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先週末、23日から25日の3日間、Sidactionというエイズ・キャンペーンがフランスで行われました。このキャンペーンの名前は、エイズのフランス語「SIDA」+「行動」という意味の「ACTION」。エイズの予防・撲滅のために行動を起こそう、という意味が込められているのだと思います。
このキャンペーンにはテレビ局が協賛しており、期間中、赤いリボンを結んだようなシンボル・マークと募金のための電話番号が、TV画面の端にずっと表示されていました。 Sidactionは、もともとアンチ・エイズ活動をしている団体が集まって始まったもので、エイズに関する研究や予防キャンペーン活動またエイズ患者の支援のための募金を目的としています。 ところで、先日、パリの街中でセゴレーヌ・ロワイヤルの写っているポスターが目に止まり、「また雑誌の広告かな」くらいに思ってふと印刷されている文章を読んだら、「もし私がHIVウィルス保持者だったら、私に投票しますか?」と書かれていました。これはAIDESというアンチ・エイズ団体の手によるもの。 実はこのポスター、他の候補者たちのものもあるそうです(計8名)。すべて同じ文章・同じ作り。 但し、ニコラ・サルコジだけもう一枚、特別ヴァージョンが。 AIDESによると、協力を求めた大統領選候補者たちの中で唯一ニコラ・サルコジからは何の返答もなかったそう。一月末から何度も電話やメールでコンタクトをとろうと試みたものの、「現在検討中です」「多忙につき近々こちらからご連絡します」といったこたえが返ってくるばかり。痺れを切らしたAIDESは、「ニコラ・サルコジはエイズ予防に対して何もやる気がない」と結論づけ、このポスターを作成。ずばり「もし私がエイズに何の対策をしなくても私に投票しますか?」という文章つき。しかし、AIDESのサイトの最新ニュースをみると、サルコジ氏からの手紙の内容が載っているので、結局はちゃんと返事がもらえたみたいです。このポスターの発表後のようですけどね。 参照: Le Mondeより L'association Aides reproche à Nicolas Sarkozy de n'avoir "rien à cirer" du sida AIDESのサイト内LEMONDE.FR | 28.03.07 「Voteriez-vous pour moi meme si j'en ai rien a cirer du sida ?」 |
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この前の日曜日から夏時間になりました。
土曜日の夜、外出して夜遅く帰ってきて、楽しい気分でえへらえへらネットで遊んでいて、日付も変わった夜中、「もうすぐ2時か〜、そろそろ寝ようかな〜」とか思っていたら、画面に突然「夏時間にかわります。時間を確認してください」みたいなメッセージが現れてびっくり。ぜ〜〜〜んぜん忘れてたっつーの。 夏時間になると、時間が一時間早まるんですよね(2時→3時)。 ここ2、3年、夜中まで夏時間に時計を合わせるのを忘れて、寝ようかなと思った頃に気づいて「いやっ、すごい夜更かししちゃった!」ってショックを受ける、というのをやっているので、今年は早く寝るぞーと思っていたのに…。結局、今年も寝たのが朝の4時になっちゃった。 おかげで調子狂ってます。時差ぼけって感じ。 |
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イギリス人映画監督ケン・ローチがブザンスノ候補を応援するメッセージの動画がDailymotionにアップされ、WEB版ル・モンド上で話題になっています。
日本ではそれほどでもないかもしれませんが、ケン・ローチは社会派で硬派な映画監督としてフランスではかなり有名。昨年のカンヌ映画祭では「THE WIND THAT SHAKES THE BARLEY」(仏語タイトル「LE VENT SE LEVE」、日本語タイトル「麦の穂をゆらす風」)でパルム・ドールを受賞しています。 オリヴィエ・ブザンスノは、ロンドンで開かれた社会フォーラムでケン・ローチに会ったことがあるそうです。 この動画、英語にフランス語吹き替えがかぶさっているので、英語で聞きたい方には非常に残念ですが、原語は殆んど聞き取れないと思います。 以下、内容の訳です。
※3月27日 一部修正しました。 |
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ニコラ・サルコジは26日月曜日に内相を辞任することを発表。しかし辞任まであと数日となった今、サルコジ内相と彼が長を務める警察に対する批判が噴出する事件が起きました。
20日の火曜日、パリ19区の小学校前で、警察と学童の親たちが衝突。警察は、近くのバーで、学校に孫を迎えに来た中国人男性を尋問、連行しようとしました。この男性は不法滞在者でした。その場に居合わせた他の親たちや教師がこれに反発、男性を乗せたパトカーを取り囲み、連行を阻止しようとしましたが、警察は沈静化のために催涙ガスを撒布。大人ばかりでなく、下校しようとしていた子供たちにも催涙ガスの被害が及んだようです。 その様子の一部(「釈放しろ」と叫び抗議する親たち)を撮影した映像がインターネット上で流布されています。ル・モンドから拾ってきたのがこれ↓です。 問題の衝突が起こったのは、ベルヴィル地区のランパル通りにある小学校の前。ランパル通りは、ベルヴィルの地下鉄の駅からピレネー通りへ向かってベルヴィル通りの坂道を登っていく途中、パシフィックとコクミンという大きな中華レストランの間を左に入る通り。付近には豆腐専門店もあるし、中華街ベルヴィルによく行く人なら、一度くらいはこの小学校の前を通ったことがあるのでは。 RESF(国境なき教育網)は、「共和国の価値として最後の砦」といえる学校にまで警察の手入れが入ったとして怒りをあらわしています。ロイター通信が伝えたところによると、前日にもランパル通りの小学校前で、不法滞在中の学童の母親を連行しようとした警察が他の親たちの激しい抗議を受け、事を荒立てるのを避けて連行をあきらめたという経緯があったそうです。 