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Muhittin rentre chez lui ~ムティン君帰宅~

 2005-12-15
一連の騒ぎの発端となった、郊外の3人の若者が感電した状況について、ル・モンド掲載の記事「ブウナ・トラオレとジェッド・ベナの最後の日」を猫屋さんが訳してくれています。猫屋さんの訳文は全文ではありませんが、肝心な部分がおさえてあります。「何もしていないなら追われるはずがない」とか「何もしていないのに逃げるなんてやっぱりやましいことがあるから」という声も事件当初は聞かれましたが、これを読んだら少年たちが警察を見て逃げ出す心情や状況が多少理解できるのではないかと思います。私は原文と猫屋さんの訳文と両方読みましたが、どちらとも読みながら泣いてしまいました。はあ、涙腺が弱いです。

今日、死亡したブウナ・トラオレ君、ジェッド・ベナ君と一緒に感電して重症を負ったムティン・アルトゥン君が、一ヶ月以上の入院からやっと帰宅。彼の住んでいる建物の地階に「Bienvenue a Muhittin(おかえりムティン、という感じかな?)」という垂れ幕を掲げ、40人近くの友人達が出迎え。まだ歩くのが辛いようですが、無事におうちに帰れて何よりです。

警察はこの事件に関して、少年達を追跡していないと否認していますが、ムティン君は警察がその現場に来ていたことを証言しています。
Muhittin.jpgムティン君は事件のあった日、ジェッド君、ブウナ君と共にサン・ドニ県へサッカーをしに行ったそうです。そしてその帰りがけ、ブウナ君が後ろから走ってきて「走れ!走れ!警察が追っかけてきたぞ!」と叫んだので、ジェッド君が何事かと訊ねたら、「ダヴィッド(一緒にいた仲間)が捕まったぞ。俺達を追っかけてるぞ」と言うので3人揃って逃げ出した、と話しています。
ムティン君は走り出す前に後ろを振り返り、フラッシュ・ボール(ゴム製の弾を使用する銃)を持った警官がパトカーから降りてくるのを見たとのこと。そして彼らは変電所に逃げ込みました。
「大体30分くらいいました。僕はそこから出てうちに帰りたかったけど、どっちみち僕らは何もしてなかったんですよ!でも警官の声とか犬の吼えるのが聞こえました。それから、電気が走ったんです。友人達は左に、僕は右に跳ばされました。自分の洋服が焼けるのを見ました、まるで夢の中にいるみたいに。それに二度目の放電がありました。」とムティン君の談。

事件の調査はまだこれから続きそうですが、一連の騒ぎが収まって世間はこのことを忘れ去ってしまうのでしょうか。
議論が続いた中で聞いた声、感じたこと、考えたことはちゃんと胸にしまっておきたいと思います。

参照:FRANCE2
「Jeunes electrocutes: Muhittin de retour chez lui」
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