アットホームな料理屋みたいなアットホーム
アットホームってat homeなのかな。今気がつきました。考えた事が無かったな。

今日の夜はパリの大学が集まる地区周辺にお住まいのお友達のうちに同居人ともどもお呼ばれ。この夏にお引越ししたばかりで初めてお邪魔しました。

建物の前は古い石畳、周りは学生街、ああいいなあ〜。
それにしても、大学からあふれ出てくる学生の若いこと若いこと…。年々、若くなっていくなあ。
って、自分が年をとっていっているんだけど。彼らの年齢はいつも同じで個体が入れ替わっているだけじゃん。

駅まで息を切らせて迎えに来てくれた彼女、用意がまだできてないの〜と慌てていたようですが、お宅に上がってからアペリティフを出してくれ、彼女がキッチンで働く間、こちらは新聞を見せてもらってくつろがせてもらいました。すっかりお客様気取りでやんの。
その後は、じょうや鍋というのをご馳走になりました。知らなかったのですが、常夜鍋と書くらしい。お湯で割ったお酒の鍋で薄切りの豚肉とほうれん草を煮ていただく。たれはおろし大根と醤油にレモン汁。脂っこくないし、箸が進む。
その他、マルシェで買った新鮮な鯛をさばいて刺身!!いんげんの胡麻和え!!お手製胡麻豆腐!!肉じゃが!!
ワインを持参したのですが、彼女が用意してくれていたボルドーの方が美味しかった。3人で計3本。1人1本飲んだ計算になりますが、私は2/3本くらいしか飲んでないと思うよ…。
ついつい箸が止まらず、ちゃんと締めくくりの白飯とお味噌汁、緑茶、デザートに葡萄、月餅(そういえば中秋の名月だったのだね)まで出していただき、まるでアットホームなお店にご招待されたみたいな気分。楽しくて気がつけばすっかり長居。終電間近に慌てておいとましました。

ところで、アットホームな店というと、10年くらい前に行った神楽坂の某飲み屋を思い出します。2階のつつましい座敷にはちゃぶ台と食器棚があって、食器は棚から自分で出す。注文は厨房へつながっているパイプを通して叫ぶ。
まだ健在しているのだろうか、あの店は…。
一時流行ったらしい隠れ家バーのはしり?…なわけないわな。

したたか飲んで気分の良い同居人はさっさとご就寝。
しかしこのいびき、なんとかならんの〜〜〜〜。
私、今夜眠れるのかしら…。
【2005/09/29】 | journal perso 〜個人的日記〜 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
Bracelet electronique
折りしも先日、管理社会について拙く思いを馳せたところでしたが、Le Mondeを開けてみたらBracelet electroniqueについての記事が。
コレ、なんて訳すんでしょう。直訳すると電気腕輪だが。わからんのでそのまま。

この電気腕輪は、先日の記事に書いた人体埋め込みチップと同様、GPS(全地球測位システム)を使って、装着している人の居場所がわかるような仕組みになっている。おお管理社会。パノプティコン装置。

で、なぜこれが話題になったかというと、性犯罪の再犯が問題となっており、それを防ぐための手段として、刑期5年以上を受けた性犯罪の前科者にこれをつけさせるという法案を法務大臣が発表。が、これが憲法に抵触する可能性があるということで問題になっているそうです。

クレマン法務大臣の発言にも問題があったらしいですが(憲法評議会に目をつぶってもらってでも新法を成立させるべき、とかなんとか)、違憲の可能性はどこにあるのかが気になりました。それは過去の犯罪に対する遡及性の問題なのだそうです。
法務大臣は、この電気腕輪を、刑罰の代替としてだけでなく、出所してからもつけさせるという案を盛り込んでおり、つまり刑務を終えた前科者に腕輪をつける義務を課すわけで、その点に強い反発が起きているようです。
しかし、法務大臣によると「電気腕輪の装着は刑罰ではない。出所者に伴うことができる措置、安全性への措置である。よって犯罪遡及性については私が意図したところのものではない。」とのこと。
つまり、GPSでいつでも居場所を確認されることが刑罰であるかどうか、が焦点になるような気がします。
どうなんだろ。

とりあえず、神が死に、父親の権威が崩壊して厳格な超自我も形成しなくなった時代にあっては、「いつも監視されている」ということの効果はあるのかも…。あるのかな…?あまりないような気もする…。

参照:Liberationより
Pascal Clement defend le port du bracelet electronique
   Le Mondeより
「Bracelet electronique : la question du respect de la Constitution souleve une vive polemique」
   Yahoo Franceより
「Delits sexuels: Pascal Clement veut rendre le bracelet electronique retroactif」(AFP)
【2005/09/28】 | actu de la societe francaise 〜フランス社会事情〜 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
Big Brotherのイメージ
インターネット回線がやっと安定してきました。
原因不明で繋がらなかったときは、怒りのような悲しみのような途方にくれたような暗澹たる雰囲気が漂う中、思いつく全てを試し、そうこうするうち時間がするすると過ぎていき、この週末は特に闇の空白であったような気分。
しかし、なんとかネットに繋がっている間に、同居人が色々と調べていたのですが、どうも回線の切り替えのせいらしいです。他にも同様の問題を抱えた人たちがどこからともなく流れ着く集会場(インターネット上の)があったそうな。実にありがちなプロブレムということで。なんとなく、ほっ。
で、今日、週明け、ちょっと安定してきたようです。

…って書いてる現在、切れたし。
んで、なかなか繋がらないし…。

それとは別に、ちらしの裏にさらっと書き殴るよろしく、思いつきメモ。
昨日の夜、M6のCAPITALを見ていたら、ディスカウントショップのレポートで昔のスーパーのCMをやっていて、それがアップル社のCMに通じるものがあるなあと感じました。
スーパーの宣伝は、モノトーンの店内でサラリーマン風の紳士がキャディーを押し、その中に商品を機械的に入れていくというもの。彼の後にも同じような紳士が列をなし、皆、同じように同じ商品を入れていく。そして店内放送は「考えずに同じものを買いなさい」。ところが、店内のある扉が開き、そこから色つきの光がもれてくる。外に出ると、カラーの世界。そしてカラフルな商品が並んでいる。「○○(店の名前…失念)は様々な商品をご提供いたします」というようなキャッチフレーズ。
あまり明確な記憶ではないけど、まあそんな感じのCMでした。
(ディスカウントスーパーのレポートの中では、商品選択肢の多様化を宣伝したスーパー云々という関係で出てきました。)
他方、アップル社のCMは、Big Brother(IBMを隠喩)に支配された管理社会となった世界に、アップルが乗り込んで革命を起こすというもの。これも先月の終わりだったか、やはり同じ番組(もしくはZONE INTERDITEか…)でマッキントッシュの歴史を紹介したレポートで見ました。
このBig Brotherとは、オーウェルの反管理社会小説として有名な「1984年」に出てくるもの。実は私はこの小説、恥ずかしながら未読。(そういえば初めて知ったのはヴァン・ヘイレンのアルバム・タイトルから、だった。)
この辺の雰囲気って時代的なものなんだろうなあと、TVを見ながらうっすら感じたんですが、よく考えてみると、実際の年代はいつくらいなのか。
高度経済成長期、大量消費社会の始まりと関係あるのか、とちょっと思ってみた。(が熟考せず。)