以前にも、慈善団体「心のレストラン」が路上生活者や経済的に貧しい人を対象に食糧配給にまわったレピュブリック(パリ10区・11区)で、突然警察がやってきて不法滞在者の検挙を行ったことがありました。 このような場で不法滞在者の検挙を行う警察にNPO団体から批判が出ています。 また、ランパル小学校前で抗議行動を起こした小学校長と学童の親二名の計三名が拘留されました。ヴァレリー・ブコザ校長はパトカーを損傷させた責任を問われて、他二名は暴動を誘発させたという容疑で、それぞれ数時間の拘留を受けた後、釈放されました。 子供の家族が連行されそうになったのを阻止しようとした校長の拘留は、更なる反発と批判を招きました。左派および中道右派の候補者たちはこぞってサルコジ内相を非難。セゴレーヌ・ロワイヤルはニースでの集会で「これは私たちが求めるフランスではない。こんな風に国民性を擁護するべきではない、全く反対のやり方だ」と述べています。 海外県マルティニークを訪問中のサルコジ内相は、「この件には論議を要するような問題はない」とコメント。校長の拘留は司法の決定に基づくもので、警察に対する暴力行為があったことから検事が要請したものであると説明しています。検事局、警察責任者や警官の労働組合らが、この見解を肯定。 また、内相は、学校内または学校付近で不法滞在者検挙を行ってはならないとする文書を警視庁に回していると主張。これに反したと言えるパリ警視庁長官ピエール・ミュッツとは距離を置く態度をとっています。 パリ近郊都市警察の責任者であるアラン・ガルデールは、ラジオ局RTLで、問題の検挙はもともと飲料小売店の取締りに関するもので、移民を対象にしたわけではないと説明。 警察側と学童の親や教師たちとの間に一種の誤解があったのかもしれません。しかし、後者の側にそういった誤解が生じた根拠が全くないわけではないし、子供がいるところで催涙ガスを使うのはどうかと思います。ある母親は「警察は市民をまもってくれるものと子供に教えているのに、こんな行為を目の当たりにさせられて、なんと言っていいかわからない」と言っています。 参照: Yahoo Franceより 「RESF denonce de nouvelles "rafles" d'etrangers a Paris」(Reuters) 「Nicolas Sarkozy vise apres l'arrestation d'une enseignante」(Reuters) Le Mondeより L'indignation de parents d'élèves après l'interpellation violente d'un Chinois sans-papiers à Paris LE MONDE | 23.03.07 Garde à vue de la directrice : "C'est une décision de justice", affirme Nicolas Sarkozy LEMONDE.FR | 24.03.07 |
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昨夜、大きなワイン屋LAVINIAで2004年ボルドーの試飲会があったので、たっぷり味わってきました。っつっても、40以上ものワインがあり、全部は試飲していないにしても、途中から味がわからなくなってしまった…。1本100ユーロするマルゴーのワイン(シャトー・パルメール)も口にしたけれど、直前に味見した1本40ユーロ弱の同シャトーのセカンド(アルター・エゴという)の方が美味しく感じたりして。やっぱり素人の舌だからかなー。2年ちょっとでどれだけ出来上がってるか、飲み頃かどうかっていうのもあると思うんですけど…どうでしょう。ま、味がわかったとしても財布の中身がついていけないので、わからないほうがいいかも。
それにしてもすごい人でした。開場前から行列だったし。やっぱりボルドーは人気あるなー。タダだし。 で、1時間ほどで切り上げて、夕飯にはちょっと遅い夜9時過ぎ、ご飯を食べようということで隣接地区、オペラ界隈に行きました。ラーメンを食べようかと、ドヌー通りの「サッポロラーメン3」の前を通ってみたら、かなり混んでる。どうやら新聞ル・パリジャンに取り上げられたらしく、写真入りの切り抜き記事が入り口に貼ってありました。で、そこの前を素通りし、ラーメンというと私と同居人は大体「北海道」なのでそちらへ。しかし、こっちも混んでて、外で人が待っている。じゃあ「ひぐま」…と思ったら、こっちも外に行列(というほどではないけど5人くらい待っていた)。期待薄ながらはす向かいのちょっと先の「サッポロラーメン2」まで足を伸ばしてみたけど、やっぱり満席で並んでる。近所のうどん屋「国虎屋」も人があふれていました。んんん〜〜〜?どうなってんの〜。フランス人の最近の若者の間では日本の麺屋が人気なのだろうか。ちなみに同じ地区にある中国人経営のファーストフード寿司屋、中国料理系麺屋(「麺館」だったけ、名前?)はガラガラでした。 仕方ないので、ラーメンは諦めて自宅近くまで戻ってケバブサンドで我慢したよ。 しかし、あんなに華やかで高価なボルドー試飲の後にケバブサンド(テイクアウトでひとつ3.5ユーロ)…って、あたし、やっぱり人生のどっかなんか間違ってる? |
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先頃、ニコラ・サルコジが発表した政策のひとつ、「Le ministere de l'immigration et de l'identite nationale」という省を設けるということについての反応がちらほら取り沙汰されています。
とりあえずル・モンド記事のリンクだけ。 また、過去のインタビューの抜粋を再構成した記事。 個人的には、「l'identite nationale(国民のアイデンティティ)」なんて、政府に属する一機関が定義を決めて管理するものじゃないと思う。全く理解できない。 |
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16日金曜日午後6時、大統領選の立候補者受け付けが締め切られました。各候補者は500以上の推薦署名を申請しなければならず、署名が規定数に達しなかったために出馬を断念した候補者も。
