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ぶつぶつ
2007-05-21
取りあえずの内閣が決まりましたね。首相はフィヨンでした。ボルローかも?なんて思ったけど、選挙キャンペーンのときから首相はフィヨンにと公言したし、何より、ボルローは人気があって食われるかもしれないのでフィヨンにしとくと安心、という計算があったという噂。っていうか、エリザベット・テシエの占い、ハズレてるじゃん!
私は個人的にフィヨンも好きじゃない。あの陰気な雰囲気、そのくせ結構強硬姿勢なことをさらりと言うし、1995年の大統領選ではシラクを裏切ってバラデュールにつき、そのあと内閣に入れてもらってシラク派になった、と思ったらいつのまにかすっかりサルコジ派に寝返って(内閣再編成のときに追い出されたせいらしい)「後年、ひとはシラクの業績など何も覚えていないだろう、私が手がけた改革以外は」なんて言っちゃう傲慢さ。

クシュネールが外務大臣というのは、嫌だなーと思ってたけど、まあ元々社会党に属しているというわりには党の方針からはずれがちなフリーなフレンチ・ドクターでしたから、結局はそれもありかなーと思ったり。大体、彼、イラク介入を支持していたそうだし。
左派の政治家も起用したりして、「開かれた内閣」をアピールしてますが、それならもっと大胆に、環境関係を担う大臣にアラン・ジュペなんてクラッシックな保守派政治家をもってこないで、緑の党からひっぱってくればいいのに。なんだかんだいって、結局自分の身内をうまく配置してる。一応左派の人間と言われているエリック・ベッソンも、今回役職をもらえたことが、最後にサルコジ支持にまわった理由を裏付けましたね。ま、みんな「やっぱり」って思っているでしょうが。
あと、15人の大臣のうち約半数の7人を女性にしたことで「平等」ってこともアピールしているようですが…サルコジがやりたがってるアファーマティヴ・アクション(フランス語ではディスクリミナション・ポジティヴといわれる)のモデルを見せようということなのでしょう。だったら移民系フランス人ももっと入れればいいのに。
というわけで、私は全然「開かれた内閣」だなんて思っちゃいないし、ますますニュースを読む気がなくなりました。
という、ぶつぶつと暗く愚痴なことばかりですみません…。
しばらくはニュース以外のことを書こうかなと思ってみたりしてます。
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