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Velib'利用開始から1週間の感想

 2007-07-22
Velib'利用開始から1週間が経ちました。私は、その間に二回ほど一日契約をして活用。実際に乗っていると、興味津々の眼差しで見つめられたりするので、パリ市民のVelib'に対する関心はやはり高いのでしょう。このところ、パリの中心地であのグレーの自転車を頻繁に見かけ、なかなか好評なようです。滑り出し順調?

しかし、個人的感想としては、まだまだ改善の余地があるな、というところです。

というのは、まず技術的な問題がある点。
前回、早速利用開始日に使ってみたところ、同居人の自転車返却が登録されていなくて焦ったことは書きましたが、実はこれと同じ問題が初日に頻発していたようです。翌日、同居人がインフォメーションセンターに電話したら、「C'est normal, c'est le premier jour!」、つまり「(そんな問題があるのは)初日なんだから当たり前ですよ~!」と言われたとか…。使っていないのに高額のレンタル料と保証金を引き落とされるのではないかと慄いていた私たちは、この返事にガクッと気が抜けた。ま、とりあえずよかったよかった。Velib'のオフィシャルサイトにも、この問題についての記事が追加されていて、「不当なレンタル料請求はありません」と説明されています。この問題は早急に解決されている模様。
その他に、短期契約用のチケットが足りなくなってしまって自動券売機から出てこなかったというケースもあったよう。先日、同居人が一日契約で借りようとしたけれどできなかったのはそのせいかも。(どうも同居人はVelib'運がないらしい…。)
それから、スタンドに自転車が数台あるのに、通信回路に問題があるのか、中央にあるメインの機械が自転車を認識していないため、借りることができないこともありました。これは1週間経過してもまだまだよく出会うケース。

ま、初日から技術的な問題が発生しないなんて、フランス的には逆にありえない気がしますけれどね~。
あと、やっぱり、来年の市長選を前に、ドラノエ市長が好意的評価を受けるに違いないVelib'の開始を急がせたことも、システム不備に影響しているかも?

あとは、ある意味、経済的な問題。単純に、自転車の数が足りないと思われます。と同時に、配分がうまくいっていないせいか、満車で返却できないことも。これは最初から予想されていたこと。しかし、さすがにこればかりは実際の統計が必要だろうし、すぐには改善されないのではないかと思われます。Velib'の運営を担っているJCDecauxも、この点に関する問題解決には時間がかかると言っています。

それから、Velib'のシステム自体ではなく、利用者側の問題も。
まだまだシステムのコンセプトや実際の利用方法、その手順などの理解が浸透していない様子。
まず、「abonnement」のこと。直訳すると「加入契約」。日本語ではこれが「パス」「一日券」と紹介される場合もあるようですが、あくまでもシステムへの「加入契約」であって、レンタル料を含むものではありません。つまり、「加入契約料」と「レンタル料」は別物。これを誤解する利用者も少なくないようです。ル・モンドで読んだ記事によると、利用開始の初日、やはり一日のレンタル料が1ユーロだと勘違いして4時間乗っていたというカップルもいたらしい。私も、ずっと路上に停めてあるVelib'自転車を見かけたことがあります。昨日は、パリ中心部の地下鉄の入り口に防犯チェーンをくくりつけて停めてあるVelib'自転車を数台見かけました。ほんのちょっとのお買い物に寄ったのか、超過料金を払ってもいいからやっと見つけたVelib'自転車を保守しておきたいのか、それとも料金体系を理解していないのか…。

私自身、最初に借りたとき、操作手順にまごついたし、よくわからずに困っている他の利用者に出会ったりしました。やっぱり利用開始1週間くらいは、主要個所に係員をつけていた方が親切でしょうね。
でも、1週間経ったので、すでに何度も利用している人がいるから、お互いに教えあっていけばいいのかもしれません。

個人的には、この一週間のVelib'体験で、知らない人と会話する機会があったのは楽しかったです。自分と同様に自転車を返却できなくて困っている親子とか、借りるつもりだったのに自転車がなくて戸惑っていたときに「もう一本向こうの通りにもあるわよ」と教えてくれたマダムとか、返却登録をどう確認したらいいのかとまごついていたおじさんとか。

あと、車道を走るとき、やはり自転車専用レーンがないのはちょっとストレスだなあと感じました。なるべく車の邪魔にならないように…と思うと、ついつい車と同じスピードで走るべく(無理)、懸命にペダルをこいで息切れする私。それと、日本を訪れた大学教授が、路上駐車の区域が非常に少ないことに驚き、「都会の自動車交通量を減らすには、draconien(厳しい策)だけど一つのよい方策かもしれない」なんて言っていましたが、それをふと思い出し、路上駐車空間を自転車専用道路にすればいいのに…なんて思いました。でも、路上駐車は市の重要な財源でもあるだろうしなあ。環境問題を考慮した都市改革には、まだまだかなりの時間と労力と費用が必要なのでしょう。
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