今週月曜日(22日)、訪仏したケベック党のアンドレ・ボアクレア党首と会談したセゴレンヌ・ロワイヤルが、ケベック独立への賛同をにおわせる発言をし、カナダから批判を浴びました。
セゴレンヌ・ロワイヤルはボアクレア氏との会談後、記者にケベックとの「親近感」は何かと問われて「それは私たちに共通の価値、つまりケベックの主権と自由です」と返答。
ところで、彼女はケベックに一度も足を踏み入れたことがないらしいのですが…。
独立派のボアクレア氏は、この発言はフランス人がケベック独立派のメッセージを「ちゃんと把握した」ことの証だと思う、と述べています。
しかし、カナダの首相、ステファン・ハーパーは、内政干渉として非難。「経験が教えてくれていますが、外国の指導者が他国の民主主義的事柄に干渉するのは全く不適切」とのこと。
この一件は、マスコミ上にあまり長く残らなかったような印象があります…が、今日また再燃。
水曜日(24日)の夜、ロワイヤル女史はケベック州首相のジャン・シャレから電話を受け、会談したと発表しました。ところが、実はこの電話の主は偽者だったことがわかりました。仕掛けたのは、物真似芸人のジェラール・ダアン。
ラジオ局RTLでジェラール・ダアン本人が明かしたところによると、彼はシャレ氏の本物の声を知らず、ただケベック訛りを習得しただけとのこと。そして、電話での会話の抜粋を放送。その中で、偽ケベック州首相がロワイヤル女史の発言が引き起こしたカナダ側の批判について「我々が『コルシカは独立するべきだ』と言ったようなもの」と話すと、「しかもフランス人はそれに反対ではないようですよ」とセゴレンヌ・ロワイヤルが笑いながら答えていたそうです。「このことは口外しないでくださいね。またもめごとになりますから、フランスではこうした発言が。秘密ね」と言った後に、また笑い声。
今のところ、アンティル諸島を訪問しているロワイヤル女史の陣営からの反応は出ていないようです。
が、敵陣にとっては打撃を与える良い機会。ニコラ・サルコジは、コルシカは「冗談のネタではない」とし、セゴレンヌ・ロワイヤルの発言について「無知か無能」と非難。
ジェラール・ダアンにひっかかったのはセゴレンヌ・ロワイヤルが初めてではありません。2005年9月に、シラク大統領の物真似でフランス代表サッカー・チームに電話をかけ、ドメニク監督とジネジン・ジダンを騙しています。このときは、偽シラク大統領が試合前の国家斉唱で胸に手をあててくれと頼み、まんまとひっかかったチーム全員がその通りにしたということがありました。
それにしても、セゴレンヌ・ロワイヤルはニコラ・サルコジに負けず劣らず危うい発言をする人だなあ…。
参照:
Yahoo Franceより
「Segolene Royal dit avoir des affinites avec "la souverainete" du Quebec」(AP)
「L'imitateur Gerald Dahan affirme avoir piege Segolene Royal sur le Québec et la Corse」(AFP)
セゴレンヌ・ロワイヤルはボアクレア氏との会談後、記者にケベックとの「親近感」は何かと問われて「それは私たちに共通の価値、つまりケベックの主権と自由です」と返答。
ところで、彼女はケベックに一度も足を踏み入れたことがないらしいのですが…。
独立派のボアクレア氏は、この発言はフランス人がケベック独立派のメッセージを「ちゃんと把握した」ことの証だと思う、と述べています。
しかし、カナダの首相、ステファン・ハーパーは、内政干渉として非難。「経験が教えてくれていますが、外国の指導者が他国の民主主義的事柄に干渉するのは全く不適切」とのこと。
この一件は、マスコミ上にあまり長く残らなかったような印象があります…が、今日また再燃。
水曜日(24日)の夜、ロワイヤル女史はケベック州首相のジャン・シャレから電話を受け、会談したと発表しました。ところが、実はこの電話の主は偽者だったことがわかりました。仕掛けたのは、物真似芸人のジェラール・ダアン。
ラジオ局RTLでジェラール・ダアン本人が明かしたところによると、彼はシャレ氏の本物の声を知らず、ただケベック訛りを習得しただけとのこと。そして、電話での会話の抜粋を放送。その中で、偽ケベック州首相がロワイヤル女史の発言が引き起こしたカナダ側の批判について「我々が『コルシカは独立するべきだ』と言ったようなもの」と話すと、「しかもフランス人はそれに反対ではないようですよ」とセゴレンヌ・ロワイヤルが笑いながら答えていたそうです。「このことは口外しないでくださいね。またもめごとになりますから、フランスではこうした発言が。秘密ね」と言った後に、また笑い声。今のところ、アンティル諸島を訪問しているロワイヤル女史の陣営からの反応は出ていないようです。
が、敵陣にとっては打撃を与える良い機会。ニコラ・サルコジは、コルシカは「冗談のネタではない」とし、セゴレンヌ・ロワイヤルの発言について「無知か無能」と非難。
ジェラール・ダアンにひっかかったのはセゴレンヌ・ロワイヤルが初めてではありません。2005年9月に、シラク大統領の物真似でフランス代表サッカー・チームに電話をかけ、ドメニク監督とジネジン・ジダンを騙しています。このときは、偽シラク大統領が試合前の国家斉唱で胸に手をあててくれと頼み、まんまとひっかかったチーム全員がその通りにしたということがありました。
それにしても、セゴレンヌ・ロワイヤルはニコラ・サルコジに負けず劣らず危うい発言をする人だなあ…。
参照:
Yahoo Franceより
「Segolene Royal dit avoir des affinites avec "la souverainete" du Quebec」(AP)
「L'imitateur Gerald Dahan affirme avoir piege Segolene Royal sur le Québec et la Corse」(AFP)