  マッキントッシュのデビューCMがちらっと↓
  http://www.d4.dion.ne.jp/~motohiko/macborn.htm
続きを読む
【2005/09/26】 | journal perso 〜個人的日記〜 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
インターネットと電話
いやあ、まいった。
先週だったか先々週だったか、契約しているインターネットプロバイダから電話があり、もっと速いブロードバンド(っつっても8M)で電話も安くなるのがあるんですけど、という勧誘を同居人が受け、料金もさほど変わらんし、いいんじゃない、じゃあ頼んます、っていうことで契約を変更。それ用のモデムが2日後くらいに届いて「へぇ〜はやいじゃん、フランスのくせに」なんて喜んでいたのも束の間、モデムを設定して調子良かったのは最初の2日間だけ。その後、急に繋がらなくなってしまいました。色々と下調べしていた同居人によると、今までの速度(1M)から変更するとき、回線を一度切られるらしく、それが24-48時間かかるんだってよ、ということで、まだかまだかと指折り数えつつ辛抱。従来のフランステレコムとは別の電話回線も開くはずなので、ときどき受話器を持ち上げては耳を澄ませてみたり。しかし、48時間経過しても何ともならない。結局、60時間くらい経った頃、やっと繋がり、どうやら少し速度もあがったようだ、なんて喜んで、よかったよかったと小躍り…したのもまたもや束の間。再度、回線が切れてしまった。今日は一日中、インストール用CD-ROM使っってみたり(フランス語PCでしか動かないんだな、これが…ツカエネー!)、ファイヤーウォールをアンストールしてみたり、あれやこれや試行錯誤。といっても、PC知識なんてミニマムな私はさっさとあきらめモード。同居人の忍耐力と集中力と粘着力(?)には頭が下がることであったよ。

いまだにに回線は繋がったり繋がらなかったり。この不安定さは何に由来するのか、謎。
タダだから、と早速友人に電話をかけてみた同居人、1分も経たないうちに切れてしまったようだ。フランス・テレコムでかけ直し。結局、余計な電話代がかかったのでは…。別にいいけど。(払うのは私じゃないし。)

最近はTVでも、インターネット+電話という契約のCMをよく見ます。近い将来、プロバイダが独自の電話回線を開くので、もうフランス・テレコムの回線に頼らなくてもよくなるらしい。そうなったら、フランス・テレコムのアホみたいな月々の契約料金を払わなくて済む!

それにしても、ネットが繋がらないとかなりヒマを感じます。
私、インターネットがない時代って何やってたんだろー……。もう遠い過去のように感じるくらい、生活様式が変わってしまったんだなあ。と、しみじみ。
【2005/09/23】 | journal perso 〜個人的日記〜 | トラックバック(0) | コメント(13) | page top↑
Groupe F
一昨日、どーんどーん、と花火が上がりまして、「なになに!?花火大会っ!?」とバルコンに出てみたのですが、4発くらいであとは音沙汰なし。なんだぁ〜?と思いつつ、夕食続行。しかし約30分後にまた連発花火の音。今度は反対側の窓へ駆けつけてみたけれど、建物が邪魔で煙だけ。どうやらヴィレット公園で催しものをやっているらしい。音楽も聞こえる。と認識しつつも、ろくに調べもしませんでした。
ところが、昨日、また同じくらいの時間にどーんどーんと派手な音。これはもしかして前日のと同じやつ?だとしたら、また30分後には花火があがるよね!?と、同居人とコートを羽織って外に出て見ました。

いやあ、3日ぶりの外の空気はなかなかよかった…。
てか、すっかり秋ですな。秋の夜の空気、なぜかわからないけど、自由になった気がして元気がでてきます。そしてちょっぴりノスタルジー。(単純に新学期の時期だから新しい気持ちになるだけかも…。)

ヴィレット公園へ向かって歩いていると、普段は車の通りが少ない道なのに、路上駐車で埋め尽くされている。この辺にちょっと異常さを感じつつ更に進んでいくと、公園の周りは車やバイクでいっぱい。

20050918234621.jpg公園の敷地中に入ると、やってるやってる、なんか演奏してる、ロケット(玩具)が引火してる…。しばらく進むうちに、公園内はものすごい人ごみだということに気付きました。やっぱり路上駐車はコレのため。
ときどき音楽に合わせて炎が上がり、花火があがり、クレーンに吊り下げられたスポットライトが振り子のように揺れ、全身にイルミネーションを巻きつけた人がゆっくりとうねるように動き…。

後でヴィレット公園のHPを見て知ったのですが、Groupe Fという、花火パフォーマンス集団によるライヴだったのですね。
20050918233415.jpgこのグループは様々な機会に仕掛花火のショウをやっています。例えば1999年から2000年になるときのエッフェル塔の花火。(あれは派手だったぁ〜。ほぼ真下でみて、昼のように明るなって、まぶしすぎてなんだかわからなかったんだけど…。)それから去年のアテネ五輪開会式と閉会式。(そういえばTVで見て、フランス人アナウンサーが「花火はとても期待されてますよ」みたいなことを言っていた。)その他には、シンガポールのオペラ座落成式やロンドンのミレニアム・ブリッジ開通式などでも担当したそう。
今回は特別に彼らのショウで、しかも2日連続の大盤振る舞い。音楽、生演奏ギターあり、イルミネーションの人間パフォーマンスあり、も特別。

今回のショーのフィナーレは、舞台の左右から45度方向へ放たれたしだれ花火、その合間を縫って垂直方向へ、そしてまた45度。最後に大きく開く青い花火。まるでノヴァ。宇宙の爆発、星の創生を見ているよう…。