締め切りまで署名集めに追われたのは極右と極左の候補者たち。その中でも早めに苦難を乗り切ったのはMPFのフィリップ・ド・ヴィリエ。13日火曜日、出馬可能になったと発表。続いてジャン・マリー・ル・ペンも、締め切り二日前の14日、充分な署名を集めることに成功。前日にようやく出馬宣言できたのは、極左LOのアルレット・ラグィエ。彼女は今回6度目の出馬。同じく極左LCRのオリヴィエ・ブザンスノも滑り込みセーフ。最後まで出馬を危ぶまれていたのはジョゼ・ボヴェ。先週の初め頃、署名が集まらないことに痺れを切らしてか、「もし出馬できなかったらPSの得票に悪影響を与えるつもりだ」と、脅しに近いような発言まで出たボヴェ氏。彼の選挙運動委員によれば504の署名を申請したとのことでしたが、全ての署名が有効と認められるかわからなかったため、締め切りから憲法評議会による候補者リスト発表までハラハラしたようです。結果オーライ。 極右・極左の候補者も晴れて署名集めに成功したわけですが、先日のニコラ・サルコジUMP党首の呼びかけが多少手助けになったかも? UMP所属のロレーヌ地方議員で元文化相のジャン−ジャック・エラゴンは、署名を与える候補者を抽選で決めました。署名集めに苦労している候補者8名の誰に対しても投票する気はないが、これら候補者が出馬できないのはおかしいと考えたとのことで、「政治的選択ではなく市民としての行為」とこの選択法を正当化。抽選で当ったのはオリヴィエ・ブザンスノ。エラゴン氏は引いたくじがジャン−マリー・ル・ペンでなくて安心した様子で、やはり候補者の中でも多少の主観的選り好みはあったらしい。 また、同じく抽選で署名を与える候補者を選んだのは、ブルターニュ地方のサン・ジャン・シュール・クノン市長であるピエール・プロドム(無所属)。15人の候補者の中から抽選でアルレット・ラグィエに署名することを決定。プロドム氏によれば、多くの市町村長は各候補者から推薦署名請願の度重なるプレッシャーを受けるそう。選び悩んだ末の抽選ということでしょうか。但し、憲法評議会は、こうした抽選による署名を無効とすると述べています。 先週の半ば、まだ約50の署名が足りないと見なされていたニコラ・デュポン−エニャンは、結局署名が規定数に達せず。UMPの妨害があったか? 同じような状況でも締め切りまでにしっかり500を達成したのは、フレデリック・ニウ(「Chasse, peche nature et traditions:狩猟・釣り・自然と伝統」というグループの候補者)。また、大統領選候補としてこれまで全くといっていいほどメディアに取り上げられていなかったジェラール・シヴァルディ(労働者党の支持を得て立候補した「市町村長代表候補」)は、いわゆる「弱小候補者」の中でいち早く(3月10日)500以上の署名を憲法評議会へ提出。後者二人をみると、大統領選はメディアに出てくる「政治屋」だけのものではないと感じます。 というわけで、憲法評議会の審査によって確実に認められた候補者は12人。 公式選挙ポスターの並び順は抽選で決められました。この並び順、投票に結構影響するのだそうです。抽選の結果による順番でいくと、候補者は以下の通り。 オリヴィエ・ブザンスノ(Ligue Communiste Revolutionnaire:革命共産主義者連盟、略してLR)、マリー−ジョルジュ・ビュッフェ(Parti Communiste Francais:フランス共産党、略してPCF)、ジェラール・シヴァルディ("candidat des maires", soutenu par le Parti des Travailleurs:「市町村長代表候補」、労働者党による支持)、フランソワ・バイルー(Union pour la Democratie Francaise:フランス民主連合、略してUDF) 、ジョゼ・ボヴェ(altermondialiste:オルターグローバリゼーション主義)、ドミニック・ヴォワネ(Verts:緑の党)、フィリップ・ド・ヴィリエ(Mouvement pour la France:フランスのための運動)、セゴレーヌ・ロワイヤル(Parti Socialiste:社会党、略してPS)、フレデリック・ニウ(Chasse, peche nature et traditions:狩猟・釣り・自然と伝統)、ジャン−マリー・ル・ペン(Front national:国民戦線、略してFN)、アルレット・ラグィエ(Lutte Ouvriere:労働者の戦い、略してLO)、ニコラ・サルコジ(Union pour un Mouvement Populaire:民衆運動連合、略してUMP)。 この12人の候補者のうち、右派が3名、左派が7名。2名(フランソワ・バイルーとフレデリック・ニウ)は、自らはこうした分割のどちらにも属さないとしています。バイルー候補は「中道」を主張しているし、ニウ候補の所属する「狩猟・釣り・自然と伝統」は、右と左に分ける一般の政治傾向のものさしではかれないところにいるグループ。どういう団体かというと、名前の通りなので、保守的右派の人もいればエコロジスト的左派の人もいるらしい。 左派候補7名のうち極左が5名。これは「フランス的特性」と言えるようです。そして、三分の一にあたる4名が女性候補というのも目新しい点。 また、アルレット・ラグィエの6度目の出馬は新記録です。 いよいよ本格的大統領選挙運動、はじまりはじまり。 参照: Yahoo Franceより 「Douze candidats sont en lice pour la presidentielle 2007」(AFP) 「Un maire breton parraine Arlette Laguiller apres tirage au sort」(AFP) Le Mondeより |
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先日、ニコラ・サルコジ支持を表明したシモーヌ・ヴェイユですが、サルコジ候補が発表した「移民と国民性省」に渋面を表しています。(「移民と国民性省」とは、原語では「le ministere de l'immigration et de l'identite nationale」ですが、公式にどのような語が当てられるのかわからないので、とりあえず私の勝手訳です。)
