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Qui etes-vous William Klein ? : les references etc. ~ウィリアム・クライン、お前は誰だ?参考資料&いろいろ~

 2006-02-01
一週間にわたっての連載形式になってしまったウィリアム・クラインについてのメモですが、長ったらしいわりには参考にした資料が少ないです。

?ポンピドゥー・センターでのWilliam Klein展覧会案内プリント
?Les inrockuptibles, No 139(Du18 au 24fevrier1998), pp. 36-41
?Cahiers du cinema, No 522, pp. 14-16
?William Klein, Films, ed. Marval, paris, mars 1998, pp.5-24

films.jpgあと、最初にお断りしたとおり、NOVAというラジオ局で1月22日の19時より放映されたインタビューを参考にしています。こちらはNOVAサイトを見てもアーカイブなし。

さて、個人的な意見を付け加えておきます。
正直言って、ウィリアム・クラインの映画は最後まで見通すのが結構しんどいです。彼の独特さがそれで出ているとよく言われるようですが、手ブレ多いし。あと、ストーリー運びのリズムが速くない。
「地下鉄のザジ」は、ビデオで見たのですが、たしかに色は60年代っぽいしポップでカッコイイ、ちょっとはちゃめちゃな展開もいい、アングルにびっくりさせられる、などの印象と共に、クライマックス(?)となるザジの追いかけっこのシーンがやたら長くてちょっとうんざりしたような記憶が残っています。
「Qui etes-vous Polly Magoo?」は、正直言ってストーリーがよくわからなかった。今見たらもうちょっと面白さが理解できるかな。これも最後まで見るのが辛かった。
「Le couple temoin」は、実はあんまりよく覚えてないんです。これはもう一回観たい。他のに比べて展開はわりとリズム感あったような気が。
「Mister Freedom」は素直に面白かったし、大好きな映画です。なんといっても日本じゃカリスマアイドルフランス人化しているセルジュ・ゲーンズブールが出演している。そしてめちゃ若い。入り乱れダンス・パーティーで、嬉しそうに女の子の洋服を剥いているし。それにポップなヴィジュアル。これは絶対一部の日本人にウケるでしょう(当時の話です。今は知らない)、と思ったけれど、同時にあの政治風刺が伝わるのかな?と思うと疑問でしたが。私は腹の底でくつくつと笑いながら観たのですが、一緒に観に行ったフランス人の男の子は終わった後で「長かった~」と不平をもらしていました。で、彼の感想、長いと感じる=ennuyeux(退屈)ってことだったと思うんですが(表情からしてもそんな感じだった)、なんかねえ、うーん…。政治風刺もカリカチュアが子どもっぽい、みたいなことを言っていたような。まあ感覚の違いでしょうねえ。たしかにアメコミっぽいです。それにたしかに長く感じる。だらだらとした雰囲気がありますから。あんまりぽんぽんとはずんで調子よく進む感じじゃない。でも、それを差し引いても私は面白かったと思いました。もう一回みたいです。
当時はフランス語もまだよく聞き取れなくて、ヨーロッパからみた冷戦というのもよくわかってなかったので、今見直したらまた感想が違うかもしれません(ネガティブな感想になるかも?)。しかし、よく覚えていなかったのですが、先に参考資料として挙げた「Les inrockuptibles」によると、ミスター・フリーダムがタワーの最上階にある彼のオフィスからエレベーターに乗るとき、各階の表示ボタンが色々な国の名前になっていたそうです。98年のインタビューで、クラインは「この映画についてユビュ王のことを言った批評家がいたけど、それは間違ってない。それに今でもそれは続いている。モニカゲートから脱出するためにクリントンはイラクを爆撃したがっているんだからね」と話しています。今だったらきっと、自国を中心としたアメリカのグローバリゼーションの風刺と見るでしょう。それだけ長い間変化していないアメリカ的なものがあるということだろうけど、同時にクラインの視線が鋭いことに驚かされます。
「Le couple temoin」も、voyorisme(覗き見趣味)みたいなところもあるし、今みても古くさく感じないのではないかな~という気がします。
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