途中からでしたが、すごく満足。でもやっぱり全部ちゃんと見たかったなあ。残念。かなり感動。一昨日の夜、何の花火だったのか調べなかったことを激しく後悔。

彼らのHPを見ると、メンバーは建築家、役者、ミュージシャン、写真家、エンジニア、ダンサーなどなど。なるほど、ただの花火大会じゃないわけだ。芸術的なのも頷けます。でもちゃんと訓練を受けているらしいです。やっぱり危ないもんね。

日本の夏の花火大会も大好きだけど、今回の花火は、今まで見た中で一番感動しました。
【2005/09/18】 | journal perso 〜個人的日記〜 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
Journees du Patrimoine
昨日の夜、友人から電話があり「エリゼ宮を見に行かない?」と誘われました。
というのも、今日と明日はJournees du Patrimoine(歴史文化遺産の日…と訳していいのかしら)で、普段は入ることができない国所有の建造物を見学することができるのです。これは1984年(当時の文化大臣はジャック・ラング)から始まり、今年で22回目。

宿題に追われる身なので残念ながらお断りしましたが、そういえば丸3日、一歩も外に出ていないことに気がつきました。文字通り。敷居をまたいでいません(ちょっと意味が違う)。建物の外はおろか、ごみ捨て(地下にある)も郵便物のチェックにも行ってない(同居人が行ってくれました)…。

それはともかく、友人は大統領官邸であるエリゼ宮と首相官邸(マティニヨン舎)、グラン・パレを見たいと言っていました。
エリゼ宮とオテル・ド・マティニヨンは例年大人気の場所。それから国民議会も人気があるそうです。

la-nef-du-grab.jpgそして今年の目玉は5年間の修復工事を終え、再開したグラン・パレ。そのうえ、十字型の回廊はなんと12年間も修復のために閉鎖されていたそうです。中央には、17世紀のヴェネチアの修道士、ヴィンセンゾ・コロネッリがルイ16世のために作った二つの地球儀が空中に吊り下げられ、話題を呼んでいます。この地球儀は、この後、国立図書館へ移される予定なので、特別展示です。

20時のニュースでも報道されていましたが、びっくりしたのはエリゼ宮ではシラク大統領とベルナデット夫人が自ら見学者たちを出迎えていたこと。友人はシラク大統領に会えたかしら〜〜。行けばよかったかな〜〜。(←ミーハー)
しかし、大統領が姿を現わしたのは10時から少しの間(10分程度)だけだったみたい。
それにしても、やはり人気の高いエリゼ宮は長蛇の列で、11時には3時間待ちだったとか。一番乗りの人はなんと5時頃から待っていたらしい…。
友人は無事に見学できたのかしら…。

ところで、昨日の電話で「急に寒くなったから気をつけて」と言われて、外に出ていない私は気温の変化に気付いていなかったのでびっくりしました。しかし、さすがに今夜は急に寒くなったことを感じずにはいられない!
長時間、外で並んで風邪をひいたりしませんように…。

参照:Yahoo Franceより
Journees du Patrimoine: 15.480 sites ouverts cette annee aux visiteurs(AFP)
    Le Mondeより
Journees du Patrimoine : M. et Mme Chirac saluent les visiteurs a l'Elysee(AFP)

見学されたい方はchaosmosさんのところで見つけた文化省HPを参照されると役に立つかもです。
【2005/09/17】 | journal perso 〜個人的日記〜 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ニュース見聞録
このところ、煮詰まってぐだぐだしていたのですが、やっと突破。

フランスのニュースをちらほら拾い読み。気になったのをいくつか。

le-premier-ministre-fran-ais-dominique-de-villepinb.jpgまず、一週間の入院をしたシラク大統領は今回のNY国連総会欠席。代打でド・ヴィルパン首相。外交官あがりだし、外務大臣やったし、場慣れしてるんだろうなあ。フランス国内では、今回の代役おつとめで、次期大統領選候補への期待が高まる。
しかし、先日別の記事では、UMPシンパの8割以上がサルコジ支持、シラク大統領が次の選挙に出るとは、もうほとんど誰も思っていないな、とうい雰囲気があった。PSシンパの候補者イチオシはジョスパン元首相だった。
今日、新たな調査結果を見ると、まただいぶ違うみたい。2002年に散々言われたけど、統計調査ってあてにならん。
参照:Yahoo Franceより
「Nicolas Sarkozy et Dominique de Villepin ont le meilleur "potentiel electoral" pour 2007, selon un sondage」(AP)

それから気になるのは、ドイツの総選挙。SPDに希望が湧いてきたようだ。CDU-CSUは、初の女性首相なるか!?という切り込みが更なる強みという印象。

ガソリン価格が急騰しているらしい。だいぶ前から話題になっている。私は車に乗らないのであまり気にならない。しかし、これで輸送コストがかかって物価上昇…っていうことはないの?TOTALの利益がうなぎ昇りだという。石油にかけてる税金減らして、TOTALから取れよ!と安直案。でもこれで自動車利用が減れば環境によい。

税金といえば、所得税が2007年から減税、中産階級がその恩恵に浴するらしい。しかし野党からは大統領選を視野に入れた選挙キャンペーンだという批判。

続いてローカルネタ。次の市議会選は2008年、すでにUMPの4名がパリ市長選候補者に名乗りをあげたそう。彼らの中から党内選抜で代表候補者が立てられる。この4名のなかになんとチベリ元パリ市長・現5区区長が入っている…。前回、右が破れてPSのドラノエ氏が当選したのも、チベリとセガンの仲間割れが一因だったと記憶しているのですが…。そしてチベリ氏は市長時代に架空雇用(HLM住宅タダ貸しだったっけ?)の疑惑もあったはずですが…。まだ立候補する気か、このおっさん!懲りないねえ〜、とびっくり。
参照:Le Mondeより
「A Paris, quatre candidats se disputent l'investiture de l'UMP pour les municipales de 2008」

maire-de-parisb.jpgそして最後に、住宅事情もここまでひどいとは…というニュース。
パリ市職員のうち、最低賃金(SMIC)レベルの月給1217.87ユーロ(手取りだといくら?900ユーロくらい?それで換算すると月収約12万円くらいか)の職員のうち、30-50人ほどがSDF(直訳:固定住居なし=ホームレス)。大家にアパートを返さなければならなかったり、離婚などで家を出なければならなくなったりして、住居が見つからず、可能なときはホテルに泊まりそれ以外は道で寝ているという人あり、公園で寝ているという人あり。定職があるのにSDF、という話は今までにもたしかに聞いたことがある。家がないのって辛い。(←経験者。次のアパートが空くまで寮に入ったり友人宅に居候したりと転々とした時期がありました。友人には大変ご迷惑かけました。今思うと、あれもSDFの一種だったかなあ…。)
参照:Yahoo Franceより
「Des dizaines d'agents municipaux de la Ville de Paris sont SDF」(AFP)
【2005/09/16】 | actu de la societe francaise 〜フランス社会事情〜 | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑
総選挙について、ではないことについて
日曜から日本の総選挙のことが大変話題になっているようですね。(っていうかもう終わった?)
敢えてまったく触れないでおこうと思いつつ、やっぱり世間に流された。というか。何故書かないかについて書いておこうと思いました。

