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ポップ・スターのジジェク、もうすぐテレビ・スター(?)のバディウ

 2007-10-29
27日の土曜、友人から「ソルボンヌでスラヴォイ・ジジェクの講演がある」と教えてもらい、行ってきました。

フランスでも(ポップ・)スター扱いになりつつあるジジェク。写真を撮っとこうかなーなんてミーハー心が疼いたものの、カメラを忘れてしまった…。

講堂はやっぱり満席。他の教授らと一緒に入ってきた彼は、一目で「ジジェク」とわかる風貌。ひげぼうぼうでTシャツ姿だもの。喋り始めたら、神経質っぽくやたらTシャツの首や袖をひっぱったり、手を振り回したり、鼻をつまんだり、落ち着きない。ユーモアたっぷり(とみんなは喜んでいたけど、正直、あれくらいのユーモアは寧ろ当たり前であって、私はそんなに絶賛するほどのユーモアとは思わなかったけど)、どっと笑いのわく場面も多く、聴衆に大ウケ。

rubon9.jpgこの講演は「21世紀のマルクス」というセミナーの一環。今の日本じゃ、マルクスを真剣に勉強してる人なんてほとんどいないんだろうなあ。時代錯誤とか言われるんじゃなかろうか。いやいや、マルクスはいまだアクチュアリティで語られるわけよ(というか、今だからこそ語られるというか)。
「21世紀のマルクス(Marx au XXIeme siecle)」のサイトはこちら。ジジェクの講演はカメラに収められていて、いずれこのサイト上で見られるようになる予定だとか。

ついでに。コレージュ・アンタルナショナル・ド・フィロゾフィー(CIPh)のサイトで講演予定をチェックしたら、アントニオ・ネグリもセミナーをやっていて、「現在、左派に何を求めるか」というような題目。「これからの左派の可能性」みたいな話は、フランスでは特に大統領選を通して浮上した問題。この前も週刊誌ヌーヴェル・オブサヴァトゥールで「いかにしてまだ左派であることができるか」という特集号があった。なんだかもうメディアの手垢にまみれつつあるわりには取り上げられる度にちゃんとした答えが提示されないようなテーマ…っつーか、それ以前にBHLが表紙なので手にとる気にもなれなかったのよ。でも、この号にアラン・バディウが記事を寄せているらしい。BHLとかがズレたことをさんざん言ってる後で、バディウの小さな記事がすべてをひっくり返すみたいな秀逸さだったと小耳に挟んだ。それは是非読まなければね。

ところで、ジジェクはアラン・バディウと「旧知の仲」で、講演の中でもやたらバディウを引き合いに出してた(「mon vieil ami」を連発)。ジジェクの講演を知らせてくれた友人から、バディウが木曜夜のテレビに出るというメールもまわってきた。このメールをすぐに開かなかったのと、内容を早合点して最後まで読んでいなかったので、気がついたのは土曜の朝。慌てて検索して、収録されたインタビューがフランス3のサイトで見られることを確認(リンクが早くに切れそうだけど、とりあえずこちらで)。私は外出準備で時間がなかったのだけど、留守番同居人は早速再生して見てました。番組内で紹介されている「De quoi Sarkozy est-il le nom」を買って来るよう指令を受け、ジジェク講演の後、サン・ミッシェルのジベール・ジョゼフに行って探しました…が、売り切れでした。318lZeGjv1L._SS500_.jpgレ・アールのフナックにて購入。帰途、ちょっと読んだら、直裁的サルコジ批判バシバシ。これだけハッキリ言ってくれる人(それも著名哲学者)がいると気持ちいいなあ。後でテレビ収録の方を見ましたが、どうも本の内容と重なっている感じ。しかし、突っ込んだ哲学的な話はなく、非常に簡単でわかりやすかった。同居人が「ランシエールの言う『デモクラシー』を、バディウは『コミュニズム』と言ってる」と教えてくれて、実際に番組を見てみたら本当にその通り。
コミュニズムですよ。
で、バディウ本人は、「コミュニズムのため」のテレビ・デビューだと言ったらしい。これからまだテレビに出るのかな。どうしたんだろ。フランスの現状に黙っていられなくなったとか?
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