シモーヌ・ヴェイユは、土曜発売の週刊誌「マリアンヌ」のインタビューの中で、「非常に曖昧なああいう表現は全く好きではない。移民と統合省という言い方のほうが好ましいと思う」と述べています。意見の違いについて、「なかなか連絡がつかない」サルコジ氏本人とは直接話し合っていないが、機会があれば自分の考えを伝えたい、とも。これに対してニコラ・サルコジは「各人各様の意見がある」との答え。サルコジ候補のスポークスマン、ラシーダ・ダティによれば、サルコジ氏とヴェイユ女史の間の関係悪化などはない、とのこと。また、ヴェイユ女史提案の「統合省」については、「国民性という語の中に統合も含まれている」、「成功する移民政策がなければ統合の達成はない」と説明しています。 こうした多少の意見の不一致があっても、シモーヌ・ヴェイユには「ニコラ・サルコジがもっとも大統領に適している」と見ています。「時に彼の考え方、というより彼の態度について、必ずしも同意しないとしても」、彼女が支持するのはやはりサルコジ氏。特に、郊外の問題について「ケルヒャー(フランス語読みではカルシェール)」「ごろつき(racaille)」などの言葉を使用した内相を「不用意」と評したヴェイユ女史ですが、「完璧な人などいないのだから」と寛容(?)。 しかし、フランソワ・バイルーに対しては相変わらず辛辣。バイルー候補の「あらゆる過去と繰り返された裏切り行為」を知っているヴェイユ女史にとっては、バイルー候補は「誰にもまして最悪」とのこと。彼は教育相を務めている間「全く何もしなかった」し、彼の教育政策に対し「百万もの人がデモを行った」ことを想起。 それにしても「最悪」まで言わなくても…。じゃ、ジャン‐マリー・ル・ペンとかフィリップ・ド・ヴィリエはどうなの?とも思いますが、最近の世論調査で人気を上げてきているバイルー候補に対する牽制なのでしょう。とはいえ、そこはかとなく敵意と恨み・憎しみを感じる…。 フランソワ・バイルーも言われてばかりではありません。彼は、シモーヌ・ヴェイユについて、「彼女に、そして彼女の経歴に、というより彼女の伝説的な面に敬意を感じています」としながらも、「人は時がたつにつれてその伝説からかけ離れていくことがあります」と述べ、かつて抱いていたシモーヌ・ヴェイユのイメージから彼女が遠ざかっているのを多くのフランス人が感じている、という見解を示しています。 バイルー候補のスポークスマン、ジャン‐クリストフ・ラガルドは「政治活動を早々に終えるべきときがある」と述べ、シモーヌ・ヴェイユはとっとと引退しろと言いたげ。 サルコジ陣営がこれに応戦。フランソワ・フィヨンは「彼女は少なくとも伝説ですよね、フランソワ・バイルーはそうではありませんが」 と皮肉っぽいコメント。 「シモーヌ・ヴェイユがあのように言ったのは、彼のことをよく知っているからです」と、ヴェイユ女史の発言の信憑性を強調。また、「フランソワ・バイルーの後援についていないからといって、彼女をあのように侮辱するなどとんでもない」と批判しています。 ところで、中道右派のシモーヌ・ヴェイユにとって、「最悪」の敵は、いまや右か左か区別できなくなった「まったくの中道」(彼女はバイルー候補を中道とは認めていませんが)ということで、左派ではないわけね。 中道左派であるPSの候補者、セゴレーヌ・ロワイヤルについては、「この闘いに身を投じた活力と勇気」を賞賛しています。 参照: Yahoo Franceより 「Simone Veil "n'a pas du tout aime la formule tres ambigue" du ministere de l'Immigration et de l'Identite nationale」(AP) 「Simone Veil: "Bayrou, c'est le pire de tous"」(AFP) 「Simone Veil ne correspond plus à sa legende, dit François Bayrou」(Reuters) Le Mondeより |
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一時期、シラク派とサルコジ派の分裂が著しかったUMP。シラク大統領が引退宣言した翌日、早速「最後のシラク派」ドミニク・ド・ヴィルパンがニコラ・サルコジ支持を表明。スタンドプレー的言動が目立つ内相と内閣のまとめ役であるべき首相の、ちぐはぐな印象を与えた二人三脚や、クリアストリーム事件での両者間のもめごとなど、信頼関係を築いているとは思えない二人。今までもUMP唯一の候補者であるサルコジ氏に対し、支持する意向を見せつつあまり積極的な様子ではなかったヴィルパン氏が、ここへきてはっきりと支持表明したことにちょっと驚きました。「昨日の敵は今日の友」?
シラク大統領もサルコジ氏を応援するだろう、というのが大方の見方だし。 また、先週の8日、国際女性週間の初日に、シモーヌ・ヴェイユがニコラ・サルコジ支持を発表。彼女はジスカール・デスタン大統領下で3度の大臣経験があり、特に中絶法を認めさせたことで有名。つまり、フェミニズムの人たちからも評価がある人。そのシモーヌ・ヴェイユがその日にサルコジ支持を表明したことは、多少なりとも世に象徴的インパクトを与えたかも。更に、彼女は、強制収容所から生還したユダヤ人としても知られています。フェミニズムに関わらず国民にも人気があり、フランス人が好む人物の中で25番目だそう(ちなみに1番は相変わらずジネディン・ジダン)。ところで、シモーヌ・ヴェイユは、もともと中道右派UDF所属の人。では、何故UDF党首のフランソワ・バイルーの後援につかないのか?実は、1989年のヨーロッパ議会選挙で、ヴェイユ候補の選挙運動を担っていたのがフランソワ・バイルー。彼女はこの選挙で大敗し、以来、バイルー氏との関係が悪いらしい。また、1993年にバラデュール内閣で大臣を務め、1995年の選挙ではバラデュール候補を支持しており、そのときからニコラ・サルコジとは仲が良かったようです。 ただし、シモーヌ・ヴェイユ本人によれば、友情だけで彼を支持するわけではないそう。サルコジ氏の「優しさ」「多大な理解力」「仕事能力」などを認めており、「中道派」に属していると自負するヴェイユ女史にとっては、サルコジ氏こそがUMP内の真の中道派なのだそうです。 そして、バイルー氏支持を考えたことがあるかと聞かれ、「全然!」との答え。彼女によればバイルー氏は「中道派の代表などでは全くない」そうで、「彼は自分自身を表現しているにすぎない。彼と行動を共にしている人たちを御覧なさい、かつてUDFにいたような人たちではないのですから」とのこと。 