日本の総選挙、小泉さんのことはLe Mondeの記事にもなっていたので、それを要約してみるのもいいかな、と考えたのですが、時間がなかったのと、正直言って読むのが面倒くさくて、やりませんでした。

面倒くさいというか、読む気がしない。読みたいと思わない。
総選挙についての意見や分析を書いているブログは沢山あって、いくつか参照させていただいたけれど、なんというか…「そうなのか」という感じで。
どういった見解が的確なのかという判断もできない。

とりあえず、内田樹氏の「勝者の非情・弱者の瀰漫」と、Le Monde支局長、フィリップ・ポンス氏のチャット録を読むと、弱い者はどんどん見捨てられていく社会になっていくようだ。
それから、日本のTVはお笑いと食べ物ネタばっかりで政治家は上手く利用していないと思っていたけど、全く間違い。郵政民営化賛成の有権者票獲得プロパガンダは広告代理店と手を組んで広くメディアを通じて行われていた?(猫屋さんのところで見つけた。Le Mondeの記事一部翻訳もあり。助かります。)
小泉首相の実体のない人気だけで自民党が圧勝したというのは本当らしい。
それ以上の難しいことはわからず。分析するだけの知識も能力も欠如。
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【2005/09/15】 | essai de mon point de vue 〜私見試論〜 | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
On est tout nu a Lyon pour Spencer Tunick
あさって(14日)からリヨンで現代美術ビエンナーレが開かれるそうです。既に8回目だそうです。
私はこのビエンナーレの存在、全く知りませんでしたが…。

20050913013143.jpgそれに合わせて、というわけではないようですが、リヨンの町に流れる二つの川(ローヌ川とソーヌ川)の間の河岸で、老若男女1493名が写真家スペンサー・チュニックの被写体となるために集まり、全員全裸でポーズをとったそうです。

スペンサー・チュニック氏は1992年に国連本部の前で25人の全裸モデルを使ったインスタレーションを制作したのを皮切りに、世界各地で65回以上、こうした裸の集団を被写体に屋外で撮影を行ってきたそうです。

7月の終わりに、この撮影会の参加を募るお知らせビラがリヨン市内に配られたそうですが、参加者は地元の人に限らず、中にはもう何度も彼のためにモデルになったという経験者も。何故なら、モデルの一人一人に写真が送られるから、だそうで。

20050913014444.jpg撮影会は、早朝4時半に集合、日が昇ると同時に撮影が始まり、午前11時まで続いたそうです。
モデルたちは、真っ裸で写真家の指示に従い、寝転んだり足を上げたり。
さすがに何時間も続いて嫌気がさした人もいたようですが、それでも必ず笑わせる奴がいるもの。それも一番大事な瞬間だったりして、写真家からはメガホンで「笑わないで!」と厳しい声がとんだりしたようです。

TVのニュースでは、スペンサー・チュニック氏は、「アメリカではなかなか実現できない。撮影許可を取るのが非常に困難。ここではそれが可能だ。アメリカ人は全裸の肉体の中に死への関係をみてしまう」と言っていました。

私の個人的な意見としては、たくさんの全裸が寝転んでいるのを見るのは気持ちが悪い…。生々しくて。やっぱりちょっと死体を連想してしまいます。

20050913014642.jpgとはいえ、右の写真のようなものだったら、動きがあるからそれほどでもない。

それにしても、この体勢、すっっっごく辛そ〜!
よくみると、血の気が上ってしまったのか、赤い顔をした人もいます。



参照:Yahoo Franceより
「Lyon: plus d'un millier de personnes nues devant l'objectif de Spencer Tunick」(AP)
    Le Mondeより
「A Lyon, 1 493 garçons et filles se mettent a nu sous l'objectif de Spencer Tunick」

(日本語)ABC振興会
「3年連続紹介!あの集団全裸写真家が今度は1500人で芸術に挑んだ」

【2005/09/12】 | actu de la societe francaise 〜フランス社会事情〜 | トラックバック(0) | コメント(3) | page top↑
La fete de l'Humanite
9月9日(金)から11日(日)の3日間、パリ郊外で「La fete de l'Humanite」が開かれています。
これは共産党の集いで、「Fete(祭り)」というからには党大会と違って、飲み、食べ、踊り、騒ぎ、議論し…というものです。今年で70回目を迎えました。

実は私、何年も前に一度だけ行ったことがあります。
会場のLa Courneuve、遠かったなあ…。(当時はパリ12区に住んでいたので。)たしか、メトロからトラムウェイに乗り換え、更になにもないところをてくてく歩いて会場に向かった記憶が。
そして、開催3日間共通の入場券があるのですが、これは購入者の身分証明など必要ないので、出口で再入場する気のない人から譲ってもらい、会場近くで再販している近所の悪ガキども(小中学生)がいっぱいいました。
まあ、とりあえず共産党の集いだしな…そういうのを野放しってのもありかな…ってなんとなく納得してみたり。
この入場券、当時は60〜70フラン(10ユーロ前後、日本円だと1300円前後)だったと記憶していますが、サイトで調べたら今年は15ユーロ!たっか〜〜〜!…って、年々物価が上がっているんだから当たり前か…。
それにしてもやっぱりあれからずいぶん月日が経ったのね…と実感。ちょっぴりノスタルジー。
で、事情もよくわかってないくせに何故わざわざそんなところまで行ったかというと、当時アパートをシェアしていたフランス人の男の子のバンドが参加すると言うので、もうひとりのシェアメイト(日本人の女の子)と出向いてみたのでした。しかし、会場があんなに広いとは知らず、どこでコンサートをやっているのかもわからず、なんとなくうろうろして、テントでムール貝を食べビールを飲み(意外に高かった覚えが)、チェ・ゲバラが大写しになっている前で何やら演説している人を尻目に、早々に引き上げたのでした。
ああ、なるほどこれがフランス共産党…と感じたのは、赤が基調なことと、酔っ払ってご機嫌の、今でいうジョゼ・ボヴェみたいな雰囲気のおっさんたちがいたこと…かな。(すごい表面的。)

la-f-te-de-l-humanite-pb.jpg思い出話はさておき、今年はニュースでその様子を見ました。
フランスで人気のMICKEY 3Dのコンサートがあり、かなり盛り上がったようです。しかもサイトをみたらTHE OFFSPRING、ASIAN DUB FOUNDATION、EMIR KUSTURICA&THE NO SMOKING ORCHESTRAなども出演。すごいなー。

