スポンサーサイト

 --------
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
カテゴリ :スポンサー広告 トラックバック(-) コメント(-)

Les lapsus de Chirac ~シラクの言い間違い~

 2006-01-18
先週末(14日の土曜日)のことになりますが、ジャック・シラク大統領がコレーズ県テュル市を訪れ、新年の挨拶を述べました。
コレーズ県はシラク家の出身地(シラク大統領自身はパリ生まれですが)、若きジャック・シラクは1965年、同県のサント・フェレオール市会議員に選ばれたことがあります。
また、テュル市は社会党書記長、フランソワ・オランド氏が市長を務める土地。緊張関係があったのか(まあ、それはないと思うけれど…)、シラク大統領は祝辞の中で何箇所も言い間違いをしたそうです。(例えば「voie」を「volonte」、「contact」を「contexte」。)
060114183003.gu6tlfr80_jacques-chirac--aux-c-tes-de-son-epouse-bernadetteb.jpg更に、ボルドーとクレルモン・フェランを結ぶ道路開通について、「sans discontinuite(中断なく)」と言うべきところを「sans discours(演説なく)」と言ってしまい、ベルナデット夫人、オランド市長がシラク大統領を思わずじっと見つめる場面も。他にも「personne ne s'etonne(誰も驚かない)」と言うべきところを「personne ne s'etend(誰も横たわらない)」、「tels sont les choix(それが選択である)」を「telles sont les choses(それが実態である)」など。
それでも拍手は湧きおこり、アット・ホームな雰囲気の中、シラク大統領は笑顔で人々と握手を交わし、一応つつがなく終わったようです。

とはいえ、大統領らしからぬ言い間違いの連続に彼の健康状態への不安が、周囲の人々の間で囁かれたそうです。何と言っても昨年9月、突然の入院で国民を驚かせたシラク大統領。お年も召したし、周りの人が体のことを心配するのは道理かも。
その後、社会党の地元の集まりでは、2007年を待たずして大統領の座が空く可能性を考え、党としての方針と候補者固めを早く進めた方がよいとの声も。

しかし、その後、パリに戻ったシラク大統領は「ああ、君たちは私の顔にたっぶりと照明をあててくれたもんだね!まったく逆光だったよ」と周囲に不平をもらしたとか。つまり、TV用の照明が眩しすぎて演説用テキストが読めなかったということで、言い間違いは健康状態や脳機能の低下などと無関係であるとのこと。

ところで、シラク大統領がコレーズで言い間違いを幾つもおかしたその日、オランド書記長も「左派と闘い、右派を集結する」と言ってしまい、慌てて言い直したり、自身の伴侶で社会党一番人気の「セゴレンヌ・ロワイヤル」の名前でどもってしまったり。
また、共産党のマリー=ジョルジュ・ビュッフェ書記長は、15日のジュラにおける記者会見にて、「私は、左派の敗北のために真に貢献したいと思います!えー…右派の敗北のためです、失礼」と発言。
更に、16日にはリールで、元首相で社会党のピエール・モロワ氏が報道陣に向けた新年の挨拶で「首相(premier ministre)への私の支持を断言します!」と言ってしまい、周りに人に指摘されて「ええと『社会党の書記長(premier secretaire)への私の支持』という意味です」と付け加えたとか。

大統領でなければシラク氏と同年代でもなく、健康状態が心配されていもいない他の政治家たちも言い間違いをおかしていることを考えれば、それほど心配することでもない、とも言えますが、それにしても、発した言葉が文脈の中で整合性がないのに平気のへいさでそのまま話し続けるとか、言い間違えた回数が多いとかっていうのはどういうことなんでしょうか…。いちいち言い直さない度胸があるとポジティブにとるべき?
それに、政治家が演説するとき、大抵は用意したテキストを殆ど見ず、聴衆に視線を投げて話すものだという印象があるのですが、シラク大統領が年頭の辞を述べているところをTVで見たら、下を向いていてテキストを「読んでいる」様子でした。記憶力が低下してきているのか、ただ単に忙しくてテキストを頭に入れる時間がなかったのか…。

どちらにしても、頑丈なイメージがプラス要因であるシラク大統領。もし本当に健康状態になんらかの疑いがあっても、本当に正確に発表されるかどうか…。癌であることをひた隠しにしていたミッテラン大統領の例もあることだし、フランス人たちが不信に思うのも無理からぬことかなー。

参照:Le Mondeより
「A Tulle, Jacques Chirac a accumule les lapsus」
「L'Elysée face aux doutes sur la sante de M. Chirac」
スポンサーサイト
≪ トップページへこのページの先頭へ  ≫ 次ページへ ≫
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。