この話を聞いたときには、ジャック・シラクとニコラ・サルコジの関係にしろ、選挙運動にまつわる経験は根が深いのかしら…と思ってしまいました。 「昨日の敵はやっぱり今日も敵」? 同じく「根に持つタイプ」らしいのは、アズズ・ベガグ機会均等相。彼はこの1年半、ニコラ・サルコジと口をきいていないらしい。1年半とは、2005年11月に世間を騒がせた郊外暴動の際、サルコジ氏の発言を批判して以来ということ。あの事件が続いた間、その批判に対するサルコジ内相の非難の激しさに驚いたと述べており、サルコジ候補に投票しない意向を明らかにしました。かといって左派セゴレーヌ・ロワイヤル候補に投票する気もないらしい。曰く、「1981年に社会党が勝利をおさめたとき、人種多様性を尊重する国家を築くと約束したのに、現在の共産党所属、社会党所属の国民議会議員にアラブ人も黒人もいない」、25年に及ぶ虚言に「もううんざり!」とのこと。「私は恨み深いし、絶対に忘れない」人だそう。 というわけで、「消去法でいったら誰に票を投じるつもりかわかるでしょう」と、フランソワ・バイルー支持を暗示。 政治界も色々ありますなあ。 参照: Yahoo Franceより 「Simone Veil officialise son soutien a Sarkozy et attaque Bayrou」(AP) 「Le ministre Azouz Begag laisse entendre qu'il soutiendra Bayrou」(AFP) Le Nouvel Observateurより 「A peine ralliee a Nicolas Sarkozy,Simone Veil tape sur Francois Bayrou」 Le Mondeより |
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さて、シラク大統領TV演説に関する話の続きです。
ニコラ・サルコジは、日曜のジャック・シラクの演説について、「堂々として誠実」であったと感じ、「感動的瞬間」だったと述べています。 ところで、サルコジ氏は、演説の前から、ジャック・シラクはもう出馬しないだろうし、その場合は自分の後援についてくれることを願う、と述べていました。勿論、シラク氏の影響力を見込んでのこと。しかし、シラク大統領は演説中、特定の候補者支持については触れませんでした。「時機を見て誰を支持するか発表する」とのことですが、3月19日に憲法委員会による候補者名簿の公示までは発言を控えるそうです。 演説に関するコメントに付け加えて、サルコジ氏は、シラク大統領とじっくり話し合いをしており必ず自分の選挙運動に加わってくれる、と自信をみせています。 同時に、「自分は誰かの後継者などと感じたことはない」と述べ、ジャック・シラクの政治を受け継ぐ気はないことを表明したサルコジ氏。「私には父がいますが、ジャック・シラクではありません。私はもう52歳で、立候補するのにも自分の政策案を提示するのにも、誰かの許可を求める必要などない」と皮肉混じりに述べています。 サルコジ氏の選挙運動宣伝文句のひとつに「rupture tranquille(穏やかな断絶)」というものがあり、今までの政治に区切りをつけ、社会システムを革新しようという意図を表しています。つまり、サルコジ氏は、現大統領の政治の延長をやる気はないということ。 ジャック・シラクとニコラ・サルコジの関係は芳しくない、というより仲が悪い、というのが一般的な見方。というのは、1995年の大統領選のとき、ニコラ・サルコジはシラク派から突然離脱してバラデュール候補の選挙運動についてしまった為。2002年、RPRからUMPへと転身した保守政党の中でも、サルコジ氏が徐々に台頭してきてUMP党首となると、シラク派とサルコジ派の分裂があり、特に党唯一の候補者選出まではそれが顕著に浮き出ていました。 PS書記長フランソワ・オランドは、シラク大統領は自党候補者の後援につくだろうが、TV演説の中ではサルコジ氏に対する警句を発していた、と見ています。特に、フランスの社会形態を維持し、極端な思想や過激主義と決して手を組むな、と述べたところがポイントで、「何故なら、ジャック・シラクはニコラ・サルコジのことをよく知っていて、彼がフランスをどういう状態へ陥らせるか、危険を承知しているから。」 実は、数日前、ニコラ・サルコジは「移民と国民性省」を設ける考えを明らかにし、これに対して左派や人権保護団体から「外国人排斥傾向」「ル・ペン主義」という批判が相次いでいました。反対陣営の大部分の見方としては、こうしたサルコジ氏の政策案は極右の票をとりこもうと狙ったものだろう、ということ。 最近の世論調査で一次選得票予想がセゴレーヌ・ロワイヤルと並び、いまや「第三の男」の座が確固となったフランソワ・バイルーも、オランド氏とほぼ同内容の発言をしています。曰く、「(シラク大統領の演説の中には)価値観とそれを擁護する必要性の話があったが、ニコラ・サルコジが物事を提示するやり方は全くそれにそぐわない。」シラク大統領がサルコジ氏に警告していたことは明らか、とのこと。また、大統領が擁護するよう説いたフランスの共和国観念は、まさに自分が重要だと考えて国民に呼びかけているもの、と強調。しかしそれでもシラク大統領はサルコジ候補の後援にまわらざるをえないだろうと予想しつつ、フランス国民は「義務による連帯と自らの好みによる連帯の違い」がわかるにちがいない、と述べています。 サルコジ候補陣営は、演説の中に既にサルコジ氏支持の兆しがあったという見解。長年シラク氏の側近であり、現在はサルコジ氏の政策顧問を務めるフランソワ・フィヨンによれば、「ジャック・シラクは自分の信じていることを吐露したのだが、誰も理解できないだろう」とのことで、サルコジ氏支持表明は演説の中の行間に現れていたらしい。 果たして、ジャック・シラクの本心はいかに…。 参照: Yahoo Franceより 「Sarkozy entre continuite et rupture avec Chirac」(AP) 「Hollande ironise sur le possible soutien de Chirac a Sarkozy」(AP) 「Bayrou: des "rappels à l'ordre" a Sarkozy dans les messages de Chirac」(AFP) 「Sarkozy et Bayrou se disputent le message de Chirac」(Reuters) |