そしてやはり共産党の集いである以上、討論も行われるし、政治家たちも呼ばれる。
ということで、社会党のファビウス氏(結局この人、社会党を離脱してないのね。ちょっと状況が把握できません。)が参加。
何故この人が?…それは、ヨーロッパ憲法国民投票でNON支持者であったから。全党一致でNONを掲げた共産党は、国民投票の結果でちょっと勢いづいています。というか勇気づけられたのかもしれません。ここ数年(どころかソ連崩壊以来でしょうが)、勢力が目に見えて弱まっていましたし。共産党はこの勢いを2007年の大統領選まで持続させたいようです。laurent-fabius.jpg
しかし、会場に現れたファビウス氏は、罵声や冷やかしなどのブーイングを浴び、唾を吐かれ生卵を投げつけられるという混乱した状況に出迎えられました。党首であるビュッフェ女史(この討論に参加する予定ではなかった)が舞台に現れ、マイクをとって事態を鎮めなければならなりませんでした。
その後、討論は平常の雰囲気で問題なく行われたようで、ファビウス氏は終了後、報道陣を前に「非常に熱い」雰囲気を賞賛したそうです。

また、社会党でやはりNONを掲げたメランション議員も招待されていました。
そして同じ共産主義思想のLCRより、リーダーのブザンスノ君も参加、歓声と拍手で迎えられたそうです。

共産党と更に左寄りのLCR、LOは、社会党が中道寄りになっていることを以前より批判していますが、5月29日の国民投票への立場も異にした社会党との関係、NONを支持した左派の連帯がどうなっていくかが、彼らのこれからの課題の焦点のようです。

参照:Yahoo Franceより
「Fete de l'Huma: la construction de la gauche alternative en debat」(AFP)
「Fabius accueilli par des sifflets a la fete de l'Humanite」(AFP)
    Le Mondeより
「A la fete de l'Humanite, le parti communiste se pose en rassembleur des gauches」

【2005/09/10】 | actu de la societe francaise 〜フランス社会事情〜 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
La main sur le coeur pendant la Marseillaise
昨日はワールドカップ予選、フランスチームには大事な試合でした。
(私は外出していて見ませんでしたが。)
敵地でアイルランドと対決、1-0で勝利をおさめ、同グループ1位のスイスと並び、16ポイントを獲得。(って、実は表の見方、よくわからないんだけども…。)

20050909014226.jpgところで、昨日の試合前、メンバー全員が左胸に手をあてて国歌斉唱。
これは昨日の朝、シラク大統領がフランスチームのキャプテン、ジダン選手に「特別にやってくれないか」と電話で直接頼んだとのこと。
大統領への敬意とフランスへの連帯感を示すこの行為に、試合を放映中のTF1の解説者も感動していたとか。

ところが、この電話、実はシラク大統領ではなく、物真似で有名なジェラール・ダアンが「Rire et Chansons」(「笑いと歌」…ってなんて直球なネーミング…)というラジオ局の番組の中でやった冗談だったそうです。

ジェラール・ダアンは、一年前、首相の連絡補佐官が未成年の売春に関与した容疑で逮捕されたときにも、ラファラン首相(当時)にドスト・ブラジー保健相(当時)の物真似をして「知らないうちにブローニュの森(売春婦がいることで有名なところ)で写真を撮られた!」と電話をかけたそう。

シラク大統領からの電話が実は物真似だったとわかり、ドメネク監督はインタビューで、選手達がフランスの観念、大統領への敬意、チームへの情熱などを示した美しい行為だったと思うと述べ、「こんなふうになって(冗談だったことを)残念に思う。あれはフランスチームの偉大なときだった。後悔はしません」「それが可笑しいと思う人に騙されることを受け入れなければいけない」と言いつつも、やはりすっきりしないようで最後に「もう面白がるのはおしまい。もういい。これについてあれこれ言うつもりはない。勝手にしろ」と付け加えたそうです。

それにしても、フランス人って人をだまして面白がるのが好きで、私は趣味が悪いな〜と時々嫌気がさしてしまいます。
フランス人ってどっきりカメラみたいなやつとか大好きですよね。

今回のジョークは許される範囲かなあ〜。でも、人の好意や誠意につけこむような悪ふざけは、見ていてやっぱりあまり気持ちが良くないです。

参照:Yahoo Franceより
「Quand Zidane entend des voix...」
    Le Mondeより
     (ラジオ番組内の録音をダウンロードして聞けます)

「L'equipe de France victime d'un canular telephonique」

追記:レアル・マドリッドの発表によると、ジダンは怪我で3週間休むそうです。
【2005/09/08】 | actu de la societe francaise 〜フランス社会事情〜 | トラックバック(0) | コメント(8) | page top↑
ヴァカンスであってヴァカンスのようでなし
8月の最後に「来週からヴァカンス」と書きましたが、どこへ行くわけでもなく自宅にとどまっております。
何故なら、夏休みの…っていうか二年前からの宿題が終わっていないからだ!
そういうわけで、長期休みを頂いている仕事場の観点から言って「ヴァカンス」なのですが、他の観点から見るとそうとも言えない…のかなあ…。
フランス語だと、賃金稼ぎのための労働をするのも、宿題終わらすための勉強をするも、どっちも「travailler」。
自分としては、一日の時間の使い方に制約がないというだけでかなりヴァカンスな気分なのですが。

