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くるみ洗剤

 2006-10-03
数ヶ月前、雑誌で「noix de lavage」なるものが紹介されていて、印象に残っていました。それは、ヒマラヤでとれる、くるみのような栗のような実の皮で、洗剤成分を含んでおり、洗濯粉の代わりに使える、というもの。フランスに輸入されていて、ダブルでエコ(エコロジーかつエコノミック)ということで注目に値する、という記事でした。
その後、これのことはすっかり忘れていたのですが、友人宅を訪れたとき、このくるみを発見。彼女は、旅行先で突然肌のアレルギーが出て悩まされ、ビオ製品を使い始めた(というか、石けんや化粧品は自作している)人。
あっ、これは!と、うちに帰ってから古雑誌をあさり、読み直し。そして、ネットでも検索してみました。すると、結構なサイトがヒット。フランスの自然派通販サイトの多くで扱われ、なかなか人気があるようです。

20061003171648.jpgこのくるみ(Sapindus Mukorossi)は、ヒマラヤ周辺で昔から石けんがわりに使われているもので、皮を水に浸すと洗剤成分サポニンが出てきます。(ただし、実の中身は石けんにも食用にもなりません。)
使い方は、小さな綿の袋に2~3個分を入れ、洗濯物と一緒に洗濯機に入れて洗うだけ。
また、「柔軟剤は必要なし」と説明されています。柔軟剤を入れなくてもやわらかく仕上がるため。
ただし、白いものはグレーがかってきたり(水の石灰分のせい?)、強力なシミなどは落ちにくかったりするので、別売りの塩やエコロジー製品の染み抜きなどを合わせて使った方がよいようです。
そして、洗いあがった洗濯物に香りは全くつきません。香りをつけたい場合は、エッセンシャル・オイルを小袋にたらすといいそうです。

このくるみの良い点は、自然のものなので、まず、肌にやさしいこと。強い洗剤が衣類に残って肌がかぶれたり、肌のアレルギーのある方、敏感肌の方や赤ちゃんによさそう。
それから、洗濯後の水を汚染しないということ。環境にもやさしい。

そして、別の観点でも利点が。このくるみを輸入しているフランスの会社は、現地労働者と契約しているのですが、くるみがとれる地域は失業率も高く経済的に貧しいため、くるみ産業(?)による現地の人々の生活の向上と安定化が期待されています。

でも、今まで現地の人たちが使っていたものを、経済的に力のある外国が奪ってしまうことにならないの?…と心配になりますが、現在では、需要が増えても余るほど毎年収穫があるということです。

友人宅で見かけたのはずいぶん前のこと。それ以来、このくるみ洗剤のことが気になっていて、ビオのお店をのぞく機会があるとチェックしていました。売り切れていることもあるし、人気商品なようです。値段は、お店によってばらつきがあり、13~18ユーロ。これは1キロの袋入りのお値段です。商品説明によると、週に2~3回の洗濯で1年もつとのこと。だとしたら、かなりお得!
(ちなみに、1ユーロ=150円で計算すると、1キロ1950~2700円。)

さて、買いおきしていた洗剤が切れたので、とうとうくるみを買う日が来た!ところが、1キロ袋は売り切れていて、がっかり…。とりあえずお試しサイズの小袋を購入。1ユーロでした。
洗濯していてふと気づいたのですが、ずーーっと入れっぱなしってことは…すすぎの間もサポニンが出てる??……ま、あんまり気にしないことにしよう。別に毒じゃないし。きれいになればよし。
洗い上がりは、柔軟剤を使ってないのにやわらか!ちょっと「しっとり」してる感じ。
激しく汚れていたりシミのついた洗濯物がなかったので、どれだけ汚れが落ちるのかは、まだちょっとわかりませんが…。
あと、ほんとに「無臭」。洗濯物のいいにおい~(=石けんのにおい、ってことだけど)っていうのがないので、ちょっと物足りないというか、さみしい感じもします。今度、エッセンシャル・オイルを買ってこよう。ユーカリとかミントにしたら、殺菌効果もあるかな?

通販サイトでは、シミ抜き用の別のエコロジー製品とセットになっていたりします。大抵はEcoverのもの。この会社はその他に掃除用洗剤や食器用洗剤なども製造・販売しています。ビオのお店で扱っています。(日本にも「エコベール」として入っています。)

参考元:Azimuts-artisants du Nepal
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