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昨夜8時過ぎ、ジャック・シラク大統領がTV演説を行い、次期大統領選に出馬しない意向を明らかにしました。
ジャック・シラクは、これで12年の大統領任期、40年あまりの政治生活に終止符を打つことになります。 演説の中で、自らが大統領を務めた間に、ライシテ(非宗教性)の尊重擁護、失業率の激減、軽犯罪の減少と治安強化などの成果があったことを振り返って強調。そして、ヨーロッパの統一、人種差別や外国人排斥といった極端な思想傾向・過激主義への抵抗、理想的なフランス社会形態の維持と推進、地球環境保護への努力などを、これからもフランス国民に望む、と述べました。ジャック・シラク自身の今後としては、「正義、進歩、平和、フランスの栄光のために」一生闘いつづける、と約束。リアル・タイムで見ていた私としては、前半部は「自画自賛」的、後半はほとんど「遺言みたい」というのが個人的感想。 ところで、歴代の大統領の中で、はっきりした引退宣言をこれだけ長引かせた人はいないとのこと。今年に入って以降は、誰もが「まさか第三期目の立候補をしないだろう」と思っていたものの、大統領自らの宣言がなかったので、わずかながらも疑惑が残っていました。 次期選挙に出馬しないことが明確になり、各候補者はほっとしたのではないでしょうか。 演説の直後には、何人かの候補者から早速のコメントが。 左派PSのセゴレーヌ・ロワイヤルは「これで歴史の一ページがめくられる」とし、新たなページに自らが歴史を書き込む用意ができている模様。傍ら、フランス社会モデルの擁護などについて、演説の内容の一部に賛同。 また、中道右派UDFのフランソワ・バイルーは「(シラク大統領が)自らを表現した態度は感動的だった。私たちの国が個別性をもっていること、社会的展望をもっていることなど、根源的価値を思い出させてくれた」と賞賛。これまで、ジャック・シラクと対立がなかったわけではないが「今夜はともかく彼に脱帽」、シラク大統領の演説は今後のフランスが継承していくべき「指針」である、と敬意を表しました。 極右FNのジャン-マリー・ル・ペンは、シラク大統領の不出馬宣言を朗報とし、「最強の敵を失った」と皮肉的なコメント。彼によれば、ジャック・シラクは「政界汚職のシンボル」であり「フランス史上最悪の大統領」であった、と辛辣。 極左LCRのオリヴィエ・ブザンスノも、シラク大統領任期は「嘘で固められた12年」であるとチクリ。「社会的亀裂のために闘うという公約のもと、1995年に選出された大統領の活動は、問題を解決するどころか、状況を悪化させただけだ」と批判。 その他、数々の政治家たちからのコメントも報道されています。 PS書記長のフランソワ・オランドは、ジャック・シラクが第二次世界大戦時のユダヤ人問題に関する国家責任を認めたことと、イラク介入を拒否したことを評価しつつ、それを除けば二期目は「失敗」に終わった、と述べています。そして、シラク大統領の政策は「発言と行動の矛盾」「顧客主義」「公平さの無視」「選挙準備のための政治」と批判。シラク大統領の離任と共にそうした政治が終わることを望む、としています。 極左寄りVertsのスポークスマン、ヤン・ウェーリングは、「40年の後、やっとわが国はシラク大統領から解放される」と喜びのコメント。彼の任期の間に環境破壊が進んだ、と非難。 シラク大統領のお膝元、UMP内からは、やはり演説を高く評価する声が。 前環境大臣のロズリーヌ・バシュロは「彼がフランスとフランス国民に対する愛情について語ったとき、私は涙がでるほど感動した」そうです。 シラク大統領下で首相を務めた経験のあるアラン・ジュペは、未来を見つめるようフランス国民に向けられたメッセージを聞き取った、と前向き。 また、ジャン-ピエール・ラファラン前首相は、平和と国際関係の中の態度を強調した演説の中に「人道主義的、社会的でヨーロッパ人」としてのジャック・シラクを認めています。 現首相のドミニク・ド・ヴィルパンは、一夜明けた月曜の朝、ジャック・シラクが国のために尽力してきたことを評価しつつ、「ジャック・シラクは正しい判断のできる人」とし、次期選挙に出馬しないジャック・シラクの決断を尊重するコメントをしています。 ヴィルパン首相は、同時に、サルコジ候補を支持すると表明。シラク大統領に忠実で、これまでニコラ・サルコジ支持宣言は留保してきた首相ですが、昨夜の演説を機に、自ら所属するUMPの候補者の後援につきました。 そのニコラ・サルコジのコメント以下、長くなったので次に譲ります。 参照: Yahoo Franceより 「Les principales reactions a l'allocution de Jacques Chirac」(AP) Le Mondeより |
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ヴァーチャル生活を楽しむアメリカ発の「Second Life」の登録者数が450万人を越えているようですが、近頃、フランス人の間でも大人気らしいです。日本語版ももうすぐ公開されるとのことで、日本でも注目されているようですね。
さて、この「第二の人生」(と日本語に訳すと古くさく真面目腐ってやたらダサく聞こえるなあ…といって英語でも既にセンスのなさを感じるのですが……なんてのは私だけ?)の中でも、フランスの大統領選挙運動が展開中。 昨年12月5日、極右政党FNの支部がセカンド・ライフ内に発足。この支部が開設された場所は、巨大ショッピング・モールが近く、人の往来が比較的多いところで、向かいはミリタリー・ショップだったとか。しかし、すぐに他の住人たちによるアンチ・ル・ペンの抗議運動に会い、衝突があった際には催涙ガスや爆弾が炸裂したりして大騒動になったようです。その後、場所を移動せざるを得なくなったらしい。今年の1月13日には、社会党の候補者、セゴレーヌ・ロワイヤルが、一般市民の意見を募りつつ討論する「Desirs d'avenir」というプロジェクトの延長で、748番目の事務局をセカンド・ライフ内に開設。 セゴレーヌ・ロワイヤル自身がPCを前にして開設のコメントをしている映像があり、この事務局は彼女公認であることは確か。