しかし宿題にはあまり手がつかず…。わけのわからないストレスだけたまって、無性にBonbon(グミみたいなやつ)とかポテトチップスとか食べたくなってやけ食い。そのわりには動かないので太る。太ることを気にして更にストレスがたまる。やけ食い。という悪循環。
いや、どちらかというと抑圧解放って感じ?こんなジャンクなものを食べてしまうのは。

それはそうと、昨日、アメリカから遊びに来た友人から電話があり夕食のご招待を受けました。彼は日系アメリカ人で、私の父と同じくらいの年齢のおじさま。もう定年退職しています。フランスに来た当初通っていた語学学校で知り合い、日本語のできる彼にずいぶん救われました。
で、今日、彼が泊まっているアパートで夕食をご馳走になりました。奥様の手料理をいただきながら、ワインを飲み、楽しくおしゃべり。
ハリケーン(カトリーナ)のことを尋ねると「ブッシュが大統領になってから、もうニュースはあんまり見ない」とのこと。Deprimant(意気消沈させられる)だから、だそうです。ハリケーン被害については言葉少なく、興味がなかったのか話したくなかったのか。(多分後者。)
ちなみに彼はサンフランシスコ在住。シュワルツネッガーが知事のカリフォルニア州。そういや同性愛結婚でも話題になったところだなあ。自由なイメージ。彼と話していると、時々「アメリカっていいなあ〜」と羨ましく思います。

終電前には帰宅して、机の上の開きっぱなしの本を眺めやり、今日も全然進まなかったなあ〜とか思いつつも反省の色なし。
明日からやろうっと。

そういうわけで、更新が減る…かも…です。
【2005/09/07】 | journal perso 〜個人的日記〜 | トラックバック(0) | コメント(7) | page top↑
L'universite d'ete : FN et Les Verts
UMP、PS以外の政党で、夏の集会(「夏季大学」というのでしょうか)関連の記事を拾ってみました。

まずはFN(国民戦線)。
8月26日から28日の間、ボルドーで夏季の党大会が開かれました。
他のすべての党と同じく、党員達の間でささやかれた問題は、次期大統領選の候補者選抜について、だったようです。
現在、党首のジャン=マリー・ル・ペン氏がすでに77歳(大統領選が行われる2007年には79歳)なので、次の出馬はそろそろ他に譲らざるをえないのでは…と考える人が多くても不思議ではないはず。そこで、ナンバー2のブリューノ・ゴルニッシュ氏か、ル・ペン氏の愛娘であるマリンヌ・ル・ペン女史か?という緊張関係があるらしいです。
ところが、夏の集会ではル・ペン氏が自ら出馬すると表明。一旦、党内の雰囲気は落ち着いたようです。
しかし、党大会に参加しなかったオランジュ市市長、ジャック・ボンパール氏が個別に地元で開いた集会で、自分の属するFNの党首を批判。これを受けて、FNはボンパール市長を党から除名することを決定。
Gollnisch.jpgまた、集会のすぐ後に、ゴルニッシュ氏が「反人種差別主義」について「この偽宗教は全く『民衆の麻薬』である」「人間の防衛免疫を低下させるものであり、『精神のエイズ』という名がふさわしい」と発言。PSから批判の声があがっています。
余談になりますが、ゴルニッシュ氏はリヨン第三大学で教鞭を執っていましたが、歴史修正主義を擁護し、2004年10月に「ガス室を否定しはしないが、私はこの問題の専門家ではないので、歴史家に議論を任せる。この議論は自由になされるべきだ」と発言したため、提訴され、大学で講義を行うことを禁止されました。9月6日の午前、リヨンの裁判所でこの訴訟が行われる予定だったのですが、ゴルニッシュ氏がヨーロッパ議員特権を申請したため、延期となりました。もしブリュッセルのヨーロッパ議会でゴルニッシュ氏の特権が認められれば、訴追は無しということになります。

続いてLes Verts(緑の党)。
8月26日から28日の3日間、グルノーブルにて。
PSと同様、ヨーロッパ憲法についての国民投票をきっかけに内部分裂が生じたようですが、PSと違って声高にそれについての議論が行われた様子です。
また、やはり大統領選候補者について報道されており、現党首イヴ・コシェ氏、前回大統領選に立候補したノエル・マメール氏、元環境相のドミニック・ヴォワネ女史の3名が有力のようです。
反グローバリズムの運動家として有名なジョゼ・ボヴェ氏は、Verts・PCF(共産党)・LCR(革命的共産主義者同盟)・労働組合などの左派連帯候補者として出馬したかったようですが、Vertsは「党から一人だけ候補者を立てる」とお断りしたそうです。

参照:Yahoo Franceより
「Le maire d'Orange Jacques Bompard critique la direction du FN 」(AFP)
    Le Mondeより
「Bruno Gollnisch definit l'antiracisme comme un "sida mental"」
「Noel Mamere "disponible" pour etre candidat des Verts a la presidentielle」
    Liberationより
「Chambres a gaz : Gollnisch joue la montre」
    Nouvel Observateurより
「Les Verts preparent la presidentielle 」
【2005/09/06】 | actu de la societe francaise 〜フランス社会事情〜 | トラックバック(0) | コメント(9) | page top↑
L'universite d'ete : PS
前の記事に続きます。

UMPに対する最大野党であるPSは、先々週の週末(8月27日・28日)に既にラ・ロシェルにて集会を終えています。
PSへの関心事といえば、ヨーロッパ憲法に関する国民投票で党の意向に従わず反対へ投票するよう運動した反抗分子の存在が浮き彫りになり、しかも国民投票の結果で反対が勝ってしまったことで生じた党の内部分裂です。しかし、今回の大会でオランド書記長は「PSはひとつ」と延べ、11月にル・マンで行われる総会へ問題は先送りにされています。

ところで、ヨーロッパ憲法への「Non」を呼びかけたことで、党を牽引する他の党員たちと袂を分けたファビウス氏。書記長演説の前にラ・ロシェルから早々に退散。大統領選出馬について聞かれると、「私だけが候補者だと明らかになっているわけではない」と返答。その他、PS内有力候補は、オランド書記長はもちろんのこと、DSKことドミニク・ストラス=カーン氏、マルティンヌ・オブリー女史、ジャック・ラング氏。その中で、最近行われた世論調査の結果(8月25日・26日、960名を対象にIFOPが行ったもの)によると、ジャック・ラング氏がPSの一番よい候補者と考えられているとか。当のラング氏は自らが候補者であることを公式に認めました。

