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クリアストリーム騒動

 2006-05-08
この頃、政界はクリアストリームで混乱しているようです。

この「Clearstream」という語、私が最初に「なんぞや」と気になったのは、DSKことドミニック・ストロス-カーンが損害賠償請求人に名を連ねることになった、というニュースをル・モンドで読んだとき。これは4月半ばでした。(日付がはっきりしませんが、検索してみると18日頃らしい。)同じくサルコジ内相も問題政治家リストに載っており、損害賠償請求人となっているという話もそのときに知りました。
で、そのときは「ふーん」で読み流して、それがこんな大騒動に発展するとは…って、いつものパターンか、それ?

DSKの記事を読んだとき、ウィキペディア(フランス語版)でClearstreamという項目を参照しましたが、その時点ではまだクリアストリーム事件その2(l'Affaire Clearstream 2)についての記載はあまり詳細でなかった記憶が…(っていうか、別ページになってなかったような)。刻々と追加されているようです。ウィキペディアならでは、というところでしょうか。

さて、上にリンクを張ったウィキペディアのページを読むと、クリアストリーム(Clearstream)とは、ルクセンブルグにある手形交換所だそうです。
経済関係には全く疎いので、ウィキペディアを読んでもよくわからないところがあるのですが、とりあえず、理解したところはこうです:クリアストリームはドイツ取引証券所グループの部局として設立され、銀行間の金銭のやりとりの仲介役となっていた。1970年代にドイツの銀行が、系列銀行同士の手形交換を簡略化するために、非公開の口座のシステムを作るよう、クリアストリームに依頼。この非公開口座のシステムが全体的に行き渡り始めた頃、クリアストリームは一般企業も顧客に取り始めていた。資金の流通に疑惑を感じていたエルネスト・バックス(読み方に自信なし…Ernest Backes)は、クリアストリームに解雇された後、ジャーナリストのドゥニ・ロベール(Denis Robert)に資料とともに情報を提供。ロベール氏はこれを本にして出版。その中で、銀行だけではなく一般企業も非公開口座を持っており、マネー・ロンダリングに使われていると暴露。
というのがクリアストリーム事件その1(Affaire Clearstream 1)。

クリアストリーム事件その2は、台湾のフリー・ゲート事件(軍艦船売買に関連した台湾・中国・フランス三国の間の賄賂疑惑)を調査していた判事のもとに、コルボー(corbeau:一次的意味は「カラス」、その他に「匿名の手紙の主」とか「不吉な人」という意味もある)という差出人から、銀行の隠し口座を開設したりマネー・ロンダリングまたは公金横領の疑惑のある人物リストが届いた、というのが発端。そのリストにはビジネス界や政界の人物の名前がずらりと並んでいたらしい。そして、そこにDSKとサルコジ内相の名もあったということ。
で、当時外相だったド・ヴィルパン首相が、そのリストの人物の隠し口座を調査させたとかさせないとか、特にサルコジ内相(当時経済相)のことを探らせたとかなんとか、ド・ヴィルパン氏はシラク大統領とつながっててサルコジ内相を追い落とすためにやっただろうとか…。
なんかよくわかりませんです。
正直言って、あんまり興味なし。

しかし、ド・ヴィルパン首相の辞任を求める声もあがったりして、CPEのこともあったのでド・ヴィルパン人気はすっかり落ちて、もうだめだろうとか、これでUMPからの次期大統領選候補はサルコジしかいなくなったとか、果ては、ド・ヴィルパン氏が辞任、または更迭され、サルコジ氏が首相の座に就くのではないかという噂まで飛び交う始末。サルコジ内相と犬猿の仲と言われるシラク大統領は、それでもド・ヴィルパンに信頼をよせることには変わらず、首相からはずすつもりはなさそうだけど。

そうはいっても、どうもメディアがスキャンダルで活気付いているだけ、という気がしなくもない。メディアがちょっと興奮しすぎな印象。

そういえば、今日、5月8日はフランスでの第二次世界大戦終戦記念日。シラク大統領が、凱旋門の下の戦没者記念碑に献花する式典が行われました。ル・モンドに掲載されていた写真では、シラク大統領がだいぶ痩せて老け込んだように見えてちょっとびっくり。chirac_villepine.jpg

やっぱり気苦労が多いのかしら…。
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