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(クリアストリーム騒動に続き) 内閣不信任決議

 2006-05-16
あまりにすったもんだが続いたもので、最大野党のPS(社会党)が内閣不信任案を提出。今日の午後、この決議があり、左派とUDFの一部が賛成票を投じました。

昨年の郊外の暴動、CPE抗議行動とその廃案、最近のクリアストリーム騒動などで、国民の信頼はガタ落ちであるはずなのだけど、大統領は内閣を解散するどころか首相を据え置き、彼に対する信頼は厚いというし、首相は首相で辞任もしない…ということで、PSから内閣不信任案。

PS書記長のフランソワ・オランドは、内閣不信任決議に際し「それはもう政府ではなく、戦場だ!憎悪が…(野次や拍手が飛ぶ)、そうですとも、憎悪です!それが共通の感情となったとき、連帯はどこにあるというのか?」と熱弁をふるいました。クリアストリーム事件で、露わになった政府内の亀裂、すなわちシラク-ド・ヴィルパンとサルコジという対立を仄めかしていたようです。

h_9_ill_772535_bayrou.jpg同じく、この「憎しみの競争」に触れたのは右派UDFの党首、フランソワ・バイルー。彼は事前からこの内閣不信任案に賛成する決意を明かしており、これがまた物議を醸していました。というのも、UDFは与党UMPと同じ右派に属し、連帯している部分もあり、現内閣にはUDFから選出された大臣もいて、「裏切り行為」ととられるような決断。彼が壇上に上がったとき、また演説中にも、かなりブーイングが上がっていました。
ただし、内閣再編の際、UDFは軽視された観があり、バイルーUDF党首は最近UMPにコケにされていた感じがあるので、まあUMP離れは当然のような気がしますが。
逆に、クリアストリーム騒動にうんざりしていた私としては、政治的立場云々よりも、醜聞に右往左往する内閣を告発する断固とした態度を示したバイルー、なかなかやるなあ~!と、株が上昇。気骨があっていいぞ!

フランソワ・オランドは、共和国の危機に歯止めをかけるため、内閣不信任案に投票するよう呼びかけ、投票しない者は1年後にせまった大統領選のことを憂慮しているのだ、と非難。

こうした演説を聞く間、ド・ヴィルパン首相は終始苦笑いをしていたようです。
実際、左派を集めても所詮不信任案可決に達しないことはわかっていたようなもの。あの笑いは余裕を見せていたのだろうか?
また、これに反対の議員は投票しなければよいのであって、右派はほぼ欠席。半分がガラガラという状態で議会が執り行われていました。
先週末、クリアストリーム事件に絡みサルコジ内相が内閣を去る方がよいのではないかという意見が党内にあったものの、本人が留まることを決意、土曜日のUMP集会でその意向を表明。その経緯があるため、派閥に関係なくUMP全体で首相を支持する構えを見せていました。

内閣不信任案提出の動機に関わる内相サルコジ氏は、前半欠席。首相が答弁に立つ頃に現れたようです。

20060517010312.jpgド・ヴィルパン首相は「何故あなたがたは不信任案を提出するのですか?誰の名において?何の名において?誹謗中傷の、虚偽の、噂の名においてでしょう」と、反撃。「たしかに、私たちは試練にさしかかっています。しかし、政府はそれに面と向かっていくでしょう」と、内閣を続行していく意志を表明しました。

結果は、190票で、内閣不信任可決に必要な289票には届かず。PS、PC(共産党)、Les Verts(緑の党)の他、UDFの一部が投票。
UDFは党首自ら「党の方針としてではなく、個人として票を投ずる」と弁明しており、本来ならば政敵であるPSが提出した不信任案に投票するUDF議員は約3分の1(30人のうち11票)でした。

ド・ヴィルパン首相はこれで三度目の不信任案を免れたわけですが、先週火曜、L'Expressにより発表された首相の支持率はまたもや2ポイント減の26%だそう。
いつまでもつのやら…。

参照:
Yahoo Franceより

「Villepin qui denonce la calomnie, ne sera pas "detourne de sa tache"」 (AFP)
「Censure repoussee, tir de barrage contre Dominique de Villepin」(Reuters)
「Censure rejetee, Villepin droit dans ses bottes」(Europe1)
↑ラジオ局Europe1のオーディオリンクつき。フランソワ・オランド、ドミニック・ド・ヴィルパンの国会演説の抜粋、ジル・ド・ロビアンのフランソワ・バイオユー批判が聞けます。
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