20050905233341.jpgまた、2002年の大統領選一次選挙で敗れ、早々に引退してしまったジョスパン元首相がラ・ロシェルを訪れ、報道されていましたが、調査(8月30日・31日、868名を対象に行われた電話調査)によると、フランス人の53%が「彼に政治舞台に戻って来て欲しくない」そうです。PS支持者の間では、40%が彼の復帰を願っているそう。こうした調査が時々行われていますが、どうやらジョスパン元首相の復帰を期待する声は減ってきているようです。

参照:Yahoo Franceより
「François Hollande ne craint pas une scission du PS 」(AFP)
「Retour de Lionel Jospin: 53% des Francais sont contre, selon un sondage」(AP)
    Le Mondeより
「Candidature "irreversible" de Jack Lang, le mieux place au PS pour la presidentielle 2007」
【2005/09/05】 | actu de la societe francaise 〜フランス社会事情〜 | トラックバック(0) | コメント(4) | page top↑
L'universite d'ete : UMP
新年度に向けての各党、夏の決起大会(とういのでしょうか?)が終わったようです。

といっても、UMPは少し遅く、この週末(9月3日、4日)でした。
大西洋岸のラ・ボールというところで行われ、ド・ヴィルパン首相とサルコジUMP党首が海辺のホテルで朝食を共にする場面などが報道されていました。
UMPに属するシラク大統領が金曜の夜に緊急入院するというハプニングがあり、また、以前からド・ヴィルパン首相とサルコジ内相のライバル関係や、UMP党首としてのサルコジ氏の大統領選への野心が注目されていたこともあり、今回の夏のUMP集会に関するニュースは、他の政党集会よりも多かったような気がします。

さて、ド・ヴィルパン首相は今後の具体的な政策について発表したばかりですが、彼が「フランスの模範」を「真直ぐに立てなおす」ことを目標とすると言ったのに対し、サルコジUMP党首はそれを「新しく作り出す」こと、「今までの30年と決別する」ことを目指すと述べました。
20050904235859.jpgメディアはこの辺りに二人の間のライバル関係が表れていると指摘。
何より、サルコジ氏の党首演説で「UMPは内閣の後ろにいるのではなく、展望を定めるため、(中略)内閣の前にたっている」と強調するあたりや、来るべき大統領選に触れ「私は共に勝つこと、共に負けることを知っている」と述べるあたり、ド・ヴィルパン首相よりも優勢であることを示そうとしたような印象を受けました。
(内相である限り、内閣ではド・ヴィルパン首相よりも下だが、党の中では党首のサルコジ氏の方が優位。また、ド・ヴィルパン首相は選挙に出馬したことが一度もない。以前にもサルコジ氏は「普通選挙を経験したことのない人物を全面的に信頼することはできない」と発言したことも。)
大統領選に出馬する人物を選ぶのは党の意向で、としながらも、シラク大統領が入院した今となっては3期目への出馬の可能性は当然薄れるわけで、サルコジ氏に有利なったことは明白。自分が候補者に選ばれることに自信満々な気がします。
ただ、サルコジ氏は最近、奥さんの浮気をパリ・マッチ誌にスクープされ、傷心であるとかないとか。以前から不仲説は噂されていたのですが。

それに対して、先日の記事にも書いた通り、ド・ヴィルパン内相は大統領選への出馬は考えていないとのこと。

参照:Le Mondeの記事
「Sarkozy impulse une strategie presidentielle fondee sur un discours de rupture」
【2005/09/04】 | actu de la societe francaise 〜フランス社会事情〜 | トラックバック(0) | コメント(6) | page top↑
Star Ac 5
9月になり、TV番組も再編成です。
といっても通常に戻った、という感じですが。

20050904011437.jpg昨日から民放TF1で「Star Academy」が始まりました。
すでに5回目を迎える人気番組です。

この番組はいわゆるリアリティーショーで、一般公募の中から選ばれた若者達が田舎のお城にこもって一緒に生活しながら、ダンスや歌、演劇のレッスンを受けます。毎週行われるテストでリストアップされた落ちこぼれ生徒の中から、視聴者の投票の結果で一人ずつ落選、最後に残った勝者は歌手としてデビューできるという番組。

近年、こういった形式の番組が多いですね。先日の記事に書いた「Top Model 2005」然り。選抜ゲーム。また、イギリスで「Big Brother」がブレイクして以来、フランスでも「Loft Story」(M6)に始まり、「Nice people」、「La ferme de celebrites」(共にTF1)といった、集団生活を隠しカメラで追うというリアリティーショーが定着しました。
「Star Academy」はそれに「スター誕生」(古っ)的な要素が混じったものです。

でもこの番組、私はぜぇ〜〜〜んぜん興味がなくて、見たことがないんですよねー。
最初の勝者、ジェニファーはデビューしてから知ったくらいだし。2番目のノルウェンは、番組でちらっと見ていたので知っていましたが、3番目のエロディーは風の噂で聞いた程度。4番目のグレゴリーにいたっては、今回5回目の前振りで知って「えぇっ、エロディーの後にまたStar Academyってやってたんだっけ?」と驚いたくらい無関心でした。

とはいえ、5回目まで続くくらいだから、その人気は相当なものだろうし、応募者の数もハンパじゃなさそうです。となると、番組側も選択の幅が広がるわけで。
昨日、たまたま最初のメンバー紹介をちらちらっとザッピングしながら見ていたのですが、顔ぶれがバラエティーに富んでいます。(まあ今回に限らず毎回そうなのかもしれませんが、なんせ見たことがないもので…。)二人で一人分の候補者として参加する双子あり、ヴァイオリンを弾きながら歌う女の子(どっちも上手)あり、セミプロの37歳あり、幼少の頃からダンスを習っている、または歌を習っている女子高校生たちあり。また、ベルギー人、カナダ人もいました。そしてお約束のように入っているのが、金髪の美人タイプ、美男タイプ、ブラック、ナルシスト。なんだか楽しそうです。


でもやっぱり私は見ないと思います。
【2005/09/03】 | actu de la societe francaise 〜フランス社会事情〜 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
L'evacuation des squats et l'origine de l 'incendie du XIIIe
昨日、パリの2つの建物を不法占拠していたアフリカ系家族が警察により強制退去させられました。一つは14区、もう一つは19区の建物です。
それぞれの建物に約70人ずつが住んでおり、以前から早急に立ち退くよう勧告されていたようです。