とはいえ、彼女のアバターが本当にそこに現れるのかどうか…。現れたとしても稀でしょう。また、実際に機能するのか?効果があるか?というのも疑問。事務局内はあまり手の込んだ作りではなく、冴えない商店街の中というロケーションの選択もまずいのでは、と指摘する声も。 セゴレーヌ・ロワイヤルの最大のライバル、ニコラ・サルコジは、ヴァーチャル世界に参入する気はないようです。UMPは、「参加者の大半が英語圏の人であるゲームに(サルコジ氏は)参入しない。馬鹿げた話だ」「我々の選挙運動は、現実の生活の中で、アバターではなく本物の人間たちと共に行われる。討論は、仮面をつけずに直接なされるだろう」(イヴ・ジェゴ談)と述べており、インターネットの次元ではセカンド・ライフ参入よりもブログを選択。 ところが、本人にその気がなくとも、支持者により勝手連的な選挙応援事務局がセカンド・ライフの中に出現。ヴァーチャル支部を開設したのは、有名ブロガーで政治系ポッドキャスト発信者、ロイック・ル・ムール。彼はカナル・プリュスの「En aparte」という番組の論客でもあります。しかし、特定の候補者(ニコラ・サルコジ)支持を公言したため、現在は番組からはずされています。 ロイック・ル・ムールは、セカンド・ライフ内の土地を一部買い取り、その中の島をひとつ、サルコジ候補応援の本拠地に提供。サルコジ支持者のための場所なので、ひやかしに来た人などに対しては徐々にアクセスを制限するようです。 というわけで、これらの事務局設置のニュースから時間が経っているし、どうなっているかのぞいて見ようと思い、私も登録してみました。ところが!私のPCではスペックが足りないらしく、入れない…。とほほ。 参照: ecransより 「Des partis qui traenent la souris」 「La presidentielle s’offre une deuxieme vie」 Pegina/12より 「Gases y corridas en la campana virtual francesa」 LOICLEMEURblogより 「Les militants pour Sarkozy sur Second Life ont un terrain」 ITproより 「日本語版もまもなく公開,仮想世界「Second Life」の不思議 」 |
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今日、Yahoo Franceを開いたら、トップで取り上げられていたニュース。
映画「アメリ」の中に出てくるエピソードにそっくりな話が、アルザスのとあるパン屋さんの身に起こっています。 フランス北部のアルデンヌ県シャルルヴィル−メジエールに住むイヴォン・スタンジェルさん宅から、装飾オブジェのコウノトリが姿を消したのは昨年の6月。この置物は、シャルルヴィルのビール祭りのとき、屋根の上に飾られたもの。 スタンジェルさんが8月末、夏のヴァカンスから帰ってくると、一通の封筒が届いていて、中にはエッフェル塔をバックにしたコウノトリの写真が。「バーゲンのためにパリに来ました」と一筆添えられていたそう。更にその2週間後、ベルリンのブランデンブルク門を背にした写真が、その3ヵ月後にはシドニーのオペラ・ハウスの前で撮った写真が送られてきたとのこと。オペラ・ハウスには「白鳥の湖」を観に行ったらしい。 そしてつい3週間ほど前、ニュー・ヨークの自由の女神像と一緒に写っているコウノトリの写真を受け取ったとのこと。 合成写真では?と疑いたくなるところですが、それぞれの封筒には、ちゃんと各国の消印が押されていたそうです。 「アメリ」と同じように、この実話もやっぱりスチュワーデスが犯人? 最後の便りには、「J-85(あと85日)」と書かれていたそうで、これは次のビール祭りまでの日数。世界を放浪中のコウノトリ君、ビール祭りには帰ってくるのでしょうか? 参照: Yahoo Franceより 「Cigogne voyageuse: Amelie Poulain fait des emules dans les Ardennes」(AFP) |
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大統領選正式候補としての条件、500の推薦人署名を提出する期限(3月16日)がせまってきています。
UMPやPSといった大きな政党の候補者と違い、極右・極左の小政党はこの署名集めに一苦労。 特に毎選挙、署名集めが難航しているとメディアで取り沙汰されるのは、FNのジャン‐マリー・ル・ペン。今年も例外ではありません。極右政党の候補者に推薦署名を送るというのは、右派とはいえ中道ならば確かに二の足を踏みそう。 また、他政党候補者に推薦署名しないように上部からの圧力があるため、極左側候補者はPS所属者からの署名が得られないという噂。多数候補による左派分裂を招いた前回の轍を踏むことを危惧しているのでしょう。 先月の終わり頃、極右政党MPFのフィリップ・ド・ヴィリエが、「ジャン‐マリー・ル・ペンは署名が集まっていないと言うが、それはウソ。既にちゃんと揃っている。メディアを利用して宣伝しているだけ」というような発言をし、後にル・ペン氏が「ウソではない。名誉毀損で訴える」と応えるという小競り合いもありませした。ル・ペン氏は、署名が規定数に達していないことを強調し、「前回の選挙で、市民の支持を得て二次にまで選出された候補者が、署名が足りずに出馬できないなんておかしい」と言っていました。 さて、今週月曜(5日)、ニコラ・サルコジが国営TV放送フランス3に出演し、いまだ署名数が足りないオリヴィエ・ブザンスノとジャン-マリー・ル・ペンが出馬できるよう「尽力する」と発言。曰く、ル・ペン氏の状況のみならず、ブザンスノ氏のことも鑑みての考え、とのこと。ブザンスノ氏が極左を代表する人であり、ポジションがサルコジ氏と全く異なるとはいえ、「ブザンスノのような人物が大統領選挙に参加できないというのは残念なことだと思う」とし、「私はル・ペン氏の考え方に対抗してきたが、ブザンスノ氏やル・ペン氏が自身の考え方を主張できるように尽力する」と述べています。また、「民主主義(デモクラシー)は、少数の人々によって独占されるべきではない」とも。UMPは、特定政党に所属しない議員たちに、署名数が充分でない候補者たちの推薦人になるよう呼びかけました。