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ジョニー、税金逃れてスイスへ移住

 2006-12-19
568913453.jpg先週、フランスの国民的ロック・スター、ジョニー・アリデーが、スイスへ移住すると発表。理由は「多くのフランス人と同じく、税金払わせられるのにうんざりしたから」。つまり、税金対策です。

あれ?ベルギー国籍申請してなかったっけ?と思って調べたら、却下されて取得できなかったようです。で、今度はスイスに移住。

他にも税金対策でスイスに渡ったフランス人は少なくない。歌手のシャルル・アズナヴール、テニス選手のアメリー・モレスモ、元F1レーサーのアラン・プロストなど。また、企業家ではエリック・プジョー(車やさん)、アラン・アフルルー(眼鏡やさん)など。有名俳優、アラン・ドロンは、スイスに移住するのみならず、1995年にスイス国籍も取得したそうです。

061215141021.x18crc7o1_le-president-de-l-ump-nicolas-sarkozy--d--et-johnnb.jpgジョニーは、ニコラ・サルコジのお友だちで、大統領選を応援。夏の党大会では肩を並べて写った写真が、サルコジ氏の恰好の宣伝材料に。
しかし、これだけ仲間としてアピールしていたジョニーが国外脱出となると、サルコジ氏にダメージがあるのでは?
ジョニーの税金亡命に、サルコジ内相は「この国に問題があるということ」と述べています。
まあ、さすがにあれだけスターの後光にあずかろうとしたのだから、今更ジョニー批判もできないでしょうし、お友だちなら肩をもたないといけませんね。それとも、大統領選で、大金持ちへの税金徴収を軽くする公約を盛り込んじゃいますか?

その他の政治家たちはサルコジ氏とは異なる意見。
ジャック・シラク大統領は「アーティストとして賞賛するが、市民の態度としてはちょっと残念に思う」とのこと。
また、ドミニク・ド・ヴィルパン首相は「支払う税金を少なくするためにフランスを去るというのは、わが国の税務状況からして、正当とは思えない」、「非常に残念に思う」。
左派からはやはり批判的な意見。社会党書記長のフランソワ・オランドは「自国の、共和国の観念があるなら、その国の税金を払いつづけるものだ」と述べています。

政治家以外では、女優のジャンヌ・モローのコメントもありました。
061216205928.r8wh6x8o0_la-comedienne-jeanne-moreau-dans-une-suite-de-l-h-b.jpg同じようにスイスへ移住するのでは、という噂もあったようですが、完全否定。税金亡命は「完全に私の倫理に反する」とのこと。「隠匿は大嫌い。私には市民としての権利があるし、ということは義務がある。それは全く当然なことだと思います」とキッパリ。彼女のお住まいはパリ(郊外のイヴリンヌだったような)。

ジョニーと同じく税金対策で15年前からスイスに住居をかまえる元テニス選手、デヴィス・カップのフランス・チーム監督を務めるギィ・フォジェは、ジョニーの移住に理解を示しています。「住みたいところに住んで、やりたいことをやっていいと思うし、サッカー選手たちが、同じ税理的理由でスペインやイタリア、イギリスに行くのとかわらない」とコメント。しかし、「自分はフランスにも税金を払っている」、「別にスイスも税金面で楽園ではない」、「現役ではないから収入も以前ほどではないし、税金対策としてスイスに住む利益は実際、今はない」と強調。やっぱり、「自国に税金を払いたくないから国外へ行った」ってあまり威張って言える感じじゃないですよね。

ただし、ギィ・フォジェは、他の有名人や企業家だけでなく、いわゆる「優秀な頭脳」が国外へ流出していることも想起すべきで、フランス社会の内部システムに問題があると指摘。
この点は、すでに経団連会長のローランス・パリゾも触れています。
その辺の問題は、一緒くたにしていいのかどうか、ちょっと疑問ですが…。

参照:
Le Mondeより

Yahoo Franceより
「Jeanne Moreau: l'exil fiscal "completement a l'oppose de mon ethique"」(AFP)
「L'ancien tennisman Guy Forget comprend l'exil fiscal de Johnny et d'autres」(AFP)

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