この強制退去に対して、左派や人道的支援団体から批判が相次いでいます。
社会党のロジェ・マデク19区区長は、「退去が行われた建物は不衛生ではなかった」「消火器がいたるところに配置されていたし、非常口も作られた。避難訓練もしている」とし、今回の警察の出動を「情けない、惨め」と批判。更に、退去させられた家族は今年の終わりか翌年の初めには他の住居に移る計画があり、19区区役所は警察庁にその旨を知らせてあったとのこと。
また、サルコジ内相が「不法占拠されている全ての危険な建物を閉鎖する」という意向を発表してからたった3日で行われた強制退去。社会党のピエール・カスタノー14区区長は内閣の実行力を印象づけるためのパフォーマンス要素を批判。「新学期の第一日目の朝、子供たちが登校準備をしているというのに行われた警察の介入」の合目的性について疑問を表しています。
また、ピエール神父の支援団体からは、「安全のための早急な退去はのぞましい」としながらも、「どんな方法でもよいわけではない」「登校一日目の準備をしてカバンを背負った子供たちがいたのに」と批判。

14区の建物の所有団体SOFERIMによると、「建物の不法占拠者に他の住居を提案したが、14区から遠いということで拒否された」とのことですが、それにしてもやはり「新学期の一日目、登校準備をしている子供」がいるという状況での介入は批判の的になったようです。もうちょっと日を選べなかったのか…その辺りにサルコジ内相の不器用さをみる思いです。

それとは別に、13区の火災原因について、犯罪の可能性が高いと発表されました。
捜査の最初に、発火現場に電気回路がなかったのでそのショートという可能性は打ち消され、また、火のまわりが速かったことから、煙草の火の不始末という可能性も排除されたようです。
逆に、3区の火事は事故の可能性が高いそうです。

どちらにしても、連続で起こった火事が住居に困っている家族の問題へ、そしてそれが強制退去へつながったということの関連性に多少の疑問を感じます。

参照:Yahoo Franceより
「Deux squats parisiens evacues」(AP)
「Incendie du XIIIe arrondissement parisien: la piste criminelle privilegiee 」(AP)
【2005/09/03】 | actu de la societe francaise 〜フランス社会事情〜 | トラックバック(0) | コメント(0) | page top↑
ジェラール・ドパルデューにも隠し子!
Depardieu.jpgPPDAに続き、フランスの俳優、ジェラール・ドパルデューが隠し子がいることを「パリ・マッチ」誌に告白。

彼の隠し子は女の子、13歳のロクサーヌちゃん。
お母さんはモデルのカリンヌ・シラ。俳優ヴァンサン・ペレーズの奥様です。

うーむ、生物学的父も義理の父も俳優、お母さんはモデル…。生まれも育ちも芸能人家族って感じ?しかも、お父さんは二人とも超有名だし。
音楽が大好きで、ピアノ、ギター、ベースを弾き、ロックやメタルに情熱を傾けているというロクサーヌちゃん。演劇にも興味があるらしいですが、今のところは人に知られる存在になりたくないとのこと。

しかし、ロクサーヌちゃんが生まれたとき、ヴァンサン・ペレーズは病院に会いに行ったというし、なんだか家族の状況がよく把握できな〜い!
ま、いいんですけど。

インタビューの最後にドパルデューは「もう辞めようと思う、全て売り払うつもり。愛する人たちに会いに行きたい」と言ったそうで。引退ってこと??

仕事先でこの話をしてたとき「お〜〜〜くさ〜〜ぬ♪」と歌ったら誰もリアクションを返してくれなかった…。くすん。ポリスやのに。スティングやのに。

参照:Yahoo Franceの記事
「Gerard Depardieu presente sa fille Roxane dans Paris-Match」


20050902234431.jpg
ところで、私は、ジェラール・ドパルデューの一番のはまり役ってやっぱりオべりクスかなあ〜と思います。

【2005/09/02】 | actu de la societe francaise 〜フランス社会事情〜 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
C'est la rentree!
9月1日!
やっぱり「新学期」って感じがします。
今朝、地下鉄の切符売り場は長蛇の列でした。まあいつも月の初めはそうなんだけど、今日は更に混んでいたような気がします。あくまでも気がするだけかもしれませんが。
学校(大学を除く)は明日から新年度が始まります。

050901194304.dcmnrvpu0_dominique_de_villepin_en_conference_de_presse_le_1b.jpg今日はド・ヴィルパン首相が休暇明けの政治プランをしました。
首相の就任し内閣再編成から100日で効果をあげると言っていましたが、フランスの苦境がそう簡単に持ち直すはずがないわけで。その100日目が9月8日にあたります。その日を前に、首相は7・8月の失業率の低下に「最初の結果」と満足を表明しました。

さて、今日発表された計画によると、個人または家族への援助・支援金が追加されるようです。以下、箇条書きにします。

*石油による暖房を設置している家族へ75ユーロの小切手配布
  これは所得が課税対象以下の家族に限ります。
  石油の高騰への対処です。
*雇用手当て(La prime pour l'emploi)が50%アップ
  今まで、所得が課税対象に達しない家族に配当されていた雇
  用手当ては一年に一度支払われていたのですが、これが月割
  になり、配当額もアップします。
* 再就職手当て(La prime de reprise d'une activite )
  長期間失業していた人が再就職した場合、手当てが出ます。
  ただし、逆に再就職や職業研修を拒否した場合や闇労働が
  発覚した場合は、はそれまで得ていた援助(失業手当など)が
  打ち切られます。
*2007年からの所得税率の引き下げ
  2007年に申告し徴収される所得税(つまり2006年の収入にか
  かる税金)から、税率対象分割が現行の7から4区分になり、
  収入額によっては税率が下がります。主に中産階級を対象に、
  税率が下がるようです。


こんなところでしょうか。
ちなみに、ド・ヴィルパン首相は、大統領選への出馬について「全く考えていない」と表明。サルコジ内相とのライバル関係も否定、寧ろ「補足的関係」であり、今のところは「フランス国民のために尽力する」ことしか頭にない、とのこと。

参照:Yahoo Franceの記事
「Face aux defis, Villepin enclenche la phase II de son gouvernement」 (AFP)
「Villepin: "je n'ai aucune ambition presidentielle"」 (AFP)
    Le Mondeの記事
「Les mesures du plan de "croissance sociale" version Villepin」

※9月2日 わずかに修正。
【2005/09/01】 | actu de la societe francaise 〜フランス社会事情〜 | トラックバック(0) | コメント(2) | page top↑
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