例え小政党でも、国内で確かに存在してい政治的志向を代表する候補者が出馬できないのでは「民主主義」を傷つける、という考えらしい。 ところで、先週の金曜(2日)、日刊紙ル・フィガロに、「L'UMP veut donner un coup de pouce au FN(UMPがFNの後押しをしたがっている)」という記事が(リンク先無料購読期間は、いつものように限定されていると思われます)。これによると、ジャン‐マリー・ル・ペンが署名を集められず出馬できないとなると、ニコラ・サルコジに非常に不利になり、危険な状況になることが、多くの世論調査分析により指摘されているとのこと。 どうするつもりか、と訊かれて、サルコジ氏は「自問している。既に用意された解決策はない」と答えたそうです。ライバル候補者たちからつつかれるのを怖れて、UMP党員に大っぴらに「ル・ペン氏の推薦署名をしろ」とも言えないし、複数右派によるル・ペン署名運動を秘密裡に組織するのは危険すぎる。 一月末、サルコジ氏は、「世論の一傾向を代表する候補者」としてル・ペンが出馬することは「望ましい」と述べており、「民主主義のため」という面を強調しています。加えてUMPは「推薦署名することは、その候補者の政治傾向を支持することではない」という線を張り、ル・ペン氏への署名を推進。しかしUMP党内でこの論拠が功を奏したとは言い難く、ル・ペン氏へ推薦署名をする意志を表明したのはたったの二名。農村市町村長団体の代表、ジェラール・ペルティエは、「ボルドー市長、マルセイユ市長、ヌイイ市長(=ニコラ・サルコジ)が、ル・ペン氏の推薦署名をするという手本を見せてくれたら」自分もやるだろう、と皮肉っています。 というわけで、ル・ペン氏とブザンスノ氏の署名集めに協力したいという発言の裏には、先週のル・フィガロで記事になったような状況がある…ということ。これはどうやら、ジャン-マリー・ル・ペンが不出馬となると自分に不利になるので是非署名を集めてもらいたいが、尤もな理由がなければ手助けできないので、「民主主義」という大義名分を借りて呼びかけ、更に自分の打算を隠すためにル・ペン氏の対極にあるブザンスノ氏の名を出して釣り合いをとって体裁を整えた、という感じ。 デマゴジーもいいところです。 本当に「民主主義」云々の為だったら、署名が集まらず苦労している候補者は他にも多々いるわけで…例えば緑の党のドミニック・ヴォワネや、UMPと袂を分けたニコラ・デュポン-エニャン、極右政党のフィリップ・ド・ヴィリエなど、そういう候補者全部に対して尽力すべきなのでは? ちなみに、フィリップ・ド・ヴィリエは「皆、ル・ペンやブザンスノを救うべきだと言っているが、私のことは誰も問題にしていない。私自身は、ヴィリエ候補を救うために尽力する」と述べたそうですが…皮肉まじりとはいえ、哀愁を感じますな…。 参照: Yahoo Franceより 「Sarkozy "se battra" pour que Besancenot et Le Pen aient leurs parrainages」(AFP) 「Le Pen "sauve par le systeme", ironise Philippe de Villiers」(AFP) |
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週末、日本からの旅行者のおつきあいをしていました。
「パリのシャンソニエに行ってみたい」というリクエストがあり、モンマルトルのラパン・アジルへ。 現在、いわゆるフランスのナツメロ的シャンソンが生で聞けるのはラパン・アジルくらいらしい。ちなみに、「シャンソニエ」とは、歌や風刺的な詩を作る人、また舞台でそれを演じる人のこと。日本語では「シャンソンが聞ける小屋」という意味が付されているようですが、フランス語ではそのような意味を含みません(…ということを、今回初めて気づいた)。 実は、ずいぶん昔、初めてパリに旅行に来た時、このラパン・アジルを訪れたことがありました。そのときは、開店時間(夜9時)ちょうどに行ったらまだ準備が整っていなかったし、観客は自分を含めて7〜8人程度のガラガラ状態でした。 今時、そんなナツメロなんか聞きに来る人いないよなあ〜と思いながら、土曜日の夜だったので一応ラパン・アジルのHPからメールで予約。 ラパン・アジルでは食事を出していないので、早めに夜ご飯を食べて、パリの中をぶらぶらしながらモンマルトルへ向かいました。前回のことがあったので、余裕をもって15分くらい遅刻な感じで到着。 真っ暗な中、スポットで浮かび上がる看板ウサギ。入り口正面の写真を撮っていたら、きゃあきゃあ言いながらフランス人とおぼしきムッシュウ・マダム集団が入って行きました。あれ〜?なんか前回と雰囲気違う予感…。 受け付けしてもらって中に入ると…意外とぎっちぎち。私たちの後からも人が入ってきて、満杯状態。70〜80人はいた模様。 最初はピアノだけの演奏。キョロキョロと天井の低い小屋の中を見回すと、モンマルトル的な絵(20世紀初め?みたいな)が沢山かかっていたり、照明には赤い布のシェードがついていたりして、雰囲気を出しています。 数曲後、歌い手さんたちが順に歌いながら入ってきて、真ん中のテーブルに集まって合唱。上の写真の右端でこちらを向いて写っているおじさんがピアノ弾き。 途中で手巻きオルガンも登場。 ナツメロが多く、私ですら「あっ、これ、よく聞くよね」という歌が。一緒に歌うフランス人客も多数。ジョルジュ・ブラッサンスやレオ・フェレの歌など、なかなか硬派どころもあり。 そんなこんなで、歌い手さんと観客が一体となって盛り上がっていましたが、正直言って、フランスのナツメロを知らない、もしくはフランス語が全くわからない場合、ちょっと辛いかも? しかしそれでも、歌い手さんたちは盛り上げ上手。「これなら万国共通でしょう」と言ってのせられ、「ラララ」で一緒に歌った私たち日本人グループ。 早めに引き上げよう、と言っていたのですが、盛り上がった雰囲気の中でなんとなく立ち上がれず。そのうえ、舞台と客席の境目がなく、また演目の間に切れ目がほとんどないので、途中で退場するのが憚られます。私たちは11時半ごろ抜け出しましたが、みんな何時までいたのだろう…。恐るべし、フランスのナツメロパワー。 |
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