を依頼。
こちらは「マドリッドからの視点:サルコジ、自己中のビョーキ」となっています。(画像をクリックするとやや大きくなります。)
しかしこれも拒否されました。

二度の拒否について、はっきりした理由はわからないようですが…。
(もしかして問題はバラク・オバマにあったりして?…ってことはないか。)

さて、その後、この号の発売に伴ない、キオスク売店である「ルレ」(チェーン店)から、「上の帯の部分を折り曲げて隠すか、そうでなければ廃棄する」ことを要請されたとのこと。クーリエ・アンタルナショナルはやむなく帯を隠すほうを選択、ルレの従業員の手によって折り曲げられて販売されているそうです。

このチェーン店、ルレは、ラガルデール・グループの所有にありますが、ラガルデールの社長はサルコジと仲良し。

クーリエ・アンターナショナルの記者たちは、メトロビュス及びルレの検閲行為を公にして抗議。
この週刊紙はル・モンドに属していますが、同グループが財政難に陥っている現在、ラガルデール・グループが参入してきてル・モンドの主要株主になる可能性があるだけに、記者たちの危機感は大きいようです。

ニコラ、こんなことしてたって人気はあがらないと思うなあ~。

参照:
Yahoo Franceより

「Fillon devance Sarkozy de 19 points en popularite, un ecart record」(AFP)
「Algarade entre Sarkozy et un visiteur du salon de l'Agriculture」(AFP)

Rue89より
「Courrier International et Sarkozy: Lagardere censure aussi」
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